JP3155912B2 - 電気機器における感電防止回路 - Google Patents

電気機器における感電防止回路

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JP3155912B2 JP24092095A JP24092095A JP3155912B2 JP 3155912 B2 JP3155912 B2 JP 3155912B2 JP 24092095 A JP24092095 A JP 24092095A JP 24092095 A JP24092095 A JP 24092095A JP 3155912 B2 JP3155912 B2 JP 3155912B2
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流電源を入力
とする電気機器の筐体内に設けられている電力変換装置
出力側の出力線と筐体間に存在する浮遊容量および
の入力側と前記筐体間に存在する浮遊容量により筐体
に発生する電圧を低減し、筐体が接地されていなくても
人体の感電を防止する回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6は筐体1内に電力変換装置2と負荷
3を有する電気機器4の一例である。筐体1とは主とし
て鉄板等の導体で構成され電気的に同電位で、電気部品
を取り付け、収納する容器である。電気機器4は交流電
源5の例えばS相を接地した3相交流電源R1、S1、
T1に漏電遮断器6を接続し、電力変換装置2の入力R
2、S2、T2に接続する。電力変換装置2は一般的に
は交流電圧を整流し、直流電圧に変換してからスイッチ
ング素子により負荷3に所望の電圧波形を出力する。例
えば図6の電力変換装置2はダイオード10〜15によ
り入力R2、S2、T2の電圧を整流し直流電圧に変換
する。この直流電圧は大容量のコンデンサ16により平
滑され一定の直流電圧になる。スイッチング素子20〜
25は例えばPWM制御(パルス幅変調制御)により高
い周波数でスイッチングし出力U1、V1、W1に低い
周波数の正弦波等の波形を出力する。負荷3は例えばモ
ータ等であればPWM制御の高い周波数には応答せず、
低い周波数の正弦波の電圧により駆動される。負荷3は
筐体1に取り付けられ、筐体1は、通常は接地端子Eに
接続され接地(アース)される。従来の電気機器4は以
上のように構成されている。
【0003】次に、感電が起きる原因について説明す
る。電力変換装置2の出力U1、V1、W1は配線距離
が長いと筐体1との浮遊容量が存在する。また負荷3の
入力端子U2、V2、W2も筐体1との浮遊容量が存在
する。例えばモータ等の負荷3の場合は2000〜50
00pFの浮遊容量が存在する。これらの浮遊容量を出
力U1、V1、W1それぞれにCu、Cv、Cwとし、
それぞれの浮遊容量に流れる漏洩電流をiu、iv、i
wとすると、例えば出力U1の浮遊容量Cuに対して流
れる漏洩電流iuは出力U1と筐体1との間の電圧の変
化により決まる。この漏洩電流iu、iv、iwの合計
電流ieは筐体1の接地端子Eが接地してある場合漏洩
電流として流れる。そして、同一の電流値の電流が零相
電流として入力R2、S2、T2を流れる。従って、出
力U1、V1、W1の電圧変化が漏洩電流iu、iv、
iwとなり、接地への漏洩電流と3相交流電源5の各相
電流の合計である零相電流になる。もし筐体が接地され
ていない場合は、筐体が接地に対して電圧を持ち、人体
が接触すると感電する恐れがある。特に負荷3の浮遊容
量Cu、Cv、Cwが大きく、電力変換装置2のスイッ
チング周波数が高いほど電圧が高くなり危険である。ま
た人体が接触した時の漏洩電流も大きい。
【0004】図7は図6の従来の電気機器4の各部の波
形である。(a)の30は3相交流電源5のR1−S1
間の電圧波形である。同様に31はS1−T1間、32
はS1の電圧波形である。この3相交流電源5はS1が
接地してあるので図7(a)の32のS1の電圧はゼロ
である。(b)は電力変換装置2の3相交流を整流後の
電圧波形である。33はプラス側Pの電位、34はマイ
ナス側Nの電位である。35はPとNの中間の電圧を示
す。PとN間の電圧は大容量のコンデンサ16により一
定であるが、ダイオード10〜15の導通する位相によ
り電力変換装置2の接地に対する動作電圧は35のよう
に歪んだ低周波の交流電圧となる。スイッチング素子2
0〜25はそれぞれがスイッチングすることにより出力
をPの電位かまたはNの電位に高い周波数で切り換え
る。例えばスイッチング素子20がONすれば出力U1
はPの電位になり、スイッチング素子21がONすれば
出力U1はNの電位になる。従って出力U1はPWM制
御の高い周波数(キャリア周波数)で電位が変化する。
このように、出力U1、V1、W1はPとNが3相交流
電源の電圧により図7の(b)33、34のように変化
する低周波の電位変化に加えてスイッチング素子20〜
25のスイッチングによる高い周波数で電位が変化す
る。3相交流電源5の線間電圧が200Vの場合PとN
の電圧差は270V程度になる。
【0005】図7(b)の36の部分を拡大したものを
図8に示す。(a)は出力U1の電圧波形であり、スイ
ッチング素子20と21が交互にスイッチングした波形
40である。この波形40は例えばキャリア周波数15
KHzのほぼ矩形波になる。この電圧波形40のスイッ
チング時41の部分は電圧変化が急峻であるため浮遊容
量Cuに流れる漏洩電流iuの電流波形は、接地端子E
が接地してある場合(b)42に示すようにピークが1
〜2A以上にもなる大きな漏洩電流が流れる。また、図
7(b)の36の部分はP、Nの電位が上昇している期
間であるので、図8(b)の43の部分は浮遊容量Cu
に流れる漏洩電流iuの電流波形としてはプラスの電流
が流れるが、電圧変化が遅いので漏洩電流は僅かであ
る。従って漏洩電流の大部分はスイッチング素子20〜
25が高周波でスイッチングすることにより発生し、小
さな浮遊容量であっても大きな漏洩電流が流れる。従っ
て、筐体1が接地されていない場合、人体が接触すると
図8(a)の波形40の電圧が浮遊容量Cu、Cv、C
wを通してかかり最悪の場合(b)の電流が流れるので
感電する危険があった。
【0006】〈従来の技術に関する文献〉従来の技術に
関する文献としては以下のものがある。 1.小笠原、藤田、赤木:「電圧型PWMインバータが
発生する高周波漏れ電流のモデリングと理論解析」、電
気学会論文誌D(産業応用部門誌)Vol.115−
D,No.1,P.77〜83,1995 2.清水、胡、木村、広瀬:「交流中性点電位変動の抑
制による高周波漏洩電流の低減法」、電気学会研究会・
半導体電力変換研究会SPC−95−31,1995年
6月9日 3.公開実用新案公報 昭62−88484「漏電防止
装置」
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の電気機器4は以
上のように構成されているので筐体1が接地されていな
い場合や、接地が不完全な場合、接地線が外れたり切れ
たりした場合人体に高周波の漏洩電流が浮遊容量Cu、
Cv、Cwを通してかかり感電する危険があるという問
題点があった。また、接地端子Eに流れる漏洩電流が多
く、JIS−T1002やUL1283等の規制に適合
しないという問題点があった。また、3相交流電源5の
R1、S1、T1と電力変換装置2の入力R2、S2、
T2との間に設けた漏電遮断機6の零相変流器7には上
記漏洩電流と同一の電流が流れるので増幅部8により引
き外しコイル9を動作させ回路を遮断してしまう。漏電
遮断機6は一般的に作動電流は30〜100mAである
ので電力変換器2のスイッチング周波数が高く、負荷3
の浮遊容量が大きいほど漏電遮断機6はこの高周波の漏
洩電流で誤動作してしまうという問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、筐体内に高周波でスイッチング
する電力変換装置とこれに接続した浮遊容量を有する負
荷を備えた電気機器に人体が接触した時の接地に対する
筐体の電圧を低減するための電気機器における感電防止
回路を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
電気機器における感電防止回路は、電力変換装置の入力
の接地線と電力変換装置の出力側の出力線との間の電
圧を反転し、前記反転出力と筐体との間に接続したコン
デンサに流れる電流を負荷の浮遊容量に流れる漏洩電流
と逆方向で同一の電流値とし、両者の電流の合計がゼロ
になるようにして接地に対する筐体の電圧を低減し、感
電を防止するものである。
【0010】請求項2の発明にかかる電気機器における
感電防止回路は、電力変換装置の出力の電圧の和が交流
電源の接地線の電位と同じになるように電力変換装置の
入力の電位を制御し、出力から浮遊容量を通って筐体に
流れる電流の合計がゼロになるようにして接地に対する
筐体の電圧を低減し、感電を防止するものである。
【0011】請求項3の発明にかかる電気機器における
感電防止回路は、電力変換装置の出力側の出力線から浮
遊容量を通って筐体に流れた電流を、電力変換装置の入
の接地線と筐体間に接続したコンデンサを通り電力
変換装置に戻るようにして、接地に対する筐体の電圧を
低減し、感電を防止するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】この発明の電気機器における感電
防止回路は、筐体1内に高周波でスイッチングする電力
変換装置2とこれに接続した浮遊容量を有する負荷3を
備えた電気機器4において、第1、2実施例は電力変換
装置2の出力と交流電源5の接地線との間の電圧を反転
し、前記反転出力と筐体との間に接続したコンデンサに
流れる電流を負荷の浮遊容量に流れる漏洩電流と逆方向
で同一の電流値とし、両者の電流の合計がゼロになるよ
うにして接地に対する筐体の電圧を低減し、感電を防止
するものである。また、第3、4実施例は電力変換装置
の出力の電圧の和が交流電源の接地線の電位と同じにな
るように電力変換装置の入力の電位を制御し、出力から
浮遊容量を通って筐体に流れる電流の合計がゼロになる
ようにして接地に対する筐体の電圧を低減し、感電を防
止するものである。また、第5実施例は電力変換装置の
出力から浮遊容量を通って筐体に流れた電流は、電力変
換装置の入力の接地線と筐体間に接続したコンデンサを
通り電力変換装置に戻るようにして、接地に対する筐体
の電圧を低減し、感電を防止するものである。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 〈第1実施例〉図1に示す電気機器4に適用した電気機
器における感電防止回路は、この発明の第1の実施例で
ある。図において、トランス46、47、48の1次側
をそれぞれ出力U1、V1、W1と電力変換装置2の入
力の接地線S2間に接続する。トランス46、47、4
8の2次側の電圧を極性を逆に接続することにより反転
させ、それぞれ端子X、Y、Zと電力変換装置2の入力
の接地線S2間に接続する。端子X、Y、Zと筐体1間
にはそれぞれコンデンサC1、C2、C3を接続する。
トランス46、47、48の一次と二次の巻数比を1:
1とすればコンデンサC1、C2、C3の静電容量は浮
遊容量Cu、Cv、Cwと同じ値に設定する。第1実施
例の電気機器における感電防止回路は以上のように構成
されている。
【0014】電力変換装置2の出力U1、V1、W1の
電圧は図7(b)のプラス側Pの電位33と、マイナス
側Nの電位34の間を高い周波数のPWM制御によるス
イッチングで電圧が変化する。すなわち、低周波と高周
波の電圧変化が重なっている。この電圧を図8(a)に
示す。この電圧変化により浮遊容量Cu、Cv、Cwに
流れる電流iu、iv、iwは(b)に示す通りであ
る。この第1の実施例によるトランス46、47、48
で反転した端子X、Y、Zの電圧を(c)44に示す。
この端子X、Y、Zに接続されているコンデンサC1ま
たはC2またはC3に流れる電流ix、iy、izを
(d)45に示す。この電流は(b)の42と同じ電流
値で極性が逆になっている。すなわち(b)の42と
(d)の45の電流を合成すると(e)46に示すよう
に電流は打ち消し合ってゼロになる。
【0015】筐体1の接地端子Eに流れる漏洩電流ie
はiu、iv、iw、ix、iy、izの和である。i
uとivとiwはそれぞれixとiyとizと同一電流
で極性が逆であるからこれを全て合計した漏洩電流ie
はゼロである。このようにトランス46、47、48に
より出力の電圧を反転させ、浮遊容量Cu、Cv、Cw
に流れる電流と同じ値で極性が逆の電流を流すことによ
って漏洩電流をゼロにすることができる。従って、筐体
1が接地されていない場合でも筐体1の電圧はゼロであ
り、筐体に人体が接触して感電することはなく、電気機
器における感電防止回路が得られる。
【0016】また、この実施例では単相トランス46、
47、48を使用したが、3相トランスを使用しても同
等の効果が得られる。また、これらのトランスは低周波
と高周波が同時に流れるので一次と二次間の結合度が高
く、高周波特性の良いものが良い結果が得られる。具体
的にはフェライトコアに一次と二次を接近して巻いたト
ランスが実用的である。また、図1の電力変換装置2の
ダイオード12と13にそれぞれコンデンサ17と18
を並列に接続すると電気機器における感電防止回路の効
果が高くなる。
【0017】以上のようにこの発明による電気機器にお
ける感電防止回路はトランスとコンデンサによる簡単な
構成で漏洩電流をゼロにすることができ、また筐体が接
地されていない場合でも筐体の電圧はゼロであり、筐体
に人体が接触して感電することはないという優れた効果
を奏する。
【0018】〈第2実施例〉図2に示す電気機器4に適
用した電気機器における感電防止回路は、この発明の第
2の実施例である。図において抵抗Ru、Rv、Rwの
一方をそれぞれ出力U1、V1、W1に接続し、他方を
全て増幅器26の負入力端子27に接続する。増幅器2
6の出力50と負入力端子27間に抵抗Roを接続す
る。増幅器26の正入力端子28を電力変換装置2の入
力の接地線S2に接続する。増幅器26の出力50と筐
体1間にコンデンサCoを接続する。抵抗Ru、Rv、
Rw、Roが同じ値の時コンデンサCoの静電容量は浮
遊容量Cu、Cv、Cwと同じ値に設定する。第2実施
例の電気機器における感電防止回路は以上のように構成
されている。
【0019】電力変換装置2の出力U1、V1、W1の
電圧は図7(b)のプラス側Pの電位33と、マイナス
側Nの電位34の間を高い周波数のPWM制御によるス
イッチングで電圧が変化する。すなわち、低周波と高周
波の電圧変化が重なっている。この電圧を図8(a)に
示す。この電圧変化により浮遊容量Cu、Cv、Cwに
流れる電流iu、iv、iwは(b)に示す通りであ
る。この第2の実施例による増幅器26で反転した出力
電圧Voを(c)44に示す。この電圧44に接続され
ているコンデンサCoに流れる電流ioを(d)45に
示す。この電流は(b)の42と同じ電流値で極性が逆
になっている。すなわち(b)の42と(d)の45の
電流を合成すると(e)46に示すように電流は打ち消
し合ってゼロになる。
【0020】筐体1の接地端子Eに流れる漏洩電流ie
は浮遊容量Cu、Cv、Cwに流れる電流iu、iv、
iwとコンデンサCoに流れる電流ioの和であり、同
一電流で極性が逆であるからこれを全て合計した漏洩電
流ieはゼロである。このように増幅器26により出力
の電圧を反転させ、浮遊容量Cu、Cv、Cwに流れる
電流と同じ値で極性が逆の電流を流し漏洩電流をゼロに
することができる。従って、筐体1が接地されていない
場合でも筐体1の電圧はゼロであり、筐体に人体が接触
して感電することはなく、電気機器における感電防止回
路が得られる。
【0021】またこの実施例では抵抗Ru、Rv、Rw
の電流を合計し一つの増幅器26と一つのコンデンサC
oで構成したが、抵抗Ru、Rv、Rwのそれぞれに対
し増幅器26とコンデンサCoを3回路使用しても同等
の効果が得られる。
【0022】以上のようにこの発明による電気機器にお
ける感電防止回路はインダクタンスやトランス等の磁性
体を使用せずに、抵抗と増幅器及びコンデンサによる簡
単な構成で接地に対する筐体の電圧をゼロにすることが
でき、磁性体が飽和することがなく、小型、軽量、低価
格のものが得られるという優れた効果を奏する。
【0023】〈第3実施例〉図3に示す電気機器4に適
用した電気機器における感電防止回路は、この発明の第
3の実施例である。図において、3相交流電源5と電力
変換装置2との間にコモンモードチョークコイル29
と、電力変換装置2の入力R2、S2、T2間にコンデ
ンサ30、31、32を接続する。抵抗Ru、Rv、R
wの一方をそれぞれU1、V1、W1に接続し、他方を
全て増幅器26の負入力端子27に接続する。増幅器2
6の出力50と負入力端子27間に抵抗Rpを接続す
る。抵抗Rpは抵抗Ru、Rv、Rwより十分大きい値
とする。例えば10倍の抵抗値に選ぶ。増幅器26の正
入力端子28を3相交流電源5の接地線S1に接続す
る。増幅器26の出力50を電力変換装置2の入力の接
地線S2に接続する。第3実施例の電気機器における感
電防止回路は以上のように構成されている。
【0024】電力変換装置2の出力U1、V1、W1の
電圧は図7(b)のプラス側Pの電位33と、マイナス
側Nの電位34の間を高い周波数のPWM制御によるス
イッチングで電圧が変化する。すなわち、低周波と高周
波の電圧変化が重なっている。この第3の実施例による
増幅器26で反転増幅した出力50の電圧Vpは、出力
U1、V1、W1の電圧の和が3相交流電源5の接地線
S1の電位すなわちゼロになるように電力変換装置2の
入力の接地線S2の電位を制御する。この結果出力U
1、V1、W1の電圧の和がゼロになるので、この電圧
変化により浮遊容量Cu、Cv、Cwに流れる電流i
u、iv、iwの合計はゼロになる。筐体1の接地端子
Eに流れる漏洩電流ieは浮遊容量Cu、Cv、Cwに
流れる電流iu、iv、iwの和であり、この電流はゼ
ロであるから漏洩電流ieはゼロである。従って、筐体
1が接地されていない場合でも筐体1の電圧はゼロであ
り、筐体に人体が接触して感電することはなく、電気機
器における感電防止回路が得られる。
【0025】このように増幅器26により出力の電圧を
反転増幅し、電力変換装置の入力の接地線の電位を、反
転増幅した出力で制御することにより、接地に対する筐
体の電圧を低減し、感電を防止することができる電気機
器における感電防止回路が得られる。
【0026】また、入力S2に接続しているダイオード
12、13にコンデンサ17、18を接続することによ
りダイオード12、13が導通していない位相の期間に
おいても増幅器26の出力により出力U1、V1、W1
の電圧の和をゼロに制御するのを容易にする。また、ダ
イオード10、11、14、15に並列にコンデンサを
接続しても同様の効果を奏する。また、増幅器26の出
力50と電力変換装置2の入力の接地線S2との間にコ
ンデンサ51を挿入し高周波の電流だけを通すことによ
り、電力変換装置2の出力U1、V1、W1の電圧の高
周波の成分のみをゼロに制御し、浮遊容量Cu、Cv、
Cwに流れる電流iu、iv、iwの高周波成分の合計
をゼロにする。低周波成分の漏洩電流は図8(b)の4
3に示したように少ないので全体の漏洩電流も少ない。
また、コモンモードチョークコイル29が低周波成分で
飽和することがなくなり、増幅器26の消費電力も少な
くて済むという効果もある。
【0027】また、この図3に示す電気機器4に適用し
た電気機器における感電防止回路は負荷3が筐体1の外
に設置されていて、筐体1とは別に接地してあっても、
出力U1、V1、W1の電圧の和がゼロになるので、負
荷3の浮遊容量Cu、Cv、Cwに流れる電流iu、i
v、iwの合計はゼロである。従って負荷3が接地され
ていない場合、負荷3のケースに人体が接触しても感電
することはない。
【0028】以上のようにこの発明による電気機器にお
ける感電防止回路はコモンモードチョークコイルとコン
デンサ及び抵抗と増幅器による簡単な構成で接地に対す
る筐体の電圧を低減することができ、小型、軽量、低価
格のものが得られるという優れた効果を奏する。
【0029】〈第4実施例〉図4に示す電気機器におけ
る感電防止回路は、この発明の第4の実施例である。図
において、3相交流電源5と電力変換装置2との間にコ
モンモードチョークコイル52と、電力変換装置2の入
力R2、S2、T2間にコンデンサ30、31、32を
接続する。抵抗Ru、Rv、Rwの一方をそれぞれU
1、V1、W1に接続し、他方を全て増幅器26の負入
力端子27に接続する。増幅器26の出力50と負入力
端子27間に抵抗Rpを接続する。抵抗Rpは抵抗R
u、Rv、Rwより十分大きい値とする。例えば10倍
の抵抗値に選ぶ。増幅器26の正入力端子28を3相交
流電源5の接地線S1に接続する。コモンモードチョー
クコイル52の補助巻線53を増幅器26の出力50と
3相交流電源5の接地線S1の間に接続する。第4の実
施例の電気機器における感電防止回路は以上のように構
成されている。
【0030】この第4の実施例による増幅器26で反転
増幅した出力50の電圧Vpは、出力U1、V1、W1
の電圧の和が3相交流電源5の接地線S1の電位すなわ
ちゼロになるように、電力変換装置2の入力の接地線S
2の電位を制御する。この結果出力U1、V1、W1の
電圧の和がゼロになるので、この電圧変化により浮遊容
量Cu、Cv、Cwに流れる電流iu、iv、iwの合
計はゼロになる。筐体1の接地端子Eに流れる漏洩電流
ieは浮遊容量Cu、Cv、Cwに流れる電流iu、i
v、iwの和であり、この電流はゼロであるから漏洩電
流ieはゼロである。従って、筐体1が接地されていな
い場合でも筐体1の電圧はゼロであり、筐体に人体が接
触して感電することはなく、電気機器における感電防止
回路が得られる。
【0031】このように増幅器26により電力変換装置
の出力電圧を反転増幅し、電力変換装置の入力の接地線
の電位を、反転増幅した出力で制御することにより、接
地に対する筐体の電圧を低減することができる電気機器
における感電防止回路が得られる。
【0032】また、増幅器26の出力50と3相交流電
源5の接地線S1との間にコンデンサ51を挿入し高周
波の電流だけを通すことにより、電力変換装置2の出力
U1、V1、W1の電圧の高周波の成分のみをゼロに制
御し、浮遊容量Cu、Cv、Cwに流れる電流iu、i
v、iwの高周波成分の合計をゼロにする。低周波成分
の漏洩電流は図8(b)の43に示したように少ないの
で全体の漏洩電流も少ない。また、コモンモードチョー
クコイル52が低周波成分で飽和することがなくなると
いう効果もある。また、コモンモードチョークコイル5
2の補助巻線53の巻数を他の巻線と異なる巻数、例え
ば巻数を少なくすることにより、増幅器26の出力電圧
Vpの電圧は低くても良く、半導体で構成する増幅器が
容易に構成できる効果がある。
【0033】また、この図4に示す電気機器4に適用し
た電気機器における感電防止回路は負荷3が筐体1の外
に設置されていて、筐体1とは別に接地してあっても、
出力U1、V1、W1の電圧の和がゼロになるので、負
荷3の浮遊容量Cu、Cv、Cwに流れる電流iu、i
v、iwの合計はゼロである。従って負荷3が接地され
ていない場合、負荷3のケースに人体が接触しても感電
することはない。
【0034】以上のようにこの発明による電気機器にお
ける感電防止回路はコモンモードチョークコイルとコン
デンサ及び抵抗と増幅器による簡単な構成で接地に対す
る筐体の電圧を低減することができ、小型、軽量、低価
格のものが得られるという優れた効果を奏する。
【0035】〈第5実施例〉図5に示す電気機器4に適
用した電気機器における感電防止回路は、この発明の第
5の実施例である。図において、3相交流電源5と電力
変換装置2との間にコモンモードチョークコイル29
と、電力変換装置2の入力R2、S2、T2間にコンデ
ンサ30、31、32を接続する。また、電力変換装置
2の入力の接地線S2と筐体1との間にコンデンサ37
を接続する。コンデンサ37は浮遊容量Cu、Cv、C
wの静電容量より十分大きな値に設定する。例えば0.
1〜1μFに選ぶ。第5の実施例の電気機器における感
電防止回路は以上のように構成されている。
【0036】電力変換装置2の入力の接地線S2は3相
交流電源のS1が接地してあるので低周波では接地電位
である。従ってこのS2と接地端子Eで接地してある筐
体1との間をコンデンサ37で接続しても同電位である
ためほとんど低周波の電流は流れない。また、電力変換
装置2は筐体1とは絶縁されているので、電力変換装置
2の入力R2、S2、T2に対し出力U1、V1、W1
の電圧が変動することにより、浮遊容量Cu、Cv、C
wに流れる電流iu、iv、iwはコンデンサ37を通
り電力変換装置2の入力S2に流れる。電力変換装置2
の入力R2、S2、T2はコンデンサ30、31、32
により高周波的には同電位である。コンデンサ37の静
電容量は浮遊容量Cu、Cv、Cwの静電容量より十分
大きな値に設定してあるので、浮遊容量Cu、Cv、C
wに流れる電流iu、iv、iwは殆ど電流isとして
コンデンサ37を流れ電力変換装置2の内部に流れる。
【0037】また、入力S2に接続しているダイオード
12、13にコンデンサ17、18を接続することによ
りダイオード12、13が導通していない位相の期間に
おいてコンデンサ37を流れる電流isが電力変換装置
2の直流電圧部分に流れるのを容易にし、接地に対する
筐体の電圧を低減する効果を高める。また、ダイオード
10、11、14、15に並列にコンデンサを接続して
も同様の効果を奏する。
【0038】コンデンサ37は浮遊容量Cu、Cv、C
wに比べて比較的大きな容量に設定されているので、電
流isによる端子電圧は小さい。従ってコモンモードチ
ョークコイル29のインダクタンスにより3相交流電源
5側に流れる電流は少ない。また、上記のようにコンデ
ンサ37を流れる低周波の電流も少なく、また高周波の
浮遊容量Cu、Cv、Cwに流れる電流はコンデンサ3
7、17、18を通って電力変換装置2に戻ってしまう
ので、接地端子Eに流れる漏洩電流ieは少ない。従っ
て、筐体1が接地されていない場合でも接地に対する筐
体1の電圧は低く、筐体に人体が接触して感電すること
はなく、電気機器における感電防止回路が得られる。
【0039】以上のようにこの発明による電気機器にお
ける感電防止回路はコモンモードチョークコイルとコン
デンサによる簡単な構成で接地に対する筐体の電圧を低
減することができ、小型、軽量、低価格のものが得られ
るという優れた効果を奏する。
【0040】以上説明した第1実施例〜第5実施例は3
相交流用の電気機器における感電防止回路で示したが、
単相交流用または単相3線式交流用等の電気機器におけ
る感電防止回路であっても同様の回路で同等の効果を奏
する。
【0041】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
第1、2実施例の電気機器における感電防止回路は、浮
遊容量に流れる電流と同じ値で極性が逆の電流を流すこ
とによって、高周波でスイッチングする電力変換装置に
浮遊容量を有する負荷を接続した電気機器の接地に対す
る筐体の電圧を低減にすることができ、筐体が接地され
ていない場合でも、筐体に人体が接触して感電すること
はない。また、トランスとコンデンサまたは抵抗と増幅
器及びコンデンサによる簡単な構成で接地に対する筐体
の電圧を低減にすることができ、小型、軽量、低価格の
ものが得られる効果がある。
【0042】第3、4実施例の電気機器における感電防
止回路は、電力変換装置の出力の電圧の和が交流電源の
接地線の電位と同じになるように電力変換装置の入力の
電位を制御したので、出力から浮遊容量に流れる漏洩電
流を低減することができ、筐体が接地されていない場合
でも、筐体に人体が接触して感電することはない。ま
た、負荷が筐体の外に設置されていて筐体に接続されて
いなくても、負荷3のケースに人体が接触して感電する
ことはない。また、コモンモードチョークコイルとコン
デンサ、抵抗と増幅器による簡単な構成で接地に対する
筐体の電圧を低減することができ、小型、軽量、低価格
のものが得られる効果がある。
【0043】第5実施例の電気機器における感電防止回
路は、電力変換装置の出力から浮遊容量を通って筐体に
流れた電流は、電力変換装置の入力の接地線と筐体間に
接続したコンデンサを通り電力変換装置に戻るので、接
地に対する筐体の電圧を低減でき、筐体が接地されてい
ない場合でも、筐体に人体が接触して感電することはな
い。また、コモンモードチョークコイルとコンデンサに
よる簡単な構成で接地に対する筐体の電圧を低減するこ
とができ、小型、軽量、低価格のものが得られる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の電気機器における感電防止回路を
示す回路図である。
【図2】第2実施例の電気機器における感電防止回路を
示す回路図である。
【図3】第3実施例の電気機器における感電防止回路を
示す回路図である。
【図4】第4実施例の電気機器における感電防止回路を
示す回路図である。
【図5】第5実施例の電気機器における感電防止回路を
示す回路図である。
【図6】従来の電気機器の動作を説明するための回路図
である。
【図7】図6の従来の電気機器及び実施例の動作を説明
するための各部の波形図である。
【図8】図6の従来の電気機器及び実施例の動作を説明
するための各部の波形図である。
【符号の説明】
1 筐体 2 電力変換装置 3 負荷 4 電気機器 5 交流電源 6 漏電遮断器 7 零相変流器 8 増幅部 9 引き外しコイル 10、11、12 ダイオード 13、14、15 ダイオード 16、17、18 コンデンサ 20、21、22 スイッチング素子 23、24、25 スイッチング素子 26 増幅器 27 負入力端子 28 正入力端子 29、52 コモンモードチョークコイル 30、31、32 コンデンサ 37、51 コンデンサ 46、47、48 トランス 53 補助巻線 C1、C2、C3 コンデンサ Co コンデンサ E 接地端子 Ru、Rv、Rw 抵抗 Ro、Rp 抵抗 R2、S2、T2 入力 U1、V1、W1 出力 U2、V2、W2 入力端子 Vo、Vp 出力電圧

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体内に電力変換装置と負荷を有し、いず
    れか一線が接地されている交流電源を前記電力変換装置
    に入力し、前記電力変換装置の出力に接続した負荷に所
    望の電圧波形を出力する電気機器において、前記電力変換装置の 入力の接地線と前記電力変換装置
    出力側の出力線との間の電圧を反転し、前記電力変換
    装置の出力側の出力線と前記筐体間に存在する浮遊容量
    および前記負荷の入力側と前記筐体間に存在する浮遊容
    量から漏洩する電流の合計と同等の電流を流すコンデン
    サを前記反転出力と前記筐体との間に接続することによ
    り、接地に対する筐体の電圧を低減することを特徴とす
    る電気機器における感電防止回路。
  2. 【請求項2】 筐体内に電力変換装置を有し、いずれか
    一線が接地されている交流電源を電力変換装置に入力
    し、前記電力変換装置の出力に接続した負荷に所望の電
    圧波形を出力する電気機器において、交流電源と電力変
    換装置の入力との間にコモンモードチョークコイルを接
    続し、また、前記電力変換装置の入力の線間にコンデン
    サを接続し、前記電力変換装置の出力の電圧の和と、前
    記交流電源の接地線との間の電圧差を反転増幅し、前記
    電力変換装置の入力の接地線の電位を前記反転増幅した
    出力で制御することにより、接地に対する筐体の電圧を
    低減することを特徴とする電気機器における感電防止回
    路。
  3. 【請求項3】筐体内に電力変換装置と負荷を有し、いず
    れか一線が接地されている交流電源を前記電力変換装置
    に入力し、前記電力変換装置の出力に接続した負荷に所
    望の電圧波形を出力する電気機器において、 交流電源と電力変換装置の入力との間にコンデンサを接
    続し、 さらに、前記電力変換装置の入力の接地線と筐体間に
    記電力変換装置の出力側の出力線と前記筐体間に存在す
    る浮遊容量および前記負荷の入力側と前記筐体間に存在
    する浮遊容量に比べて十分大きな静電容量のコンデンサ
    を接続することにより、 接地に対する筐体の電圧を低減することを特徴とする電
    気機器における感電防止回路。
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