JP2001069762A - インバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ - Google Patents

インバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ

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JP2001069762A
JP2001069762A JP24657199A JP24657199A JP2001069762A JP 2001069762 A JP2001069762 A JP 2001069762A JP 24657199 A JP24657199 A JP 24657199A JP 24657199 A JP24657199 A JP 24657199A JP 2001069762 A JP2001069762 A JP 2001069762A
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choke coil
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的小型のコモンモードチョークコイルと
コンデンサを使用し、線間の交流的短絡によるスイッチ
ング素子の電流増加がなく、線間の共振及び中性点の共
振もなく、高周波ノイズを低減するとともに、モータ等
の電気機器の漏洩電流を低減するフィルタを構成するこ
と。 【解決手段】 インバータ100と電気機器101との
間にコモンモードチョークコイルLcが接続され、コモ
ンモードチョークコイルLcと電気機器101間の各線
にコンデンサCbu,Cbv,Cbwと抵抗Rbu,R
bv,Rbwの直列接続体の一方を接続し、その直列接
続体の他端を共通接続し、共通接続された直列接続体の
他端を交流電源102より高い周波数成分に対して接地
と同等の電位を持つ仮想接地電位部Lに接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、インバータ式駆
動装置の漏洩電流低減フィルタに関し、特に、モータ等
の電気機器をインバータで駆動したときに発生する漏洩
電流を低減する漏洩電流低減フィルタに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図23は、インバータによるモータ駆動
装置の従来例を示している。図23において、100は
インバータを、101はインバータ100に接続された
モータを、102はインバータ100に電力を供給する
交流電源をそれぞれ示している。
【0003】上述のようなモータ駆動装置では、モータ
101のケース(フレーム)はアース(接地)されてい
る。交流電源102は単相交流電源または三相交流電源
であり、これも、その中性点または、一線が接地されて
いる。交流電源102の各線R、S、Tはインバータ1
00に接続され、インバータ100の整流回路103に
よって整流することにより直流電圧VDC(VP、VN)を
得る。直流電圧VDCは、コンデンサ104により平滑さ
れ、リップルの少ない直流電圧VDCとなる。
【0004】インバータ100のスイッチング素子TR
1〜TR6は、直流電圧VDCによる電流をPWM(パル
ス幅変調)スイッチングし、周波数と電圧を制御した交
流電圧をモータ101に出力する。モータ101は、イ
ンバータ100が出力する電流の周波数と電圧に従って
回転する。したがって、インバータ100によりモータ
101を駆動すると、モータ101の回転数を自由に変
えることができ、モータ101を交流電源102に直接
接続した場合に比べて多くの利点、応用が得られる。
【0005】図24は、モータ101の電気的な等価回
路を示している。図24において、Lu、Lv、Lwは
モータの巻線のインダクタンスである。モータ101の
鉄心はケイ素鋼板等により構成され、鉄心に多くの巻数
で電線が巻かれているので、巻線のインダクタンスは1
〜10mHと大きな値である。
【0006】Ru、Rv、Rwはモータ101の出力を
抵抗に置き換えたもので、軸にトルクをかけて回転する
ことにより機械的仕事をして、その仕事を抵抗で消費す
る電力に置き換えたものである。抵抗Ru、Rv、Rw
はモータ101の出力(大きさ)によって変動し、1〜
1000Ω程度の変化がある。CLu、CLv、CLw
は、各巻線のモータケース(フレーム)に対する浮遊静
電容量である。また、RLu、RLv、RLwは浮遊静
電容量CLu、CLv、CLwに存在する抵抗成分であ
る。モータ101は以上の等価成分から成っている。
【0007】ここで、インバータ100を高いキャリア
周波数でPWM制御した波形をモータ101に加える
と、モータ101に流れる電流のうち、巻線のインダク
タンスLu、Lv、Lwに流れる電流はほぼ滑らかな交
流電流となる。これは、インダクタンスLu、Lv、L
wの値が高いので、低い周波数の成分しか流れないこと
による。従って、モータ101の回転力はキャリア周波
数の影響を殆ど受けない。
【0008】しかし、たとえば、スイッチング素子TR
1がON、TR2がオフし、出力線Uの電圧Vuだけが
VNからVPに急峻に上昇すると、静電容量CLuと抵抗
RLuに漏洩電流Iuが流れる。この電流は出力線Vの
電圧Vvが下降する時も、また出力線Wの電圧変動にお
いても同様に漏洩電流Iv、Iwが流れる。従って、漏
洩電流IMはIu、Iv、Iwの和として流れる。静電
容量CLu、CLv、CLwの代表的な値は1000P
F〜5000PFの比較的小さな値であり、抵抗RL
u、RLv、RLwの代表的な値も10〜500Ωであ
る。
【0009】しかし、インバータのスイッチング素子は
高速でスイッチングするので、dv/dtが高く、この
漏洩電流のピーク電流値は1〜2A程度の高い値にな
る。
【0010】図25(a)は、インバータ100の出力
線Uの電流を示している。この図では、平均的には正弦
波30Hzの電流が流れている。しかし、非常に高いキ
ャリア周波数の電流成分が重畳して流れている。この電
流は、主として線間静電容量と、アース間静電容量に流
れる電流である。アース間静電容量に流れる電流の大部
分はCLu、CLv、CLwを流れ漏洩電流IMとな
る。
【0011】図25(c)は、出力線UとVN 間の電圧
を示している。この図では、PWMされた部分は周波数
が高くてわからないが、VPとVNに高い周波数でスイッ
チングしているのがわかる。この電圧波形の、各出力線
U、V、Wの電圧の和とVN間の電圧波形が図25
(d)に示されている。図25(b)は、出力線U、
V、Wの電圧の和VS とアース電圧VE 間の電圧を示し
ている。この電圧は整流回路103によるVN の電圧変
化に図25(d)に示されている電圧が加わった波形で
ある。この電圧波形は、インバータ出力の中性点電圧V
Sという。従って、漏洩電流IMは、中性点電圧VSの変
化により巻線−フレーム間の静電容量CLu、CLv、
CLwを流れる電流であることが云える。
【0012】図26、図27は、漏洩電流IMの詳細波
形を示している。これらの図より、中性点電圧VSが急
峻に変動したときに、漏洩電流IMがその変動に伴って
流れていることがわかる。この例では、0.5〜1.5
Aの高いピーク電流をもつ漏洩電流IMが流れている。
【0013】図28は、インバータによるモータ駆動装
置の他の従来例を示している。従来例2のモータ駆動装
置は、インバータ100の出力部とモータ101との間
にコモンモードチョークコイルLcを有している。コモ
ンモードチョークコイルLcは、高いインダクタンスの
ものを使用すれば、モータ101にかかる電圧の中性点
電圧の変動をある程度低減できる。
【0014】図29は、コモンモードチョークコイルL
cを有するモータ駆動装置のインバータ100の出力の
中性点電圧VSと、モータ101の中性点電圧VS1の波
形を示している。インバータ100の中性点電圧VSは
コモンモードチョークコイルLcを通ると、中性点電圧
VS1のように急峻には変化しなくなり、滑らかになって
いる。従って、モータ101の漏洩電流IMはある程度
は低減される。しかし、これは、モータ101の巻線と
図24に示すフレーム間の静電容量CLu、CLv、C
Lwが小さいために、非常に大きなインダクタンスのコ
モンモードチョークコイルLcを使用しなければならな
い。
【0015】図30は、インバータによるモータ駆動装
置の他の従来例として、平成6年電気学会産業応用部門
全国大会No.87「PWMインバータが発生する高調
波漏れ電流のモデリングと理論解析」に開示されたモー
タ駆動装置を示している。この論文に示されているモー
タ駆動装置では、コモンモードチョークコイルLcの後
段に、ノーマルモードチョークコイルLfとコンデンサ
Cfによるスイッチングリップル除去用のLCフィルタ
が組み込まれている。また、コンデンサCfと直列に、
コンデンサCfを通して流れるコモンモード電流を制限
するためのコンデンサCnが挿入されている。
【0016】この論文に示されているモータ駆動装置の
特徴は、コモンモードチョークコイルLcとノーマルモ
ードチョークコイルLfと、比較的大きな容量のコンデ
ンサCf、Cnを使用している点である。ノーマルモー
ドチョークコイルLfは、コンデンサCfによる相間の
交流的短絡に対しインバータの出力電流が増加しないよ
うに働く。そして、ノーマルモードチョークコイルLf
とコンデンサCfの線間の共振に対しては、コンデンサ
Cfの静電容量を非常に大きな値にして共振周波数をキ
ャリア周波数に対して下げることで可能にしている。
【0017】上述のような回路構成によれば、コンデン
サCfは大きな静電容量のものが必要になり、大電流が
流れ、形状が大きく、高価である。また、コンデンサC
f、Cnを流れる電流が大きく、コモンモードチョーク
コイルLcが飽和しないようにするために、重く、大き
な形状のコモンモードチョークコイルLcが必要とな
る。また、ノーマルモードチョークコイルLfも、比較
的大きなインダクタンスで、キャリア周波数の高い周波
数の電流が流れ、モータ101に流れる電流がそれぞれ
に流れるので太い巻線で重く、大きな形状のコイルとな
る。
【0018】図31は、特開平9−84357号公報に
開示されているインバータによるモータ駆動装置を示し
ている。このモータ駆動装置で使用されているリアクト
ルLsは3相スター結線した特殊なリアクトルである
が、動作は図30に示されているノーマルモードチョー
クコイルLfと同等であり、リアクトルLsとコンデン
サCfによりLCフィルタを構成している。この従来例
のものも、図30に示されているもの同様に、大きいコ
モンモードチョークコイルLc、リアクトルLs、コン
デンサCf、Cnが必要で、実用的でない。
【0019】図32は、特開平6−292369号公報
に開示されている電力供給装置(電力変換装置)を示し
ている。この公報に示されている電力供給装置は、無停
電電源装置150の出力部分にノーマルモードチョーク
コイルLx、Ly、Lzと、スター接続されたコンデン
サCx、Cy、Czを有し、コンデンサCx、Cy、C
zの共通接続部分MAを直流電圧の中間点電圧Nと交流
電源102の中性点Pに接続している。
【0020】ノーマルモードチョークコイルLx、L
y、Lz及び、コンデンサCx、Cy、Czは装置の出
力の高周波成分を減衰させ、基本波を出力するために使
用されているもので、ローパスフィルタを構成してい
る。ノーマルチョークコイルLx、Ly、Lzは負荷側
への出力電流が流れるので、大きなインダクタスとな
り、コンデンサCx、Cy、Czも大きくなる。また、
共通接続部分MAを通る電流が交流電源102の中性点
Pに流れるので、接地電流として大きな漏洩電流が流れ
る。
【0021】図33、図34は、特開平9−29438
1号公報に開示されている入出力非絶縁型の電力変換装
置を示している。この公報に示されている電力変換装置
は、出力部に、ノーマルモードチョークコイルLx、L
y、Lzと、スター接続されたコンデンサCx、Cy、
Czを有している。
【0022】この電力変換装置におけるノーマルモード
チョークコイルLx、Ly、Lzは、各線ごとに独立し
たリアクトルであり、高いインダクタンスを必要とする
回路では、大きくて重いものが必要になる。スター接続
されたコンデンサCx、Cy、Czは、インバータ出力
の線間のキャリア周波数成分を吸収することはできる
が、インバータ出力の中性点の電位変動を低減する効果
を期待できない。また、各線毎に独立したノーマルモー
ドチョークコイルLx、Ly、LzとコンデンサCx、
Cy、Czにより構成されているから、LC回路はそれ
ぞれ個別に振動し、負荷側の中性点電圧は必ずしも低減
されず、漏洩電流の低減を期待できない。
【0023】図35は、特開平9−205799号公報
に開示されているインバータによるモータ駆動装置を示
している。このモータ駆動装置は、インバータの出力部
に、コモンモードチョークコイル(共通リアクトル)L
cと、共通コンデンサCcを有し、共通コンデンサCc
の共通点を接地している。また、仮想接地点Q’はイン
バータのケースに浮遊静電容量をもって接続され、イン
バータのケースに接地されている。
【0024】したがって、共通コンデンサCcを通った
漏れ電流は全て接地(アース)側に流れ、モータ101
に対する零相電圧を低減できる。しかし、接地側に流れ
た電流は交流電源102に帰還し、接地線の漏れ電流が
増加する。この漏れ電流が増加すると、インバータの入
力側に設けられる漏電遮断器が誤差動するおそれが生じ
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】インバータによるモー
タ駆動装置では、インバータとモータを直接接続する
と、モータの巻線とフレーム間の静電容量を通して高い
ピーク値の漏洩電流が流れ、交流電源側に入れたノーヒ
ューズブレーカや漏電遮断機を誤作動させたり、モータ
の軸受(ボールベアリング)にこの電流が流れること
で、軸受のベアリング面に電触を生じさせて騒音の増大
等を招き、モータの寿命を短くするなどの問題点があっ
た。
【0026】インバータの出力にコモンモードチョーク
コイルのみを接続したものは、その漏洩電流低減効果が
少なく、この効果を出すためには、大きなコモンモード
チョークコイルを使用し、インダクタンスを高くするた
め、多数回の巻線をしなければならず、大型、高価にな
る欠点があった。
【0027】また、コモンモードチョークコイルとノー
マルモードチョークコイル、または3相スター結線のリ
アクトルを接続し、コンデンサのみで電位安定点に接続
したものは、ノーマルモードチョークコイルの形状が大
きく、高価になり、コンデンサの静電容量が大きいの
で、形状が大きく、高価であると共に、線間の共振が発
生する。また、コンデンサを流れる電流が大きいので、
コモンモードチョークコイルが飽和しないように大型の
コアを使用することになり、高価になる等の欠点があっ
た。
【0028】またスター接続された各相のコンデンサ
は、インバータ出力の線間のキャリア周波数成分を吸収
することはできるが、インバータ出力の中性点の電位変
動を低減する効果を期待できず、また、各線毎に独立し
たノーマルモードチョークコイルとコンデンサにより構
成されたLC回路はそれぞれ個別に振動するから、負荷
側の中性点電圧を必ずしも低減できず、漏洩電流の低減
を期待できない。
【0029】また、共通コンデンサを接地接続したもの
では、共通コンデンサを通った漏れ電流は全て接地側に
流れ、モータに対する零相電圧を低減できるが、接地側
に流れた電流は交流電源に帰還し、接地線の漏れ電流が
増加することになり、この漏れ電流が増加すると、イン
バータの入力側に設けられる漏電遮断器が誤差動する不
具合が生じる。
【0030】この発明は、上述のような問題点を解消す
るためになされたもので、比較的小型のコモンモードチ
ョークコイルとコンデンサを使用し、線間の交流的短絡
によるスイッチング素子の電流増加がなく、線間の共振
及び中性点の共振もなく、高周波ノイズを低減するフィ
ルタを構成し、総じて小型低価格のインバータ式駆動装
置の漏洩電流低減フィルタを得ることを目的とする。
【0031】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるインバータ式駆動装置の漏洩電流
低減フィルタは、交流電源を整流することにより直流電
圧に変換し、スイッチング素子の導通率を制御して前記
直流電圧を交流に変換し、モータ等の電気機器を駆動す
るインバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタにおい
て、前記インバータと前記電気機器との間にコモンモー
ドチョークコイルが接続され、前記コモンモードチョー
クコイルと前記電気機器間の各線にコンデンサと抵抗の
直列接続体の一方が接続され、前記直列接続体の他端が
共通接続され、共通接続された前記直列接続体の他端が
前記交流電源より高い周波数成分に対して接地と同等の
電位を持つ仮想接地電位部に接続されているものであ
る。
【0032】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、前記仮想設置電位部が、交流
電源の各線にそれぞれ接続された同一の静電容量のコン
デンサの他端を共通に接続した共通接続点であるもので
ある。
【0033】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、前記仮想設置電位部が、交流
電位の各線のうち、接地した線であるものである。
【0034】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、前記仮想設置電位部が、交流
電源を整流後の直流電圧の正電圧側、あるいは負電圧
側、あるいは正電圧側と負電圧側のそれぞれに接続され
た2個のコンデンサの中間接続点であるものである。
【0035】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、コモンモードチョークコイル
と電気機器間の各線に接続したコンデンサと抵抗の直列
接続体は、コモンモードチョークコイルとコンデンサ、
抵抗によるローパスフィルタを構成し、その減衰特性が
インバータのPWMのキャリア周波数において十分減衰
する値であり、コンデンサ、抵抗を通る漏洩電流がコモ
ンモードチョークコイルの飽和磁束密度を越えない値で
あり、インバータのスイッチング素子がオンしたときに
その出力に接続するコンデンサ、抵抗に流れる電流が、
前記スイッチング素子の許容電流を越えないように前記
コンデンサと抵抗の値が設定されているものである。
【0036】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、コモンモードチョークコイル
と電気機器間の各線に接続したコンデンサと抵抗の直列
接続体は、コモンモードチョークコイルと前記直列接続
体によりインバータのPWMのキャリア周波数を減衰す
るローパスフィルタを構成する第1の直列接続体と、イ
ンバータのPWMのキャリア周波数の高調波を減衰する
ローパスフィルタを構成する一つ以上の第2の直列接続
体を備えるものである。
【0037】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、前記第2の直列接続体が、前
記第1の直列接続体の抵抗に並列に接続されているもの
である。
【0038】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、コモンモードチョークコイル
と各線に接続した直列接続体により構成されるフィルタ
回路が複数段接続されているものである。
【0039】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、インバータの出力線を少なく
とも一つの円筒状またはドーナツ状の磁性体に通すこと
によりコモンモードチョークコイルが構成されているも
のである。
【0040】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、インバータの出力線を通した
円筒状の磁性体の外側を覆うシールド導体の電気機器側
にコンデンサと抵抗の直列接続体の共通接続点が接続さ
れ、前記シールド導体のインバータ側が前記仮想設置電
位部に接続されているものである。
【0041】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタは、前記直列接続体のコンデンサ
が前記コモンモードチョークコイルと電気機器とを接続
するシールドケーブルの線間静電容量により与えられる
ものである。
【0042】
【発明の実施の形態】以下に図を参照して、この発明に
かかるインバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタの
実施の形態について詳細に説明する。なお、この発明の
実施の形態について、上述の従来例と同一の構成部分
は、上述の従来例に付した符号と同一の符号を付してそ
の説明を省略する。
【0043】実施の形態1.図1は、この発明による漏
洩電流低減フィルタの実施の形態1のものを含むインバ
ータ式駆動装置を示している。このインバータ式駆動装
置では、インバータ100の出力線U、V、Wにコモン
モードチョークコイルLcが接続され、さらに、出力線
U、V、Wはモータ101に接続される。
【0044】コモンモードチョークコイルLcとモータ
101との間には、各出力線U、V、W毎に、それぞれ
コンデンサCbu、Cbv、Cbwと、抵抗Rbu、R
bv、Rbwによる直列接続体の一方が接続され、これ
らは他端をB点で共通接続されている。また、交流電源
102の各線R、S、Tには同一静電容量のコンデンサ
CLr、CLs、CLtが接続され、これらは他端をL
点で共通接続されている。共通接続点Lは交流電源10
2より高い周波数成分に対して接地と同等の電位をもつ
仮想接地電位部をなし、共通接続点Bは共通接続点Lに
導通接続されている。
【0045】上述のような回路において、コモンモード
チョークコイルLcとコンデンサCbu、Cbv、Cb
wはローパスフィルタを構成する。このローパスフィル
タのカットオフ周波数はインバータのキャリア周波数よ
り十分低く設定され、キャリア周波数において所望の減
衰量が得られるようにする。
【0046】コンデンサCbu、Cbv、Cbwは、モ
ータ101の浮遊容量に比べ十分大きく設定され、コモ
ンモードチョークコイルLcが飽和しない静電容量に設
定される。従って、0.005〜0.05μF程度が適
当である。抵抗Rbu、Rbv、Rbwは、上述のロー
パスフィルタの特性の主たる特性には関係が少なく、特
に、出力U1、V1、W1の線間電圧変動における共振に
よる電圧振動や、中性点電圧の電圧振動を抑制する。
【0047】コンデンサCLr、CLs、CLtは、同
一容量のコンデンサで、コンデンサCbu、Cbv、C
bwに比べて十分大きな値に設定される。従って、共通
接続点Lの電位は、仮想接地電圧VLになり、仮想接地
電圧VLは交流電源102より高い周波数成分に対して
はアース電圧VEとほぼ同電圧となる。ここに共通接続
点Bを接続することにより、共通接続点Bは接地電位と
なり、電流IBによる電圧変動は無視できる。
【0048】共通接続点Bを共通接続点Lに接続する
と、共通接続点Bより流れる電流IBはコンデンサCL
r、CLs、CLtを通り、交流電源102やインバー
タ100側に帰還する。共通接続点Lの仮想接地電圧V
Lは接地と同等の電位であるが、共通接続点Lは接地接
続はされていないから、共通接続点Lに電流IBが流れ
込んでも、接地電流にはならず、電源(商用周波数)に
電流を帰還することができる。したがって、接地電流が
増加することがなく、インバータの入力側に接地される
漏電遮断器を誤動作させることがない。
【0049】キャリア周波数が15kHzの高周波のイ
ンバータでは、コモンモードチョークコイルLcのイン
ダクタンスは50〜100mH程度が必要である。この
インダクタンスは、アモルファスコアなどの高い透磁率
のコアを使用すれば、電線の巻回数として数ターンから
20ターン程度で容易に得られ、コモンモードチョーク
コイルLcも、漏洩電流IBに対してのみ飽和しないよ
うにすればよいから、小型のコアで済む。
【0050】抵抗Rbu、Rbv、Rbwは、インバー
タ100のスイッチング素子TR1〜TR6の漏洩電流
に対する許容電流が、たとえば1Aの時、電圧の変化が
200Vであれば、200Ω以上の値に設定する。
【0051】整理すれば、コンデンサCbu、Cbv、
Cbw、抵抗Rbu、Rbv、Rbwを通る漏洩電流I
BがコモンモードチョークコイルLcの飽和磁束密度を
越えない値であり、インバータ100のスイッチング素
子TR1〜TR6がオンしたときに、その出力に接続さ
れたコンデンサCbu、Cbv、Cbw、抵抗Rbu、
Rbv、Rbwに流れる電流が、スイッチング素子TR
1〜TR6の許容電流を越えないように、コンデンサC
bu、Cbv、Cbwと抵抗Rbu、Rbv、Rbwの
値が設定される。このように設定することにより、線間
及び、漏洩電流は所望の電流値以下に制限され、スイッ
チング素子TR1〜TR6のスイッチング特性に負担を
かけない。
【0052】また、抵抗Rbu、Rbv、Rbwは、コ
モンモードチョークコイルLcの有するノーマルモード
成分のインダクタンスと、コンデンサCbu、Cbv、
Cbwが共振するのを防止し、共振による高周波の線間
電流が流れないようにし、また、コモンモードチョーク
コイルLcのコモンモード成分のインダクタンスとコン
デンサCbu、Cbv、Cbwが共振するのを防止し、
共振による高周波の漏洩電流が流れないようにする。以
上のように、抵抗Rbu、Rbv、Rbwが挿入された
ことにより、特性のよい漏洩電流フィルタを実現でき
る。
【0053】図2は、図1の抵抗Rbu、Rbv、Rb
w(以降、抵抗Rbu、Rbv、Rbwを総称して抵抗
Rbと云うことがある)の抵抗値を変化させた時のフィ
ルタとしての周波数特性を示している。コモンモードチ
ョークコイルLcのインダクタンスが100mH、コン
デンサCbu、Cbv、Cbwの静電容量が0.1μF
において、抵抗Rb=0の場合には、キャリア周波数の
15KHzでは減衰率が38dbと高いが、1〜2KH
zの間に高いピークがあり、抵抗Rb=0及び抵抗Rb
が小さい場合には、フィルタとしての特性がよくないこ
とがわかる。抵抗Rb=3KΩの場合には、ピークは低
く、減衰率も20db近く減衰しているので、ローパス
フィルタとして十分機能する。すなわち、抵抗Rbu、
Rbv、Rbwを入れることにより、共振がなく、ロー
パスフィルタとしての特性のよいものが得られる効果が
ある。
【0054】図3は、コモンモードチョークコイルLc
のみを使用し、コンデンサCbu、Cbv、Cbw及
び、抵抗Rbu、Rbv、Rbwがなく、モータ101
のみを接続した時の周波数特性を示している。モータ1
01の等価回路としては図24を使用している。
【0055】コモンモードチョークコイルLcのインダ
クタンスを変えると、Lc=0の時は当然フィルタ効果
はないが、Lc=25mH〜Lc=200mHにおい
て、すべて高いピークがある。このピークの周波数で
は、インバータ100の出力電圧の変化が増幅され、高
電圧を発生してしまう。コモンモードチョークコイルL
cのインダクタンスの全範囲において、ピークが発生す
るので、コモンモードチョークコイルLc単体による図
28に示す従来例では実用にならないと云える。逆に、
云えば、コンデンサCb、抵抗Rbの直列接続体が必要
不可欠と云える。
【0056】図4は、図1に示されているような漏洩電
流フィルタの使用におけるインバータ出力線U、V、W
に対するU1、V1、W1の線間の減衰率を示している。
コンデンサCbu、Cbv、Cbwは、0.1μF、コ
モンモードチョークコイルLcのノーマルモードインダ
クタンスLcnを10μHとした時、抵抗Rbu、Rb
v、Rbwによる特性の変化を見るためのものである。
【0057】ノーマルモードインダクタンスLcnと
は、コモンモードチョークコイルと云っても、理想的な
ものは作製できなく、若干のノーマルモードのインダク
タンスを有している。このインダクタンスはコモンモー
ドのインダクタンスと比べて、遥かに小さな値である
が、必ず存在する。このときのインダクタンスをコモン
モードチョークコイルLcのノーマルモードインダクタ
ンスLcnとした。
【0058】抵抗Rbのない場合(Rb=0の時)は、
ピークが発生しているのに対し、抵抗Rbを入れること
により全くピークはなく、また10MH以上の高い周波
数まで、その特性が変わらないということは、線間U
1、V1、W1の波形に対しては影響を与えないという
ことを示しており、また、インバータ100のスイッチ
ング素子TR1〜TR6に対しても影響を与えないこと
を示す。
【0059】すなわち、抵抗Rbを設けないと、ピーク
が生じ不具合となり、抵抗Rbを設けても線間波形には
影響を与えず、また、スイッチング素子TR1〜TR6
の電流が増加することはないので、抵抗Rbu、Rb
v、Rbwはこの発明のフィルタを構成するために必要
である。
【0060】図5は交流電流が単相の場合の実施の形態
を示している。単相交流電源102の仮想接地電位VL
として、コンデンサCLp、CLqを線P、Qに接続
し、その他端の共通接続点Lと共通接続点Bとを接続す
る。以上のように構成することで、図1に示したインバ
ータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタと同等の効果を
奏する。
【0061】実施の形態2.図6は、この発明による漏
洩電流低減フィルタの実施の形態2のものを含むインバ
ータ式駆動装置を示している。この実施の形態では、コ
モンモードチョークコイルLcとモータ101との間に
接続されたコンデンサCbu、Cbv、Cbwと、抵抗
Rbu、Rbv、Rbwによる第1の直列接続体に加え
て、コモンモードチョークコイルLcとモータ101と
の間に、各出力線U、V、W毎に、コンデンサCcu、
Ccv、Ccwと、抵抗Rcu、Rcv、Rcwによる
第2の直列接続体が接続され、これらは全てB点で共通
接続されている。また、交流電源102の各線R、S、
TにはコンデンサCLr、CLs、CLtが接続され、
これらはL点で共通接続されている。共通接続点Lは実
施の形態1と同様に、交流電源102より高い周波数成
分に対して接地と同等の電位をもつ仮想接地電位部をな
し、共通接続点Bは共通接続点Lに導通接続されてい
る。
【0062】コモンモードチョークコイルLcとコンデ
ンサCbu、Cbv、Cbwは、実施の形態1と同様
に、PWMのキャリア周波数を減衰するローパスフィル
タを構成する。また、コモンモードチョークコイルLc
とコンデンサCcu、Ccv、、CcwはPWMキャリ
ア周波数の高調波を減衰するローパスフィルタを構成す
る。コンデンサCcu、Ccv、Ccwは、コンデンサ
Cbu、Cbv、Cbwに対して小さな値に設定され、
たとえば100KHz以上の高い周波数を通すコンデン
サとして働く。
【0063】抵抗Rcu、Rcv、Rcwは線間電圧が
変化した時、コモンモードチョークコイルLcのノーマ
ルモードインダクタンスLcnとコンデンサCcu、C
cv、Ccwによる共振のピークを防止する。従って、
抵抗Rcu、Rcv、Rcwはキャリア周波数での減衰
特性には影響を与えずに高い周波数でのフィルタ特性を
改善するために設定する。
【0064】実施の形態3.図7は、この発明による漏
洩電流低減フィルタの実施の形態3のものを含むインバ
ータ式駆動装置を示している。この実施の形態では、コ
モンモードチョークコイルLcとモータ101との間に
コンデンサCbu、Cbv、Cbwと、抵抗Rbu、R
bv、Rbwによる第1の直列接続体が接続されている
ことに加えて、コンデンサCcu、Ccv、Ccwと、
抵抗Rcu、Rcv、Rcwによる第2の直列接続体
が、コンデンサCbu、Cbv、Cbwに対しては直列
に、抵抗Rbu、Rbv、Rbwに対しては並列に接続
されている。これらは全てB点で共通接続されている。
また、交流電源102の各線R、S、Tにはコンデンサ
CLr、CLs、CLtが接続され、これらはL点で共
通接続されている。共通接続点Lは実施の形態1と同様
に、交流電源102より高い周波数成分に対して接地と
同等の電位をもつ仮想接地電位部をなし、共通接続点B
は共通接続点Lに導通接続されている。
【0065】コンデンサCcu、Ccv、Ccwと、抵
抗Rcu、Rcv、Rcwによる第2の直列接続体は、
抵抗Rbu、Rbv、Rbwに並列に接続され、コンデ
ンサCbとコンデンサCcは10:1程度の容量差を付
けて設定することにより、実施の形態3でも、周波数特
性としては、実施の形態2のものと殆ど同等の特性が得
られる。
【0066】実施の形態2の場合、コンデンサCcには
インバータの出力電圧が直接作用するので、高電圧のコ
ンデンサが必要であるが、実施の形態3では、コンデン
サCcには抵抗Rbの電圧のみが加わるので、低電圧の
コンデンサで済むという利点がある。また、キャリア周
波数の高調波成分を抵抗Rcで電力消費するので、抵抗
Rbの消費成分を少なくすることができる効果がある。
【0067】図8は、実施の形態2、3のインバータ式
駆動装置の漏洩電流低減フィルタの減衰特性を示したも
ので、コモンモードチョークコイルLc=100mH、
コンデンサCb=0.03μF、抵抗Rb=3KΩ、コ
ンデンサCc=0.0033μFの時、抵抗Rc=0〜
100Ω変化させたものである。周波数15KHzにお
いては、抵抗Rcの値は無関係であることがわかる。ま
た、100KHz以上では、抵抗Rcの値に拘わらず、
50db以上の高い減衰特性を示しており、PWMイン
バータ駆動機器の漏洩電流低減フィルタとして十分なフ
ィルタ特性を示している。また、抵抗Rcは、主として
1MHz以上の高い周波数に影響があるが、減衰特性は
十分である。
【0068】図9は、実施の形態2、3に於けるコモン
モードチョークコイルLcのノーマルモードインダクタ
ンスLcnとコンデンサCcの周波数特性に対する抵抗
Rcの影響を示したもので、インバータ出力線U、V、
Wの線間電圧の変化におけるコモンモードチョークコイ
ルLcのモータ101側の電圧U1、V1、W1の変化
の比を表している。ノーマルモードインダクタンスLc
n=10μH、コンデンサCb=0.033μF、コン
デンサCc=0.0033μF、抵抗Rb=3KΩの
時、抵抗Rc=0〜50Ω変化している。
【0069】抵抗Rc=0Ωの時、1MHz付近でピー
クが生じている。これはフィルタ特性としてはよくな
く、抵抗Rcが必要であることを示す。さらに、高い周
波数において、図4に示したコンデンサCcと抵抗Rc
がない場合の減衰特性に比べて1MHz程度の低い周波
数から高い減衰率を得ている。このことは、線間のサー
ジ電圧を抑制し、さらに高周波ノイズ電圧も抑制する効
果があることを示す。
【0070】図10は、実施の形態3において、コモン
モードチョークコイルLc=50mH、コンデンサCb
=0.0047μF、コンデンサCc=0.0022μ
F、抵抗Rb=2.2KΩ、抵抗Rc=47Ωを使用し
て、モータ101の漏洩電流を測定したものである。イ
ンバータの出力U、V、Wの中性点電圧はVPとVN間の
高い電圧をスイッチング素子TR1〜TR6の速いスイ
ッチング速度で変化するが、モータ101の中性点電圧
VSL1はほぼ滑らかな波形となっている。
【0071】従って、モータ101の漏洩電流IMの波
高値10mA以下になり、従来の図26のピーク1.5
Aと比べて1/100以下に低減され、さらに、コモン
モードチョークコイルLcの共振による振動もなく、モ
ータの漏れ電流を低減できることがわかる。
【0072】実施の形態4.図11はこの発明による漏
洩電流低減フィルタの実施の形態4のものを含むインバ
ータ式駆動装置を示している。この実施の形態では、図
7に示されているフィルタ回路と同等のフィルタ回路1
05、106が2段接続されている。
【0073】1段目のフィルタ回路105は、コモンモ
ードチョークコイルLc1と、コモンモードチョークコ
イルLc1とモータ101との間に各出力線U、V、W
毎に接続されたコンデンサCbu1、Cbv1、Cbw1
と、抵抗Rbu1、Rbv1、Rbw1による第1の直列
接続体と、コンデンサCbu1、Cbv1、Cbw1に対
しては直列に、抵抗Rbu1、Rbv1、Rbw1に対し
ては並列に接続されたコンデンサCcu1、Ccv1、C
cw1と、抵抗Rcu1、Rcv1、Rcw1による第2の
直列接続体とを有し、これらは全てB1点で共通接続さ
れている。
【0074】2段目のフィルタ回路106は、コモンモ
ードチョークコイルLc2と、コモンモードチョークコ
イルLc2とモータ101との間に各出力線U2、V2、
W2毎に接続されたコンデンサCbu2、Cbv2、Cb
w2と、抵抗Rbu2、Rbv2、Rbw2による第1の直
列接続体と、コンデンサCbu2、Cbv2、Cbw2に
対しては直列に、抵抗Rbu2、Rbv2、Rbw2に対
しては並列に接続されたコンデンサCcu2、Ccv2、
Ccw2と、抵抗Rcu2、Rcv2、Rcw2による第2
の直列接続体とを有し、これらは全てB2点で共通接続
されている。
【0075】また、交流電源102の各線R、S、Tに
はコンデンサCLr、CLs、CLtが接続され、これ
らはL点で共通接続されている。共通接続点Lは実施の
形態1と同様に、交流電源102より高い周波数成分に
対して接地と同等の電位をもつ仮想接地電位部をなし、
共通接続点B1とB2が共に共通接続点Lに導通接続され
ている。
【0076】この実施の形態では、フィルタ回路10
5、106が2段接続されているから、1段のものに比
べてさらに高い減衰特性が得られる。逆に、コモンモー
ドチョークコイルLc1、Lc2、及びコンデンサCb、
Ccを小さな値にしても同等の減衰特性が得られ、それ
ぞれの素子を小さくすることができ、小型、低価格が可
能となる。また、コンデンサCb、Ccが小さくできる
と、抵抗Rb、Rcの消費電力も小さくなり、さらに小
型になる。
【0077】図12は、この図11の回路の実際の特性
である。コモンモードチョークコイルLc1=20m
H、コモンモードチョークコイルLc2=70mH、コ
ンデンサCb1,Cb2=0.01μF、コンデンサCc
1,Cc2=0.0022μF、抵抗Rb1,Rb2=2.
2KΩ、抵抗Rc1,Rc2=47Ωの時、インバータの
中性点電圧変動VSLに対してモータ101の中性点電圧
VSL2は滑らかな波形になり、モータ101の漏洩電流
IMは2mA程度にまで低減し、漏洩電流IMの低減効果
が非常に大きい。
【0078】図13は、フィルタ回路105、106、
107が3段接続されており、更にフィルタ減衰特性を
改善できる。同様に、さらに多段にすれば、特性改善に
なることは云うまでもない。
【0079】また、図14に示されているように、交流
電源102の線R、S、Tのうちの一線が接地されてい
る場合には、たとえばS相がアースに接地されている場
合には、フィルタ回路の接続点Bは、S相に接続すれば
よく、この接続で、上述の実施の形態のものと同等の作
用、効果が得られる。このような接続の場合は、図15
に示されているように、交流電源102における線間に
コンデンサCRS、CSTを設け、高周波領域において、各
線R、S、Tの電位が同電位になるようにすることがで
きる。
【0080】実施の形態5.図16は、この発明による
漏洩電流低減フィルタの実施の形態5のものを含むイン
バータ式駆動装置を示している。この実施の形態では、
コモンモードチョークコイルLcと、コンデンサCb
u、Cbv、Cbwと、抵抗Rbu、Rbv、Rbw、
コンデンサCcu、Ccv、Ccwと、抵抗Rcu、R
cv、Rcwによるフィルタ回路の共通接続点Bがイン
バータ100の直流電圧の負電圧側VNに接続されてい
る。
【0081】交流電源を整流した後の直流電位の部分で
は、整流器が商用周波数の交流電圧を整流しており、交
流電源の線R、S、Tとのキャリア周波数以上での交流
的電位はほぼ同等であり、インバータ100の直流電圧
の負電圧側VNが交流電源102より高い周波数成分に
対して接地と同等の電位をもつ仮想接地電位部をなす。
したがって、この実施の形態でも前述の実施の形態のも
のと同等の作用、効果が得られる。
【0082】実施の形態6.図17はこの発明による漏
洩電流低減フィルタの実施の形態6のものを含むインバ
ータ式駆動装置を示している。この実施の形態では、コ
モンモードチョークコイルLcと、コンデンサCbu、
Cbv、Cbwと、抵抗Rbu、Rbv、Rbw、コン
デンサCcu、Ccv、Ccwと、抵抗Rcu、Rc
v、Rcwによるフィルタ回路の共通接続点Bがインバ
ータ100の直流電圧の正電圧側VPに接続されてい
る。
【0083】交流電源を整流した後の直流電位の部分で
は、整流器が商用周波数の交流電圧を整流しており、交
流電源の線R、S、Tとのキャリア周波数以上での交流
的電位はほぼ同等であり、インバータ100の直流電圧
の正電圧側VPが交流電源102より高い周波数成分に
対して接地と同等の電位をもつ仮想接地電位部をなす。
したがって、この実施の形態でも前述の実施の形態のも
のと同等の作用、効果が得られる。
【0084】実施の形態7.図18はこの発明による漏
洩電流低減フィルタの実施の形態7のものを含むインバ
ータ式駆動装置を示している。この実施の形態では、イ
ンバータ100の直流電圧の正電圧側VPと負電圧側VN
とが2個のコンデンサ108、109により接続され、
コンデンサ108、109の中間接続点Aとフィルタ回
路の共通接続点Bとが接続されている。
【0085】この場合も、中間接続点Aでは、交流電源
の線R、S、Tとのキャリア周波数以上での交流的電位
はほぼ同等であり、中間接続点が流電源102より高い
周波数成分に対して接地と同等の電位をもつ仮想接地電
位部をなす。したがって、この実施の形態でも前述の実
施の形態のものと同等の作用、効果が得られる。
【0086】実施の形態8.図19はこの発明による漏
洩電流低減フィルタの実施の形態8のものを含むインバ
ータ式駆動装置を示している。この実施の形態では、コ
モンモードチョークコイルLcは、複数個の円筒状また
はドーナツ状の、または単体で長い円筒状の磁性体コア
110、111〜112、113にインバータの出力線
U、V、Wを通すことにより構成されている。磁性体コ
ア110〜113は、フェライトコア、アモルファスコ
ア、パーマロイなどの高透磁率のコアがよい。また、磁
性体コアの個数の多いほど、大きなインダクタンスが得
られる。また、共通接続点Bと共通接続点Lとの接続電
線144は磁性体コア110〜113の外側に添わせて
配線する。
【0087】以上のような構成により、実施の形態1と
同等のPWMインバータ駆動機器の漏洩電流低減フィル
タが得られる。また、磁性体コア110〜113に通し
た線は磁性体コア間の間隔を開けると、可撓性があるの
で、インバータ100とモータ101の配線の一部とし
ても使用できる効果がある。
【0088】また、図20に示されているように、磁性
体コア110〜113に添わせて配線する接続電線14
4の代わりに、磁性体コア110〜113の外側にシー
ルド導体115を設け、このシールド導体115のモー
タ101側を共通接続点Bに接続し、インバータ100
側を共通接続点Lに接続することによって、同等の効果
を奏する。シールド導体115は、銅編組線等を使用す
れば、可撓性もあり、ノイズ等の空中への放射も少なく
できる効果がある。また、モータ101への配線が長い
場合、図19のものにおいては、接続電線144のイン
ダクタンスがフィルタ特性を悪くしてしまうが、シール
ド導体115にすることによって、配線を長くしても良
好なフィルタ特性が得られる。
【0089】実施の形態9.図21はこの発明による漏
洩電流低減フィルタの実施の形態9のものを含むインバ
ータ式駆動装置を示している。この実施の形態では、モ
ータ101とコモンモードチョークコイルLcとの接続
が3線シールドケーブル116により行われ、シールド
ケーブル116のインバータ100側のシールドに抵抗
Rbが接続され、この抵抗Rbが交流電源102の共通
接続点Lに接続されている。シールドケーブル116の
等価回路は図22に示されている。
【0090】フィルタ回路を構成するコンデンサCb
u、Cbv、Cbwは3線シールドケーブル116にお
ける線間の静電容量によって得られ、各線の抵抗Rb
u、Rbv、Rbwの線間電圧変動による電流増加は少
ないので、一つの抵抗Rbを付けるだけで、実施の形態
1と同等の特性を安価、容易に実現できる。シールドケ
ーブル116の長さは、ケーブルにもよるが、一般的に
数メートルあれば十分であり、インバータ100とモー
タ101を接続する配線として使用できる効果がある。
【0091】なお、これらの実施例では、インバータを
例にとって説明したが、交流を入力とし、各種の電力制
御をPWM制御により行う電気機器も同様に適用でき
る。また、負荷としてモータを例に取ったが、他の電気
機器であっても同様であることは云うまでもない。同様
な例としては、同期モータやサーボモータドライブ装置
などがある。また、インバータの出力は三相のものを例
にしたが、単相または多相であっても同等の効果を奏す
る。また、各実施の形態の組み合わせは任意に変更でき
ることは云うまでもない。
【0092】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、この発
明によるインバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ
によれば、インバータと電気機器との間にコモンモード
チョークコイルが接続され、コモンモードチョークコイ
ルと電気機器間の各線にコンデンサと抵抗の直列接続体
の一方が接続され、その直列接続体の他端が共通接続さ
れ、共通接続された直列接続体の他端が交流電源より高
い周波数成分に対して接地と同等の電位を持つ仮想接地
電位部に接続されているから、比較的小型のコモンモー
ドチョークコイルとコンデンサを使用でき、接地線の漏
れ電流の増加、線間の交流的短絡によるスイッチング素
子の電流増加がなく、線間の共振及び中性点の共振もな
く、高周波ノイズを低減できる。
【0093】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタによれば、仮想設置電位部が、交
流電源の各線にそれぞれ接続された同一の静電容量のコ
ンデンサの他端を共通に接続した共通接続点とされてい
るから、比較的小型のコモンモードチョークコイルとコ
ンデンサを使用でき、接地線の漏れ電流の増加、線間の
交流的短絡によるスイッチング素子の電流増加がなく、
線間の共振及び中性点の共振もなく、高周波ノイズを低
減できる。
【0094】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタによれば、仮想設置電位部が、交
流電位の各線のうち、接地した線とされているから、比
較的小型のコモンモードチョークコイルとコンデンサを
使用でき、接地線の漏れ電流の増加、線間の交流的短絡
によるスイッチング素子の電流増加がなく、線間の共振
及び中性点の共振もなく、高周波ノイズを低減できる。
【0095】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタによれば、仮想設置電位部が、交
流電源を整流後の直流電圧の正電圧側、あるいは負電圧
側、あるいは正電圧側と負電圧側のそれぞれに接続され
た2個のコンデンサの中間接続点とされているから、比
較的小型のコモンモードチョークコイルとコンデンサを
使用でき、接地線の漏れ電流の増加、線間の交流的短絡
によるスイッチング素子の電流増加がなく、線間の共振
及び中性点の共振もなく、高周波ノイズを低減できる。
【0096】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルによれば、コモンモードチョークコ
イルと電気機器間の各線に接続したコンデンサと抵抗の
直列接続体は、コモンモードチョークコイルとコンデン
サ、抵抗によるローパスフィルタを構成し、その減衰特
性がインバータのPWMのキャリア周波数において十分
減衰する値であり、コンデンサ、抵抗を通る漏洩電流が
コモンモードチョークコイルの飽和磁束密度を越えない
値であり、インバータのスイッチング素子がオンしたと
きにその出力に接続するコンデンサ、抵抗に流れる電流
が、前記スイッチング素子の許容電流を越えないように
前記コンデンサと抵抗の値が設定されているから、接地
線の漏れ電流の増加、線間の交流的短絡によるスイッチ
ング素子の電流増加がなく、線間の共振及び中性点の共
振もなく、高周波ノイズを低減できる。
【0097】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタによれば、コモンモードチョーク
コイルと電気機器間の各線に接続したコンデンサと抵抗
の直列接続体は、コモンモードチョークコイルと前記直
列接続体によりインバータのPWMのキャリア周波数を
減衰するローパスフィルタを構成する第1の直列接続体
と、インバータのPWMのキャリア周波数の高調波を減
衰するローパスフィルタを構成する一つ以上の第2の直
列接続体を備えるものでから、インバータのPWMのキ
ャリア周波数の高調波を減衰する効果も得られる。
【0098】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタによれば、第2の直列接続体が、
第1の直列接続体の抵抗に並列に接続されているから、
第2の直列接続体のコンデンサは低電圧のコンデンサで
済むという利点が得られ、また、キャリア周波数の高調
波成分を第2の直列接続体の抵抗で電力消費するので、
第1の直列接続体抵抵抗の消費成分を少なくすることが
できる効果がある。
【0099】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタによれば、コモンモードチョーク
コイルと各線に接続した直列接続体により構成されるフ
ィルタ回路が複数段接続されているから、その段数に応
じてフィルタ減衰特性を更に改善できる。
【0100】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタによれば、インバータの出力線を
少なくとも一つの円筒状またはドーナツ状の磁性体に通
すことによりコモンモードチョークコイルが構成されて
いるから、設計の自由度が高いコモンモードチョークコ
イルが容易に得られる。
【0101】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタによれば、インバータの出力線を
通した円筒状の磁性体の外側を覆うシールド導体の電気
機器側にコンデンサと抵抗の直列接続体の共通接続点が
接続され、シールド導体のインバータ側が仮想設置電位
部に接続されているから、配線が長い場合においても、
良好なフィルタ特性が得られる。
【0102】つぎの発明によるインバータ式駆動装置の
漏洩電流低減フィルタによれば、直列接続体のコンデン
サがコモンモードチョークコイルと電気機器とを接続す
るシールドケーブルの線間静電容量により与えられるか
ら、漏洩電流低減フィルタを安価、容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実施
の形態1のものを含むインバータ式駆動装置を示す回路
図である。
【図2】 この発明によるインバータ式駆動装置の漏洩
電流低減フィルタの特性を示すグラフである。
【図3】 コモンモードチョークコイルのみを使用した
場合のフィルタの特性を示すグラフである。
【図4】 この発明によるインバータ式駆動装置の漏洩
電流低減フィルタの特性を示すグラフである。
【図5】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実施
の形態1のものを含むインバータ式駆動装置の他の例を
示す回路図である。
【図6】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実施
の形態2のものを含むインバータ式駆動装置を示す回路
図である。
【図7】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実施
の形態3のものを含むインバータ式駆動装置を示す回路
図である。
【図8】 この発明によるインバータ式駆動装置の漏洩
電流低減フィルタの特性を示すグラフである。
【図9】 この発明によるインバータ式駆動装置の漏洩
電流低減フィルタの特性を示すグラフである。
【図10】 この発明によるインバータ式駆動装置の漏
洩電流低減フィルタの特性を示すグラフである。
【図11】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実
施の形態4のものを含むインバータ式駆動装置を示す回
路図である。
【図12】 この発明によるインバータ式駆動装置の漏
洩電流低減フィルタの特性を示すグラフである。
【図13】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実
施の形態4のものを含むインバータ式駆動装置の他の例
を示す回路図である。
【図14】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実
施の形態4のものを含むインバータ式駆動装置の他の例
を示す回路図である。
【図15】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実
施の形態4のものを含むインバータ式駆動装置の他の例
を示す回路図である。
【図16】 この発明による駆動機器の漏洩電流低減フ
ィルタの実施の形態5のものを含むインバータ式駆動装
置を示す回路図である。
【図17】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実
施の形態6のものを含むインバータ式駆動装置を示す回
路図である。
【図18】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実
施の形態7のものを含むインバータ式駆動装置を示す回
路図である。
【図19】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実
施の形態8のものを含むインバータ式駆動装置を示す回
路図である。
【図20】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実
施の形態8のものを含むインバータ式駆動装置の他の例
を示す回路図である。
【図21】 この発明による漏洩電流低減フィルタの実
施の形態9のものを含むインバータ式駆動装置を示す回
路図である。
【図22】 この発明によるインバータ式駆動装置の漏
洩電流低減フィルタの実施の形態9のシールドケーブル
を示す等価回路である。
【図23】 インバータによるモータ駆動装置の従来例
を示す回路図である。
【図24】 モータの等価回路を示す回路図である。
【図25】 従来におけるインバータ装置の動作を示す
波形図である。
【図26】 従来におけるインバータ装置の動作を示す
波形図である。
【図27】 従来におけるインバータ装置の動作を示す
波形図である。
【図28】 インバータによるモータ駆動装置の従来例
を示す回路図である。
【図29】 従来におけるインバータ装置の動作を示す
波形図である。
【図30】 インバータによるモータ駆動装置の他の従
来例を示す回路図である。
【図31】 インバータによるモータ駆動装置の他の従
来例を示す回路図である。
【図32】 電力供給装置の従来例を示す回路図であ
る。
【図33】 入出力非絶縁型の電力変換装置の従来例を
示す回路図である。
【図34】 入出力非絶縁型の電力変換装置の従来例を
示す回路図である。
【図35】 インバータによるモータ駆動装置の他の従
来例を示す回路図である。
【符号の説明】
100 インバータ、101 モータ、102 交流電
源、103 整流回路、104 コンデンサ、105〜
107 フィルタ回路、110〜113 磁性体コア、
114 接続電線、115 シールド導体、116 シ
ールドケーブル、TR1〜TR6 スイッチング素子、
Lc コモンモードチョークコイル、Cbu,Cbv,
Cbw コンデンサ、Rbu,Rbv,Rbw 抵抗、
Ccu,Ccv,Ccw コンデンサ、Rcu,Rc
v,Rcw 抵抗。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を整流することにより直流電圧
    に変換し、スイッチング素子の導通率を制御して前記直
    流電圧を交流に変換し、モータ等の電気機器を駆動する
    インバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタにおい
    て、 前記インバータと前記電気機器との間にコモンモードチ
    ョークコイルが接続され、前記コモンモードチョークコ
    イルと前記電気機器間の各線にコンデンサと抵抗の直列
    接続体の一方が接続され、前記直列接続体の他端が共通
    接続され、共通接続された前記直列接続体の他端が前記
    交流電源より高い周波数成分に対して接地と同等の電位
    を持つ仮想接地電位部に接続されていること特徴とする
    インバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記仮想設置電位部は、交流電源の各線
    にそれぞれ接続された同一の静電容量のコンデンサの他
    端を共通に接続した共通接続点であることを特徴とする
    請求項1に記載のインバータ式駆動装置の漏洩電流低減
    フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記仮想設置電位部は、交流電位の各線
    のうち、接地した線であることを特徴とする請求項1に
    記載のインバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記仮想設置電位部は、交流電源を整流
    後の直流電圧の正電圧側、あるいは負電圧側、あるいは
    正電圧側と負電圧側のそれぞれに接続された2個のコン
    デンサの中間接続点であることを特徴とする請求項1に
    記載のインバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ。
  5. 【請求項5】 コモンモードチョークコイルと電気機器
    間の各線に接続したコンデンサと抵抗の直列接続体は、
    コモンモードチョークコイルとコンデンサ、抵抗による
    ローパスフィルタを構成し、その減衰特性がインバータ
    のPWMのキャリア周波数において十分減衰する値であ
    り、コンデンサ、抵抗を通る漏洩電流がコモンモードチ
    ョークコイルの飽和磁束密度を越えない値であり、イン
    バータのスイッチング素子がオンしたときにその出力に
    接続するコンデンサ、抵抗に流れる電流が、前記スイッ
    チング素子の許容電流を越えないように前記コンデンサ
    と抵抗の値が設定されていることを特徴とする請求項1
    に記載のインバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィル
    タ。
  6. 【請求項6】 コモンモードチョークコイルと電気機器
    間の各線に接続したコンデンサと抵抗の直列接続体は、
    コモンモードチョークコイルと前記直列接続体によりイ
    ンバータのPWMのキャリア周波数を減衰するローパス
    フィルタを構成する第1の直列接続体と、インバータの
    PWMのキャリア周波数の高調波を減衰するローパスフ
    ィルタを構成する一つ以上の第2の直列接続体を備える
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の
    インバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記第2の直列接続体は、前記第1の直
    列接続体の抵抗に並列に接続されていることを特徴とす
    る請求項6に記載のインバータ式駆動装置の漏洩電流低
    減フィルタ。
  8. 【請求項8】 コモンモードチョークコイルと各線に接
    続した直列接続体により構成されるフィルタ回路が複数
    段接続されていることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れか一つに記載のインバータ式駆動装置の漏洩電流低減
    フィルタ。
  9. 【請求項9】 インバータの出力線を少なくとも一つの
    円筒状またはドーナツ状の磁性体に通すことによりコモ
    ンモードチョークコイルが構成されていることを特徴と
    する請求項1〜8のいずれか一つに記載のインバータ式
    駆動装置の漏洩電流低減フィルタ。
  10. 【請求項10】 インバータの出力線を通した円筒状の
    磁性体の外側を覆うシールド導体の電気機器側にコンデ
    ンサと抵抗の直列接続体の共通接続点が接続され、前記
    シールド導体のインバータ側が前記仮想設置電位部に接
    続されていることを特徴とする請求項9に記載のインバ
    ータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ。
  11. 【請求項11】 前記直列接続体のコンデンサが前記コ
    モンモードチョークコイルと電気機器とを接続するシー
    ルドケーブルの線間静電容量により与えられることを特
    徴とする請求項1〜10のいずれか一つに記載のインバ
    ータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ。
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