JP2001231268A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

Info

Publication number
JP2001231268A
JP2001231268A JP2000035543A JP2000035543A JP2001231268A JP 2001231268 A JP2001231268 A JP 2001231268A JP 2000035543 A JP2000035543 A JP 2000035543A JP 2000035543 A JP2000035543 A JP 2000035543A JP 2001231268 A JP2001231268 A JP 2001231268A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phase
power converter
power
noise filters
noise
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000035543A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Ayano
秀樹 綾野
Takashi Ikimi
高志 伊君
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2000035543A priority Critical patent/JP2001231268A/ja
Publication of JP2001231268A publication Critical patent/JP2001231268A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/40Arrangements for reducing harmonics

Landscapes

  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ノイズフィルタ個々の電流容量をより低減さ
せてコモンモード電流に起因した障害を抑制すること。 【解決手段】 整流器12の直流出力を三相交流に変換
するインバータ14とモータ12との間にノイズフィル
タ16、18、20を挿入し、各ノイズフィルタ16、
18、20の一端をそれぞれインバータ14の各三相交
流端子に接続し、他端をモータ22に接続する。インバ
ータ14の出力側にノイズフィルタ16〜20が3個並
列接続されているため、インバータ14から発生するコ
モンモード電流が各ノイズフィルタによって分流され、
各ノイズフィルタ16〜20に流れる電流を1/3に低
減することができ、磁気飽和を回避することができると
ともに各ノイズフィルタ16〜20の小型軽量化を図る
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換装置に係
り、特に、大電力用スイッチング素子のスイッチング時
に、コモンモード電流に起因して発生する高周波ノイズ
(放射ノイズ)を低減させるに好適な電力変換装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】電力変換器として、三相交流電力を直流
電力に変換するコンバータや直流電力を三相交流電力に
変換するインバータが知られており、これら電力変換器
のスイッチング素子として、近年、大電力を扱うことが
できるIGBT(絶縁ゲート形バイポーラモードトラン
ジスタ)が多く採用されている。スイッチング素子とし
てIGBTを用いた電力変換器においては、IGBTを
高速でスイッチングする方式が採用されている。ところ
がIGBTの高速スイッチング化に伴い、電力線・モー
タの浮遊容量を通じてグラウンドに流れ込むコモンモー
ド電流の増加が問題となっている。このコモンモード電
流は放射ノイズ・伝導ノイズの原因となり、周辺機器に
悪影響を及ぼす。
【0003】これらの障害を抑制する従来技術として、
コモンモードチョークを電圧型インバータの出力回路に
設けたものが提案されている(従来技術1)。コモンモ
ードチョークは、三相電力線を束ねてコイル状に巻いて
形成したものであり、U相からV相、W相に流れる主電
流については差動成分に対して磁束が打ち消すので低イ
ンピーダンス特性を示し、同相成分である零相成分に対
してのみ高インピーダンスのインダクタンスとして機能
する。このため、コモンモードチョークを電圧型インバ
ータの出力回路に設けることにより、コモンモード電流
のピーク値を低減できる。
【0004】他の従来技術としては、電気学会論文誌,
D116巻12号、1211〜1219頁(1996
年)に記載されているように、コモンモードトランスを
電圧型インバータの出力端に接続することにより、コモ
ンモード電流を低減するようにしたものが提案されてい
る(従来技術2)。コモンモードトランスは、コモンモ
ードチョークが巻きつけられたコアに2次巻線を巻き付
け、2次巻線の両端に抵抗を並列接続して構成されてい
る。コモンモードトランスの1次側(電力線側)では各
相の導線が束ねられてコイル状に巻かれているため、主
電流によって発生する磁束は互いに打ち消し合い損失は
生じない。一方、2次側巻線と鎖交する磁束はコモンモ
ード電流によって発生する磁束のみであり、2次側巻線
に接続された抵抗には、コモンモード電流に対してのみ
損失が発生する。このため、コモンモードトランスを電
圧型インバータの出力端に接続することにより、コモン
モード電流のピーク値および実効値を低減することがで
き、周波数の高い振動も抑制できる。しかも、放射性・
伝導性の電磁障害も低減できる。
【0005】また、他の従来技術としては、特開平11
−289751号公報に記載されているように、インバ
ータ装置および空気調和機に用いられる整流器とインバ
ータとの間の直流部分に、相互に並列接続された2個の
ノイズフィルタを挿入したものが提案されている(従来
技術3)。この従来技術3によれば、ノイズフィルタ個
々の電流容量を低減させることができるので、ノイズフ
ィルタの小型軽量化が可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術1では、
小容量の電力変換器においては、コモンモード電流を効
果的に抑制することができる。しかし、大電力用の電力
変換器においては、以下のような課題がある。
【0007】(1)出力電流が大きいため、コアが磁気
飽和を起しやすくなる。
【0008】(2)出力電流が大きいため、ケーブル径
が大きくなる。
【0009】上記(1)の対策としては、カットコアを
使用し、ギャップを持たせることによって磁束を抑制す
る方法がある。しかし、カットコアを使用する構成では
透磁率が低下する。このため、十分な特性を得るには、
多数のコアを使用し、有効断面積を増加させる必要があ
り、装置の大型化、コストの上昇が余儀なくされる。
【0010】上記(2)の結果として、コモンモードチ
ョークに使用するコアの窓面積(内径側の面積)を大き
くする必要があり、コアの大型化を招くことになる。ま
た、ケーブル径が大きくなるため、コイルの巻数を多く
することは極めて困難である。このため、十分な特性を
得るには、多数のコアを使用する必要があり、装置の大
型化・コストの上昇が余儀なくされる。
【0011】上記従来技術2のコモンモードトランス使
用する場合においても、小容量の電力変換器では、コモ
ンモード電流を効果的に抑制できる。しかし、大容量の
電力変換器においては、上記従来技術1のコモンモード
チョークを使用する場合と同様の課題が生じる。
【0012】一方、上記従来技術3のように、2個のノ
イズフィルタを使用した場合、単一のノイズフィルタを
用いるときよりも、ノイズフィルタ個々の電流容量を低
減させることができる。しかし、電力変換器が大容量に
なるほどノイズフィルタを大型化することが余儀なくさ
れる。
【0013】本発明の目的は、ノイズフィルタ個々の電
流容量をより低減させてコモンモード電流に起因した障
害を抑制することができる電力変換装置を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、三相交流電力を直流電力に変換しまたは
直流電力を三相交流電力に変換する電力変換器と、この
電力変換器の各三相交流端子に直列接続されて三相交流
信号に重畳された零相成分に対して三相の交流信号成分
よりも高インピーダンスとなる複数のノイズフィルタと
を備え、前記複数のノイズフィルタは互いに並列接続さ
れてなる電力変換装置を構成したものである。
【0015】前記電力変換装置を構成するに際しては、
複数のノイズフィルタとして同一構成のものを用いた
り、並列接続されるノイズフィルタの数を電力変換器の
容量に応じて調整したりすることができる。
【0016】前記各電力変換装置を構成するに際して
は、以下の要素を付加することができる。
【0017】(1)前記各ノイズフィルタは、前記電力
変換器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ね
てコイル状に巻いて形成されたコモンモードチョークか
ら構成されてなる。
【0018】(2)前記各ノイズフィルタは、前記電力
変換器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ね
てコアに巻き付けて形成された一次巻線と、前記コアに
巻き付けられた二次巻線と、この二次巻線の両端に並列
接続された抵抗とから構成されてなる。
【0019】(3)前記各ノイズフィルタは、前記二次
巻線に並列接続される抵抗として各ノイズフィルタ共通
の抵抗を用いてなる。
【0020】(4)前記各ノイズフィルタは、前記電力
変換器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ね
てコアに巻き付けて形成された一次巻線と、前記コアに
巻き付けられた二次巻線とを備え、前記二次巻線の一端
が前記電力変換器の接地電位に相当する部位に接続さ
れ、前記二次巻線の他端が前記電力変換器の電源側また
は負荷側の接地電位に相当する部位に接続されてなる。
【0021】(5)前記各ノイズフィルタは、前記電力
変換器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ね
てコアに巻き付けて形成された一次巻線と、前記コアに
巻き付けられた二次巻線とを備え、前記二次巻線の一端
が各ノイズフィルタ共通の第1の共通接地線を介して前
記電力変換器の接地電位に相当する部位に接続され、前
記二次巻線の他端が各ノイズフィルタ共通の第2の共通
接地線を介して前記電力変換器の電源側または負荷側の
接地電位に相当する部位に接続されてなる。
【0022】(6)前記各ノイズフィルタは、前記電力
変換器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ね
てコアに巻き付けて形成された一次巻線と、前記コアに
巻き付けられた二次巻線とを備え、前記各ノイズフィル
タの二次巻線は互いに直列接続され、かつ直列接続され
た二次巻線の端末のうち未接続の端末の一方が前記電力
変換器の接地電位に相当する部位に接続され、直列接続
された二次巻線の端末のうち未接続の端末の他方が前記
電力変換器の電源側または負荷側の接地電位に相当する
部位に接続され、前記各ノイズフィルタの一次巻線と二
次巻線との巻数比はノイズフィルタの並列数に基づいて
調整されてなる。
【0023】前記した手段によれば、電力変換器の電力
変換に伴って発生するコモンモード電流を各ノイズフィ
ルタによって分流してコモンモード電流による障害を抑
制するようにしたため、ノイズフィルタ個々の電流容量
をより低減させることができ、磁気飽和を回避すること
が可能になるとともに、ノイズフィルタを構成する導線
の径を小さくできることに伴って小型軽量化を図ること
が可能になる。すなわち、ノイズフィルタを構成する導
線の径が小さくなると、コイルの巻数増加が可能にな
る。インダクタンスの大きさは、コイルの巻数の平方に
比例するため、コイルの巻数増加によってコア数を低減
できる。
【0024】さらに、ノイズフィルタとして、1次巻線
コイルと2次巻線コイルを備え、2次巻線コイルの両端
側はそれぞれ接地電位に相当する部位に接続したものを
用いることにより、コア内に鎖交する磁束を低減するこ
とができるとともに磁気飽和を回避することができ、さ
らなる小型軽量化が可能になる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の一実施形態を示す
電力変換装置の全体構成図である。図1において、三相
交流電源10には三相交流電流を直流に変換する整流器
12が接続されており、整流器12の直流出力側には直
流電力を三相交流電力に変換する電力変換器としてのイ
ンバータ14が接続されている。このインバータ14
は、三相のアームを構成するスイッチング素子として、
例えば、IGBTを備えているとともに、IGBTに並
列接続されたダイオードを備えており、インバータ14
の各三相交流端子はノイズフィルタ16、18、20を
介して負荷となるモータ22に接続されている。
【0026】ノイズフィルタ16、18、20は、EM
I(電磁障害)抑制部品として、インバータ14の各三
相交流端子に直列に接続されて三相交流信号に重畳され
た零相成分(コモンモード電流)に対して三相の交流信
号成分よりも高インピーダンス特性を示すように構成さ
れており、本実施形態では、3個のノイズフィルタ1
6、18、20が互いに並列接続されている。
【0027】3個のノイズフィルタ16、18、20を
並列接続してインバータ14とモータ12との間に挿入
すると、個々のノイズフィルタ16、18、20に流れ
る電流は、インバータ14からモータ22に供給する電
流の1/3になる。インバータ14からモータ22に供
給される電流が各ノイズフィルタ16、18、20によ
って分流されると、単一のノイズフィルタによってコモ
ンモード電流を抑制するときよりもノイズフィルタ16
〜20のケーブル径(導線の径)を小さくすることがで
きる。このため、ノイズフィルタ16〜20として、コ
イルを使用した場合には、単一のノイズフィルタを用い
るときよりも、コイルの巻数の増加が可能になる。コイ
ルのインダクタンスの大きさは、コイルの巻数の平方に
比例するため、コイルの巻数の増加によってコア数を低
減できる。
【0028】また、各ノイズフィルタ16〜20に流れ
るコモンモード電流も単一のノイズフィルタを用いると
きよりも1/3に低減できるため、磁気飽和による悪影
響を回避することができる。
【0029】さらに、従来は、インバータの出力容量ご
とにノイズフィルタを設計していたのに対して、インバ
ータ14の出力容量の増加に応じて同一構成のノイズフ
ィルタ16〜20の数を増加させることで、インバータ
14の出力容量に関わらず、同一構成のノイズフィルタ
を使用することができ、大幅なコスト低減が可能にな
る。
【0030】次に、ノイズフィルタ16〜20を構成す
るに際しては、図2に示すように、チョークコイル24
を用いることができる。
【0031】チョークコイル24は、インバータ14の
各三相交流端子に接続された導線であるU相ケーブル2
6、V相ケーブル28、W相ケーブル30を束ねて同一
のコア32に1回巻き付けて構成したものである。
【0032】このコモンモードチョーク24は、U相、
V相、W相に流れる主電流に対しては、コア32内で磁
束が互いに相殺されるので、低インピーダンスである。
一方、同相の零相成分に相当するコモンモード電流に対
しては高インピーダンスのインダクタンスとして機能す
る。このため、コモンモードチョーク24をインバータ
24の交流出力側に接続することで、コモンモード電流
のピーク値を抑制することができる。
【0033】また、コモンモードチョーク24を3個以
上並列化することにより、単一のコモンモードチョーク
を用いるときよりもケーブル径を小さくできるため、コ
イルの巻数を増加できる。この結果、コモンモードチョ
ーク24のインダクタンスが大幅に増大し、コア数を低
減できるとともに、コモンモード電流の抑制効果をさら
に高めることができる。
【0034】また、ノイズフィルタ16〜20として、
図3に示すコモンモードトランス34を用いることがで
きる。このコモンモードトランス34は、U相ケーブル
26、V相ケーブル28、W相ケーブル30を束ねて同
一のコア32に1回巻き付けて1次巻線とし、コア32
に2次巻線(2次巻線コイル)36を巻きつけ、2次巻
線36の両端に抵抗38を並列接続して構成されてお
り、等価回路は図4のようになる。
【0035】コモンモードトランス34は、U相、V
相、W相に流れる主電流に対しては、コア32内で磁束
が互いに相殺されるため、低インピーダンスである。一
方、同相の零相成分に対しては、トランスとして作用
し、2次巻線36に電力を供給する。このため、抵抗3
8では、零相成分に相当するコモン電流に対してのみ損
失が発生する。これにより、コモンモードトランス34
をインバータ14の出力側に接続することで、コモン電
流のピーク値を抑制することができる。
【0036】また、コモンモードトランス34は、抵抗
38の抵抗値を調整することにより、コモンモード電流
とコア32に鎖交する磁束の両方を低減することができ
る。このため、コモンモードトランス34を用いること
で、磁気飽和を避けることができ、コモンモードチョー
ク24を用いるときよりも小さいコアでコモンモード電
流を効果的に低減できる。さらに、コモンモードトラン
ス34を3個以上並列化することにより、各コモンモー
ドトランス34のインダクタンスが大幅に増大し、さら
なるコア数の低減とコモン電流の抑制が可能になる。
【0037】また、ノイズフィルタ16〜20としてコ
モンモードトランス34を用いる場合、同一構成のコモ
ンモードトランス34を3個並列接続する代わりに、図
5に示すように、単一の抵抗38を3個のコモンモード
トランス34で共有化することで、部品点数を低減する
こともできる。この場合、発熱部分となる抵抗38を集
中化できるため、抵抗38に対して集中的に放熱対策を
施すことができる。さらに、インバータ14内部の素子
などに用いるヒートシンクを抵抗38の放熱対策に利用
することもできる。
【0038】次に、ノイズフィルタとしてPGコイル
(Power line & Ground line
coil)を用いたときの実施形態を図6にしたがっ
て説明する。
【0039】PGコイル40、42、44は、ノイズフ
ィルタとしてインバータ14とモータ22との間に挿入
されてインバータ14の各三相交流出力端子に直列に接
続されており、3個のPGコイル40、42、44は互
いに並列接続されている。PGコイル40、42、44
は、図7に示すように、U相ケーブル26、V相ケーブ
ル28、W相ケーブル30を束ねて同一のコア46にコ
イル状に1回巻き付けて1次巻線とし、コア46に2次
巻線として接地線48を1回巻き付けて構成されてお
り、接地線48の一端がインバータ14の接地電位に相
当する部位、例えば、インバータ14の筐体接地点に接
続され、接地線48の他端が負荷側の接地電位に相当す
る部位、例えば、モータ22の接地端子56に接続され
ている。
【0040】PGコイル40、42、44は、モータ2
2から接地部分(アースライン)に流れるコモン電流に
対しては大きなインダクタンスとなる。一方、PGコイ
ル40、42、44は、モータ22から接地線48を介
してインバータ14に流れるコモンモード電流に対して
は、各接地線48から発生する磁束が互いに相殺される
ので、インダクタンスとして働かなくなる。このため、
モータ22から流出するコモンモード電流は、PGコイ
ル40、42、44を流れ、接地部分(アースライン)
にはほとんど流れない。この結果、接地部分を流れ、伝
導ノイズとして作用するコモンモード電流を低減でき
る。
【0041】また、ケーブル26、28、30と接地線
48を近接して実装することにより、放射ノイズも抑制
できる。
【0042】また、PGコイル40、42、44のコア
46として、透磁率の高いコアを使用すると、コモンモ
ード電流のほとんどが接地線48を流れるため、コア4
6内にはほとんど磁束が発生しない。このため、コア4
6の大きさをコモンモードチョーク24、コモンモード
トランス34のコアよりも小さくでき、小型軽量化およ
びコストの低減が可能になる。さらに、PGコイルの数
を増やして3個以上並列化することにより、各コイルの
インダクタンスが大幅に増大し、さらなるコア数の低減
とコモンモード電流の抑制が可能になる。
【0043】図6に示す実施形態では、PGコイル4
0、42、44の接地線48の一方をモータ22の接地
端子56に接続しているが、モータ22の入力部分をコ
ンデンサなどのインピーダンスを用いて星型結線し、そ
の中性点に接地線48の一方を接続した構成を採用して
も同様な効果が得られる。
【0044】また、図6に示す実施形態では、PGコイ
ル40、42、44の接地線48の他方をインバータ1
4の筐体接地点に接続しているが、インバータ14の直
流側をコンデンサなどのインピーダンスで分圧した中性
点、インバータ14の直流側の陽極または陰極のいずれ
か、または三相交流電源10をコンデンサなどのインピ
ーダンスを用いて星型結線した中性点、あるいは三相交
流電源10の接地端子に接続しても同様な効果が得られ
る。
【0045】次に、PGコイルを用いたときの他の実施
形態を図8にしたがって説明する。本実施形態は、ノイ
ズフィルタとしてのPGコイル40、42、44の接地
線48の両端を互いに接続し、この接続点を第1の共通
接地線58を介してインバータ14の筐体接地点、他方
の接続点を第2の共通接地線60を介してモータ22の
接地端子56に接続したものであり、他の構成は図6の
ものと同様である。
【0046】本実施形態においては、共通接地線58、
60を用いて接地線48を共有化しているため、接地線
48の長さが短くなり、インバータ14とモータ22と
の距離が長い場合には、特に、前記実施形態よりも小型
軽量化および低コスト化が可能になる。
【0047】次に、ノイズフィルタとしてPGコイルを
用いたときの他の実施形態を図9にしたがって説明す
る。
【0048】本実施形態は、PGコイル40、42、4
4の接地線48を互いに直列に接続し、PGコイル40
の接地線48の端末のうち未接続の端末をインバータ1
4の筐体接地点に接続し、PGコイル44の接地線48
の端末のうち未接続の端末をモータ22の接地端子56
に接続し、さらに、各PGコイル40、42、44の1
次巻線と2次巻線との巻数比をPGコイル40、42、
44の並列数(3)にしたがって調整したものであり、
他の構成は図6と同様である。
【0049】本実施形態によれば、図6に示す実施形態
と同様にコモンモード電流を分流するようにしたため、
コモンモード電流によって発生する放射ノイズの障害を
抑制できるとともに小型軽量化および低コスト化を図る
ことができる。さらに、接地線48が互いに直列接続さ
れているため、接地線48の長さを短くすることがで
き、前記実施形態よりもさらなる小型軽量化および低コ
スト化が可能になる。
【0050】図6ないし図9に示した実施形態では、P
Gコイル40、42、44を三相インバータ14に適応
したものについて述べたが、PGコイルを単相インバー
タに適用しても同様な効果を得ることができる。
【0051】前記各実施形態においては、電力変換器と
してインバータ14を用いたものについて述べたが、本
発明をコンバータに適用することもできる。電力変換器
としてのコンバータに本発明を適用するときには、電源
とコンバータとの間にノイズフィルタを挿入すること
で、インバータ14に適応したときと同様な効果を得る
ことができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電力変換器の電力変換に伴って発生するコモンモード電
流を各ノイズフィルタによって分流してコモンモード電
流による障害を抑制するようにしたため、ノイズフィル
タ個々の電流容量をより低減させることができ、磁気飽
和を回避することが可能になるとともに、ノイズフィル
タを構成する導線の径を小さくできることに伴って小型
軽量化を図ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す電力変換装置の全体
構成図である。
【図2】コモンモードチョークの構成図である。
【図3】コモンモードトランスの構成図である。
【図4】コモンモードトランスの等価回路図である。
【図5】コモンモードトランスの他の実施形態を示す等
価回路図である。
【図6】PGコイルを用いたときの実施形態を示す全体
構成図である。
【図7】PGコイルの構成図である。
【図8】PGコイルを用いた他の実施形態を示す全体構
成図である。
【図9】PGコイルを用いたさらに他の実施形態を示す
全体構成図である。
【符号の説明】
10 三相交流電源 12 整流器 14 インバータ 16、18、20 ノイズフィルタ 22 モータ 24 コモンモードチョーク 26 U相ケーブル 28 V相ケーブル 30 W相ケーブル 32 コア 34 コモンモードトランス 36 2次巻線 38 抵抗 40、42、44 PGコイル 46 コア 48 接地線 56 接地端子 58 第1の共通接地線 60 第2の共通接地線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G066 EA01 5H007 AA01 BB06 CA01 CB00 CC09 HA02 5H740 BA11 BB09 BB10 NN02 NN17 PP10

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 三相交流電力を直流電力に変換しまたは
    直流電力を三相交流電力に変換する電力変換器と、この
    電力変換器の各三相交流端子に直列接続されて三相交流
    信号に重畳された零相成分に対して三相の交流信号成分
    よりも高インピーダンスとなる複数のノイズフィルタと
    を備え、前記複数のノイズフィルタは互いに並列接続さ
    れてなる電力変換装置。
  2. 【請求項2】 三相交流電力を直流電力に変換しまたは
    直流電力を三相交流電力に変換する電力変換器と、この
    電力変換器の各三相交流端子に直列接続されて三相交流
    信号に重畳された零相成分に対して三相の交流信号成分
    よりも高インピーダンスとなる複数のノイズフィルタと
    を備え、前記複数のノイズフィルタは同一構成のものが
    互いに並列接続されてなる電力変換装置。
  3. 【請求項3】 三相交流電力を直流電力に変換しまたは
    直流電力を三相交流電力に変換する電力変換器と、この
    電力変換器の各三相交流端子に直列接続されて三相交流
    信号に重畳された零相成分に対して三相の交流信号成分
    よりも高インピーダンスとなる複数のノイズフィルタと
    を備え、前記複数のノイズフィルタは互いに並列接続さ
    れ、かつ並列接続されるノイズフィルタの数は前記電力
    変換器の容量に応じて調整されてなる電力変換装置。
  4. 【請求項4】 前記各ノイズフィルタは、前記電力変換
    器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ねてコ
    イル状に巻いて形成されたコモンモードチョークから構
    成されてなることを特徴とする請求項1、2または3に
    記載の電力変換装置。
  5. 【請求項5】 前記各ノイズフィルタは、前記電力変換
    器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ねてコ
    アに巻き付けて形成された一次巻線と、前記コアに巻き
    付けられた二次巻線と、この二次巻線の両端に並列接続
    された抵抗とから構成されてなることを特徴とする請求
    項1、2または3に記載の電力変換装置。
  6. 【請求項6】 前記各ノイズフィルタは、前記二次巻線
    に並列接続される抵抗として各ノイズフィルタ共通の抵
    抗を用いてなることを特徴とする請求項5に記載の電力
    変換装置。
  7. 【請求項7】 前記各ノイズフィルタは、前記電力変換
    器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ねてコ
    アに巻き付けて形成された一次巻線と、前記コアに巻き
    付けられた二次巻線とを備え、前記二次巻線の一端が前
    記電力変換器の接地電位に相当する部位に接続され、前
    記二次巻線の他端が前記電力変換器の電源側または負荷
    側の接地電位に相当する部位に接続されてなることを特
    徴とする請求項1、2または3に記載の電力変換装置。
  8. 【請求項8】 前記各ノイズフィルタは、前記電力変換
    器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ねてコ
    アに巻き付けて形成された一次巻線と、前記コアに巻き
    付けられた二次巻線とを備え、前記二次巻線の一端が各
    ノイズフィルタ共通の第1の共通接地線を介して前記電
    力変換器の接地電位に相当する部位に接続され、前記二
    次巻線の他端が各ノイズフィルタ共通の第2の共通接地
    線を介して前記電力変換器の電源側または負荷側の接地
    電位に相当する部位に接続されてなることを特徴とする
    請求項1、2または3に記載の電力変換装置。
  9. 【請求項9】 前記各ノイズフィルタは、前記電力変換
    器の各三相交流端子に接続された各相の導線を束ねてコ
    アに巻き付けて形成された一次巻線と、前記コアに巻き
    付けられた二次巻線とを備え、前記各ノイズフィルタの
    二次巻線は互いに直列接続され、かつ直列接続された二
    次巻線の端末のうち未接続の端末の一方が前記電力変換
    器の接地電位に相当する部位に接続され、直列接続され
    た二次巻線の端末のうち未接続の端末の他方が前記電力
    変換器の電源側または負荷側の接地電位に相当する部位
    に接続され、前記各ノイズフィルタの一次巻線と二次巻
    線との巻数比はノイズフィルタの並列数に基づいて調整
    されてなることを特徴とする請求項1、2または3に記
    載の電力変換装置。
JP2000035543A 2000-02-14 2000-02-14 電力変換装置 Pending JP2001231268A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000035543A JP2001231268A (ja) 2000-02-14 2000-02-14 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000035543A JP2001231268A (ja) 2000-02-14 2000-02-14 電力変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001231268A true JP2001231268A (ja) 2001-08-24

Family

ID=18559726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000035543A Pending JP2001231268A (ja) 2000-02-14 2000-02-14 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001231268A (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003058791A2 (en) * 2002-01-07 2003-07-17 International Rectifier Corporation Active emi filter with feed forward cancellation
WO2004045054A1 (ja) * 2002-11-11 2004-05-27 The Circle For The Promotion Of Science And Engineering フィルタ装置
DE102004006553B4 (de) * 2004-02-10 2006-09-14 Siemens Ag Umrichter
JP2007325377A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Nippon Reliance Kk 電力変換装置
CN100448162C (zh) * 2002-01-07 2008-12-31 国际整流器公司 具有前馈补偿的有源电磁干扰滤波器
JP2009027719A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Robert Bosch Gmbh ラインフィルタ用チョーク、ラインフィルタおよびラインフィルタを有する電気装置
JP2010104200A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Mitsubishi Electric Corp エレベータ制御装置
JP2013093947A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
JP2014220926A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 株式会社デンソー 車両用回転電機
WO2015181883A1 (ja) * 2014-05-27 2015-12-03 松江エルメック株式会社 コモンモードフィルタ
JP2016516318A (ja) * 2013-02-13 2016-06-02 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 電磁干渉をフィルタリングするためのデバイス及び方法
WO2017211735A1 (de) * 2016-06-07 2017-12-14 Leybold Gmbh Vorrichtung und verfahren zum antreiben einer vakuumpumpe
US10056752B2 (en) 2013-05-09 2018-08-21 Denso Corporation Rotary electric machine for a vehicle
WO2022102005A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 三菱電機株式会社 ノイズフィルタ
WO2022118847A1 (ja) * 2020-12-02 2022-06-09 株式会社Ihi コモンモードフィルタ回路

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003058791A2 (en) * 2002-01-07 2003-07-17 International Rectifier Corporation Active emi filter with feed forward cancellation
WO2003058791A3 (en) * 2002-01-07 2003-11-06 Int Rectifier Corp Active emi filter with feed forward cancellation
US6839250B2 (en) 2002-01-07 2005-01-04 International Rectifier Corporation Active EMI filter with feed forward cancellation
CN100448162C (zh) * 2002-01-07 2008-12-31 国际整流器公司 具有前馈补偿的有源电磁干扰滤波器
WO2004045054A1 (ja) * 2002-11-11 2004-05-27 The Circle For The Promotion Of Science And Engineering フィルタ装置
DE102004006553B4 (de) * 2004-02-10 2006-09-14 Siemens Ag Umrichter
JP2007325377A (ja) * 2006-05-31 2007-12-13 Nippon Reliance Kk 電力変換装置
JP2009027719A (ja) * 2007-07-19 2009-02-05 Robert Bosch Gmbh ラインフィルタ用チョーク、ラインフィルタおよびラインフィルタを有する電気装置
JP2010104200A (ja) * 2008-10-27 2010-05-06 Mitsubishi Electric Corp エレベータ制御装置
JP2013093947A (ja) * 2011-10-25 2013-05-16 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置
JP2016516318A (ja) * 2013-02-13 2016-06-02 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 電磁干渉をフィルタリングするためのデバイス及び方法
US10056752B2 (en) 2013-05-09 2018-08-21 Denso Corporation Rotary electric machine for a vehicle
JP2014220926A (ja) * 2013-05-09 2014-11-20 株式会社デンソー 車両用回転電機
JPWO2015181883A1 (ja) * 2014-05-27 2017-04-20 松江エルメック株式会社 コモンモードフィルタ
WO2015181883A1 (ja) * 2014-05-27 2015-12-03 松江エルメック株式会社 コモンモードフィルタ
US10038421B2 (en) 2014-05-27 2018-07-31 Elmec Corporation Common mode filter
CN109312753A (zh) * 2016-06-07 2019-02-05 莱宝有限公司 用于驱动真空泵的装置和方法
WO2017211735A1 (de) * 2016-06-07 2017-12-14 Leybold Gmbh Vorrichtung und verfahren zum antreiben einer vakuumpumpe
KR20190016958A (ko) * 2016-06-07 2019-02-19 라이볼트 게엠베하 진공 펌프를 구동하기 위한 장치 및 방법
JP2019522454A (ja) * 2016-06-07 2019-08-08 レイボルド ゲーエムベーハー 真空ポンプを駆動するための装置及び方法
US10648474B2 (en) 2016-06-07 2020-05-12 Leyold GmbH Device and method for driving a vacuum pump
CN109312753B (zh) * 2016-06-07 2021-10-22 莱宝有限公司 用于驱动真空泵的装置和方法
KR102388078B1 (ko) 2016-06-07 2022-04-18 라이볼트 게엠베하 진공 펌프를 구동하기 위한 장치 및 방법
WO2022102005A1 (ja) * 2020-11-11 2022-05-19 三菱電機株式会社 ノイズフィルタ
WO2022118847A1 (ja) * 2020-12-02 2022-06-09 株式会社Ihi コモンモードフィルタ回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3393374B2 (ja) 電力変換システム
Chen et al. A novel inverter-output passive filter for reducing both differential-and common-mode $ dv/dt $ at the motor terminals in PWM drive systems
US8325500B2 (en) Inverter filter including differential mode and common mode, and system including the same
JP4260110B2 (ja) フィルタ装置
US8174810B2 (en) Method and apparatus for reducing differential mode and common mode reflections in motor drives
JP3466118B2 (ja) インバータ式駆動装置の漏洩電流低減フィルタ
US6867564B1 (en) Integrated DC link choke and method for suppressing common-mode voltage in a motor drive
EP1914868B1 (en) Filtering choke arrangement for a frequency converter
JP2001268890A (ja) 電力変換システム
US7132812B1 (en) Integrated DC link choke and method for suppressing common-mode voltage in a motor drive
JP2001231268A (ja) 電力変換装置
JP2000201044A (ja) コモンモ―ドノイズ抑制装置
JP6806280B1 (ja) ノイズフィルタ及び電力変換装置
US6987372B1 (en) Integrated DC link choke and method for suppressing common-mode voltage in a motor drive
JP2001204136A (ja) Pwmインバータ装置
JP2009135271A (ja) リアクトルおよびノイズフィルタ
JP3702556B2 (ja) 可変速駆動装置
Dzhankhotov et al. A new passive hybrid air-core foil filter for modern power drives
JP2020103029A (ja) コモンモード減衰を呈する三相ディファレンシャルモードリアクトルを含むフィルタを有するモータードライブ
JP2001268922A (ja) 電力変換装置
JP2009182115A (ja) 変圧器
WO2021152888A1 (ja) ノイズフィルタ、ノイズフィルタ装置、および電力変換装置
JPH08237936A (ja) 電圧形インバータのノイズフィルタ
US20240021358A1 (en) Transformer
US11387761B2 (en) System and method for sinusoidal output and integrated EMC filtering in a motor drive

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040427