JPH10337087A - 単相−多相電力変換回路 - Google Patents

単相−多相電力変換回路

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JPH10337087A
JPH10337087A JP9145024A JP14502497A JPH10337087A JP H10337087 A JPH10337087 A JP H10337087A JP 9145024 A JP9145024 A JP 9145024A JP 14502497 A JP14502497 A JP 14502497A JP H10337087 A JPH10337087 A JP H10337087A
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capacitor
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Junichi Ito
淳一 伊東
Koetsu Fujita
光悦 藤田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直流中間回路に付加されるスイッチングアー
ムやリプル吸収用のリアクトルを削減可能とし、装置構
成の簡略化、小型化、低価格化を可能にする。 【解決手段】 単相コンバータと、その出力電圧を多相
交流電圧に変換して多相交流電動機を駆動する電圧形イ
ンバータと、直流中間回路に接続された平滑コンデンサ
とを有する単相−多相電力変換回路に関する。電動機5
00の星形結線された固定子巻線の中性点と、インバー
タ300と平滑コンデンサ402との接続点の一方との
間にリプル吸収用コンデンサ601を接続する。時間分
割により、インバータ300が、電動機500との間で
電力を授受し、かつ、インバータ300による零電圧ベ
クトルの出力時にコンデンサ601との間で零相電力を
授受させてその直流電圧を制御することにより、直流中
間回路の電力リプルをコンデンサ601により吸収す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、単相交流電力をコ
ンバータにより直流電力に変換し、この直流電力を電圧
形インバータにより多相交流電力に変換して多相交流電
動機を駆動する単相−多相電力変換回路に関し、詳しく
は、直流中間回路に設けられる平滑コンデンサの容量を
低減する技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は、平成8年電気学会全国大会予
稿集掲載の論文「715 DCアクティブフィルタ機能
を備えた単相PWMコンバータのコンデンサ容量低減」
に記載の回路構成を使用した単相−多相電力変換回路の
従来技術である。図において、100は単相交流電源、
200はIGBT等の自己消弧形半導体スイッチング素
子及び逆並列ダイオードからなりPWM制御される単相
フルブリッジコンバータ、300は同様の自己消弧形半
導体スイッチング素子及び逆並列ダイオードからなる三
相電圧形インバータ、401は2象限チョッパ、402
は直流中間回路に設けられた平滑コンデンサ、403,
404はそれぞれフィルタ用のリアクトル及びコンデン
サ、500は負荷としての三相誘導電動機である。この
回路の詳細な動作説明は省略するが、基本動作として
は、コンバータ200のPWM制御により交流入力電流
波形を正弦波に保ち、入力力率を1に制御する一方で、
コンバータ200の直流出力側に生じる電源周波数の2
倍の周波数の電力リプルを吸収するため、2象限チョッ
パ401によりコンデンサ404の電圧を制御してエネ
ルギーを授受し、これにより平滑コンデンサ402の容
量低減を図っている。
【0003】また、図11は、平成5年電気学会産業応
用部門誌(vol.113-D, No.9, p.1106〜p.1107)掲載の
論文「単相PWMコンバータの直流電圧脈動の一抑制
策」に記載の回路構成を使用した単相−多相電力変換回
路の従来技術であり、図12は、平成8年電気学会産業
応用部門全国大会予稿集掲載の論文「79 単相電圧形
PWMコンバータの直流電力脈動低減方式」に記載の回
路構成を使用した単相−多相電力変換回路の従来技術で
ある。これらの図において、図11の405は直流中間
回路に接続された直列共振回路としてのLCフィルタ、
図12の406はリアクトルであり、その他の構成要素
で図10と同一のものには同一符号を付してある。これ
らの回路の詳細な動作説明は省略するが、基本的には、
コンバータ200の直流出力側に生じる電源周波数の2
倍の周波数の電力リプルを同一の共振周波数を持つ図1
1のLCフィルタ405や図12のリアクトル406に
より吸収し、これによって平滑コンデンサ402の容量
を低減するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図10〜図12の従来
技術では、何れも電力リプル吸収用にリアクトルが使用
されているため、これが小型化の妨げとなる。また、図
10、図12の従来技術では直流中間回路に上下1アー
ムを付加する必要があるので、小型化や低価格化の障害
となる。更に、図11の従来技術では、LCフィルタ4
05のコンデンサの耐圧が直流中間電圧の2倍にもなる
という問題がある。
【0005】そこで、本発明は、上記各従来技術の問題
点を解消して、簡単な回路構成で装置の小型化、低価格
化を図ると共に平滑コンデンサの容量低減を可能にした
単相−多相電力変換回路を提供しようとするものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1記載の発明は、単相交流電圧を直流電圧に
変換するコンバータと、前記直流電圧を多相交流電圧に
変換して多相交流電動機を駆動する電圧形インバータ
と、直流中間回路に接続された平滑コンデンサとを有す
る単相−多相電力変換回路において、電動機の星形結線
された固定子巻線の中性点と、インバータと平滑コンデ
ンサとの接続点の一方との間にエネルギー蓄積要素とし
てのリプル吸収用コンデンサを接続すると共に、時間分
割により、インバータが、電動機との間で電力を授受
し、かつ、インバータによる零電圧ベクトルの出力時に
リプル吸収用コンデンサとの間で零相電力を授受させて
リプル吸収用コンデンサの直流電圧を制御することによ
り、直流中間回路の電力リプルをリプル吸収用コンデン
サにより吸収するものである。
【0007】上記構成において、インバータと電動機と
の間の交流電力の授受は、インバータの線間電圧及び線
間を流れる電流による電力の制御によって従来と同様に
行われる。また、インバータの零電圧ベクトルを用いて
零相電圧、零相電流を制御することにより、従来技術に
おいて直流中間回路に付加された上下1アームと同様の
動作を行わせることができ、これによってインバータと
エネルギー蓄積要素のリプル吸収用コンデンサとの間で
零相電力を授受させて直流中間回路の電力リプルを吸収
させる。この結果、従来の付加アームを削減することが
可能になると共に、交流電動機の漏れリアクタンスによ
って従来の電力リプル吸収用リアクトルを代用でき、装
置の小型化、低価格化に寄与することができる。
【0008】請求項2記載の発明は、上記エネルギー蓄
積要素として、共振用コンデンサ及び共振用リアクトル
からなる直列共振回路を用いるものであり、インバータ
に零電圧ベクトルを出力させて電力リプルを前記直列共
振回路により吸収する。
【0009】請求項3記載の発明は、上記エネルギー蓄
積要素として、電動機の星形結線された固定子巻線の中
性点と、コンバータの交流入力端子の一方との間に接続
されたリプル吸収用リアクトルを用いるものであり、イ
ンバータに零電圧ベクトルを出力させて電力リプルをこ
のリアクトルにより吸収する。
【0010】なお、請求項1〜3に記載した何れかの発
明において、請求項4に記載するように、電動機の中性
点とエネルギー蓄積要素との間にリアクトルを挿入し、
このリアクトルの鉄芯として電動機の固定子鉄芯を共用
しても良い。更に、請求項1〜3に記載した何れかの発
明において、請求項5に記載するように、インバータの
多相出力側には電動機に代えて中性点を持たない交流負
荷を接続し、かつ、前記多相出力側に星形結線されたリ
アクトルの中性点をエネルギー蓄積要素の一端に接続す
ることにより、中性点を持たない交流負荷に対しても本
発明を適用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図に沿って本発明の実施形
態を説明する。まず、図1は請求項1に記載した発明の
実施形態を示す回路図である。図において、前記同様に
100は単相交流電源、200はIGBT等の自己消弧
形半導体スイッチング素子及び逆並列ダイオードにより
単相フルブリッジを構成したコンバータ、300は同様
の自己消弧形半導体スイッチング素子Tr1〜Tr6と
逆並列ダイオードとからなる三相電圧形インバータ、4
02は直流中間回路に設けられた平滑コンデンサ、50
0は三相誘導電動機である。なお、201はコンバータ
200のスイッチングに伴うリプル吸収用のリアクトル
である。更に、本実施形態では、電動機500の固定子
巻線の中性点と、インバータ300の下アームと平滑コ
ンデンサ402との接続点との間に、エネルギー蓄積要
素としてのリプル吸収用コンデンサ601が接続されて
いる。
【0012】本実施形態は、三相電圧形インバータ30
0の零電圧ベクトルに着目したものである。すなわち、
三相電圧形インバータ300において零電圧ベクトルを
出力するには上アームをすべて導通させる場合と下アー
ムをすべて導通させる場合との2通りのスイッチングパ
ターンがあり、本実施形態ではこの自由度を利用する。
インバータ300から出力される零相電圧は線間電圧に
は現れないので、電動機駆動には影響しない。従って、
出力部の正相分等価回路は図2のようになり、電動機5
00の駆動に関しては従来と同じインバータとして動作
し、インバータ300の線間電圧及び線間を流れる電流
による電力の制御によって電動機500との間で交流電
力を授受する。
【0013】一方、零相分について考えると図3のよう
になり、図2におけるインバータ300の3アームはあ
たかも零電圧ベクトルの比でスイッチング動作する1つ
のアーム300’とみなすことができる。また、電動機
500は漏れインダクタンスの値を持つリアクトル50
1と考えることができる。電力リプル吸収用のコンデン
サ601の電圧は、インバータ300の交流出力側から
見れば零相電圧となり、電動機500(リアクトル50
1)を介してインバータ300とコンデンサ601との
間で零相電力を授受させることにより、図10の従来技
術において付加された1アーム(2象限チョッパ40
1)及びリアクトル403並びにコンデンサ404と同
じ作用を行うことができる。このため、付加アームなし
で平滑コンデンサ402の容量を低減することができ
る。
【0014】このように、図1に示す回路によりインバ
ータ300とコンデンサ601との間で零相電力を授受
することで、実質的に図10と等価な単相−多相電力変
換回路回路が実現されるので、付加アームやリアクトル
の削減による回路構成の簡略化、小型化、低コスト化が
可能になる。なお、負荷としての交流電動機は、三相誘
導電動機以外の多相交流電動機であっても良い。
【0015】図1における単相フルブリッジコンバータ
200は、周知の方法で入力電流波形が正弦波になるよ
うに動作させる。また、三相電圧形インバータ300は
PWM制御されるが、そのPWMパルスは例えば図4に
示す制御回路によって作成される。図4において、電力
リプルを吸収するためにコンデンサ601に流す電流指
令すなわち零相電流指令i0 *の作成方法は、例えば前述
の平成8年電気学会全国大会予稿集掲載の論文「715
DCアクティブフィルタ機能を備えた単相PWMコン
バータのコンデンサ容量低減」から容易に類推可能であ
る。この零相電流指令i0 *に掛算器704によって1/
3を乗じた値を、電動機500を駆動するための電流指
令ia *,ib *,ic *に加算し、各相電流指令iu *,iv *,i
w *を作成する。これらと実際の各相電流検出値iu,iv,
wとの偏差を求め、電流制御器701〜703に入力
してその出力をコンパレータ705〜707により三角
波と比較し、各相電流を指令iu *,iv *,iw *に追従させ
るようなインバータ300のスイッチング素子Tr1〜
Tr6に対するPWMパターンを得る。
【0016】すなわち、この実施形態では、インバータ
300をPWMパルスにより時間分割で制御することに
より、図2の三相電圧形インバータと図10における2
象限チョッパ401とを重ね合わせた動作を行わせるも
ので、前者は正相電流による線間電圧、線間を流れる電
流の制御、後者は零相電流によるコンデンサ601の入
力電流の制御となる。
【0017】図5は制御回路の他の例を示すものであ
る。図4の例では電動機500の電流指令ia *,ib *,i
c *からPWMパルスを求めたが、図5のように電動機5
00に印加する電圧指令va *,vb *,vc *からPWMパル
スを求めることも可能である。この場合、零相電流指令
0 *と各相電流から求めた零相電流i0との偏差を電流
制御器708に入力して零相電圧指令v0 *を求め、これ
を電圧指令va *,vb *,vc *に加算した結果をコンパレー
タ705〜707により三角波と比較して、インバータ
300のスイッチング素子Tr1〜Tr6に対するPW
Mパターンを得る。
【0018】インバータ300のスイッチングに伴うコ
ンデンサ601の入力電流のリプルは電動機500の漏
れインダクタンス(図3におけるリアクトル501)に
より平滑するが、これだけでは不足する場合には、請求
項4に記載するように、電動機500の固定子巻線の中
性点とコンデンサ601との間に、電動機500の固定
子鉄芯を共用したリアクトルを更に接続すればよい。
【0019】上記実施形態において、電力リプル吸収用
コンデンサ601は、電動機500の中性点と、インバ
ータ300の上アームと平滑コンデンサ402との接続
点との間に接続しても良い。
【0020】次に、図6は請求項2に記載した発明の実
施形態を示す回路図である。この実施形態では、電動機
500の中性点と、インバータ300の下アームと平滑
コンデンサ402との接続点との間に、共振用リアクト
ル603及び共振用コンデンサ602からなるエネルギ
ー蓄積要素としての直列共振回路が接続されている。な
お、共振用リアクトル603の鉄芯を電動機500の固
定子鉄芯と共用して一体化すれば、装置の一層の小型化
が可能である。その他の構成は図1の実施形態と同一で
ある。ここで、上記直列共振回路の共振周波数は、電源
周波数の2倍に選ばれている。
【0021】この実施形態において、前記同様に単相フ
ルブリッジコンバータ200は入力電流波形が正弦波に
なるように動作させる。また、インバータ300のスイ
ッチング素子Tr1〜Tr6に対するPWMパルスは図
7の制御回路によって得る。つまり、図7に示すよう
に、本実施形態では零相電圧指令v0 *を直接与え、各相
電圧から検出される零相電圧v0を一定に保つように制
御する。709は零相電圧指令v0 *と零相電圧検出値v
0との偏差が入力される電圧制御器であり、その出力を
電圧指令va *,vb *,vc *に加算した結果をコンパレータ
705〜707により三角波と比較して、インバータ3
00のスイッチング素子Tr1〜Tr6に対するPWM
パターンを得る。
【0022】この結果、図11の従来技術では共振用コ
ンデンサの耐圧が直流中間電圧の2倍以上必要であった
が、本実施形態では、零相電圧指令v0 *によってその大
きさを例えば直流中間電圧の1/2に制御すれば、共振
用コンデンサ602の耐圧は従来技術の1/2程度で良
くなり、小型化、低価格化を図ることができる。既に明
らかなようにこの実施形態では、共振用リアクトル60
3と共振用コンデンサ602とからなる直列共振回路が
図11のLCフィルタ405の作用をなし、電源周波数
の2倍の周波数の電力リプルを吸収する。なお、インバ
ータ300と直列共振回路との間で零相電力を授受する
原理は図1の実施形態と同様である。
【0023】上記実施形態において、共振用リアクトル
603及び共振用コンデンサ602からなる直列共振回
路は、電動機500の中性点と、インバータ300の上
アームと平滑コンデンサ402との接続点との間に接続
しても良い。
【0024】次いで、図8は請求項3に記載した発明の
実施形態を示している。この実施形態では、電動機50
0の中性点と、コンバータ200の一方の交流入力端子
(一方の上下アームの中点)との間にエネルギー蓄積要
素としてのリプル吸収用リアクトル604が接続されて
いる。このリアクトル604も電動機500と同一の鉄
芯を共用し、一体化することで小型化が可能である。そ
の他の構成で前記各実施形態と同一の構成要素には、同
一符号を付してある。
【0025】本実施形態の制御方法として、前記同様に
単相フルブリッジコンバータ200は入力電流波形が正
弦波になるように動作させる。また、インバータ300
のスイッチング素子Tr1〜Tr6に対するPWMパル
スは、図7の制御回路によって得ることができる。平滑
コンデンサ402の容量を低減するための零相電圧指令
0 *の作成方法は、平成8年電気学会産業応用部門全国
大会予稿集掲載の論文「79 単相電圧形PWMコンバ
ータの直流電力脈動低減方式」から容易に類推可能であ
る。インバータ300とリアクトル604との間で零相
電力を授受する原理は図1の実施形態と同様であり、イ
ンバータ300に零電圧ベクトルを出力させてリアクト
ル604の電流を制御することで図12におけるアーム
401と同様の作用を行わせることができる。よって、
図8の回路は実質的に図12の回路と等価になり、付加
アームの削減による装置の小型化、低価格化が可能にな
る。
【0026】この実施形態において、電力リプル吸収用
のリアクトル604の一端が接続される箇所は、コンバ
ータ200の他方の交流入力端子(他方の上下アームの
中点)でも良い。
【0027】図9は、請求項5に記載した発明の実施形
態を示す回路図である。この実施形態は、図1の実施形
態を基本として、電動機500の中性点の代わりに、イ
ンバータ300の各相出力端子に星形結線されたリアク
トル605の中性点をコンデンサ601の一端に接続し
たものである。この実施形態によれば、中性点を持たな
い交流負荷502にも適用することができ、交流負荷5
02に零相電流を流すことなく図1の実施形態と同様に
付加アームを省略して平滑コンデンサ402の容量低減
を図ることができる。なお、全体的な動作やインバータ
300の制御方法は図1の実施形態と同様である。本実
施形態は、図6、図8の各実施形態において電動機50
0を除去した構成にも適用可能である。
【0028】上記各実施形態において、コンバータ20
0として単相フルブリッジコンバータを用いた場合につ
き説明したが、本発明の要点はあくまで平滑コンデンサ
402の容量低減にあることから、コンバータとしては
単相混合ブリッジコンバータ等を用いた場合にも適用可
能である。
【0029】
【発明の効果】以上のように請求項1〜3記載の発明に
よれば、インバータの零電圧ベクトル利用による零相電
力の制御によって従来の付加アームを削減することがで
き、回路構成の簡略化による装置の小型化、低価格化を
図りつつ平滑コンデンサの容量を低減することができ
る。また、電力リプル吸収用に従来設けられていたリア
クトルを電動機の漏れインダクタンスにより代用可能で
あり、この点でも大きな効果がある。
【0030】また、請求項4,5記載の発明によれば、
電動機の固定子鉄芯の有効利用並びに中性点を持たない
交流負荷への適用が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に記載した発明の実施形態を示す回路
図である。
【図2】図1の実施形態における出力部の正相分等価回
路である。
【図3】図1の実施形態における出力部の零相分等価回
路である。
【図4】図1の実施形態の制御回路図である。
【図5】図1の実施形態の制御回路図である。
【図6】請求項2に記載した発明の実施形態を示す回路
図である。
【図7】図6の実施形態の制御回路図である。
【図8】請求項3に記載した発明の実施形態を示す回路
図である。
【図9】請求項5に記載した発明の実施形態を示す回路
図である。
【図10】従来技術を示す回路図である。
【図11】従来技術を示す回路図である。
【図12】従来技術を示す回路図である。
【符号の説明】
100 単相交流電源 200 単相フルブリッジコンバータ 300 三相電圧形インバータ 300’アーム 402 平滑コンデンサ 500 三相誘導電動機 502 交流負荷 601,602 コンデンサ 201,501,603〜605 リアクトル 701〜703,708 電流制御器 704 掛算器 705〜707 コンパレータ 709 電圧制御器 Tr1〜Tr6 自己消弧形半導体スイッチング素子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単相交流電圧を直流電圧に変換するコン
    バータと、前記直流電圧を多相交流電圧に変換して多相
    交流電動機を駆動する電圧形インバータと、直流中間回
    路に接続された平滑コンデンサとを有する単相−多相電
    力変換回路において、 電動機の星形結線された固定子巻線の中性点と、インバ
    ータと平滑コンデンサとの接続点の一方との間にエネル
    ギー蓄積要素としてのリプル吸収用コンデンサを接続す
    ると共に、 時間分割により、インバータが、電動機との間で電力を
    授受し、かつ、インバータによる零電圧ベクトルの出力
    時にリプル吸収用コンデンサとの間で零相電力を授受さ
    せてリプル吸収用コンデンサの直流電圧を制御すること
    により、直流中間回路の電力リプルをリプル吸収用コン
    デンサにより吸収することを特徴とする単相−多相電力
    変換回路。
  2. 【請求項2】 単相交流電圧を直流電圧に変換するコン
    バータと、前記直流電圧を多相交流電圧に変換して多相
    交流電動機を駆動する電圧形インバータと、直流中間回
    路に接続された平滑コンデンサとを有する単相−多相電
    力変換回路において、 電動機の星形結線された固定子巻線の中性点と、インバ
    ータと平滑コンデンサとの接続点の一方との間に、エネ
    ルギー蓄積要素としての共振用コンデンサ及び共振用リ
    アクトルからなる直列共振回路を接続すると共に、 時間分割により、インバータが、電動機との間で電力を
    授受し、かつ、インバータによる零電圧ベクトルの出力
    時に直列共振回路との間で零相電力を授受させて直列共
    振回路の電圧を制御することにより、直流中間回路の電
    力リプルを直列共振回路により吸収することを特徴とす
    る単相−多相電力変換回路。
  3. 【請求項3】 単相交流電圧を直流電圧に変換するコン
    バータと、前記直流電圧を多相交流電圧に変換して多相
    交流電動機を駆動する電圧形インバータと、直流中間回
    路に接続された平滑コンデンサとを有する単相−多相電
    力変換回路において、 電動機の星形結線された固定子巻線の中性点と、コンバ
    ータの交流入力端子の一方との間にエネルギー蓄積要素
    としてのリプル吸収用リアクトルを接続すると共に、 時間分割により、インバータが、電動機との間で電力を
    授受し、かつ、インバータによる零電圧ベクトルの出力
    時にリプル吸収用リアクトルとの間で零相電力を授受さ
    せてリプル吸収用リアクトルの電流を制御することによ
    り、直流中間回路の電力リプルをリプル吸収用リアクト
    ルにより吸収することを特徴とする単相−多相電力変換
    回路。
  4. 【請求項4】 請求項1,2または3記載の単相−多相
    電力変換回路において、 電動機の中性点とエネルギー蓄積要素との間にリアクト
    ルを挿入し、このリアクトルの鉄芯として電動機の固定
    子鉄芯を用いることを特徴とする単相−多相電力変換回
    路。
  5. 【請求項5】 請求項1,2または3記載の単相−多相
    電力変換回路において、 インバータの多相出力側には電動機に代えて中性点を持
    たない交流負荷を接続し、かつ、前記多相出力側に星形
    結線されたリアクトルの中性点をエネルギー蓄積要素の
    一端に接続したことを特徴とする単相−多相電力変換回
    路。
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