JP2021190825A - ノイズフィルタ及び電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コモンモード成分からディファレンシャルモード成分への転化成分を減衰可能なノイズフィルタ及び当該ノイズフィルタを備える電力変換装置を提供する。【解決手段】電力変換装置において、ノイズフィルタ18Bは、コモンモードチョークコイルLcと、コモンモードチョークコイルの入力側にスター結線される複数の入力コンデンサとCx1−1〜CX1−3と、コモンモードチョークコイルの出力側にスター結線される複数の出力コンデンサCX2−1〜CX2−2と、複数の出力コンデンサの中性点とグランドとの間に接続される接地コンデンサCYと、を備える。当該ノイズフィルタと、前記ノイズフィルタに接続されるインバータと備える。【選択図】図3

Description

本開示は、ノイズフィルタ及び電力変換装置に関する。
インバータやパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)整流器などに代表される電力変換装置は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)やIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)などの半導体素子をスイッチング素子として用いて構成される。電力変換装置は、電気を所望の形に変換できるメリットのため様々な分野で適用が進んでいる。
しかしながら、スイッチング素子のオンオフを数kHz〜数100kHzで高速に繰り返すスイッチング動作によって発生する電磁ノイズ(伝導ノイズや放射ノイズ)は、電力変換装置本体から空間へ伝搬して広がる場合がある。電磁ノイズは、電力変換装置と系統を接続するケーブル又は電力変換装置と負荷とを接続するケーブルを介して伝搬して広がる場合もある。このようにして広がる電磁ノイズは、周辺機器の破損や誤動作、無線機器の雑音混入などの問題を招くおそれがある。そのため、電力変換装置などの電気電子機器が発生する電磁ノイズにはEMC(Electro Magnetic Compatibility)規格によって限度値が定められ、十分に電磁ノイズを低減することが求められる。
このような電磁ノイズを低減するEMCフィルタとして、コモンモードチョークコイルを備えるノイズフィルタが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
特開平7−22886号公報 特開2014−216997号公報
伝導ノイズは、伝搬経路によりコモンモード成分とディファレンシャルモード成分に大別され、規格を満足するためにはEMCフィルタのノイズ減衰性能を適切に設定する必要がある。
しかしながら、コモンモード成分とディファレンシャルモード成分を低減するだけでなく、コモンモード成分とディファレンシャルモード成分との間のモード転化成分を低減することが求められる場合がある。
本開示は、コモンモード成分からディファレンシャルモード成分への転化成分を減衰可能なノイズフィルタ及び当該ノイズフィルタを備える電力変換装置を提供する。
本開示は、
コモンモードチョークコイルと、
前記コモンモードチョークコイルの入力側にデルタ結線される複数の入力コンデンサと、
前記コモンモードチョークコイルの出力側にスター結線される複数の出力コンデンサと、
前記複数の出力コンデンサの中性点とグランドとの間に接続される接地コンデンサとを備える、ノイズフィルタを提供する。また、本開示は、当該ノイズフィルタを備える電力変換装置を提供する。
本開示によれば、コモンモード成分からディファレンシャルモード成分への転化成分を減衰できる。
一実施形態における電力変換装置を備えるモータ駆動システムの構成例を示す図である。 第1比較形態におけるノイズフィルタの構成例を示す図である。 第2比較形態におけるノイズフィルタの構成例を示す図である。 図3に示すノイズフィルタを適用したインバータの伝導ノイズの測定結果の一例を示す図である。 図3に示すノイズフィルタの並列共振の一例を示す図である。 図3に示すノイズフィルタの並列共振回路の一巡経路の一例を示す図である。 並列共振回路のインダクタンス成分の測定時の結線状態を示す図である。 図3に示すノイズフィルタを適用したインバータの伝導ノイズの測定結果の一例を示す図である。 一実施形態におけるノイズフィルタの構成例を示す図である。 図9に示すノイズフィルタの並列共振回路の一巡経路の一例を示す図である。 図4(基準)、図8(150kHz以下へ移動)及び図9(系統側Δ結線)の各場合の雑音端子電圧の簡易シミュレーション結果の一例である。 図11の基準の条件から共振周波数をほぼ一定に保った状態で、系統側とインバータ側の線間コンデンサのキャパシタンスの比率を変化させたシミュレーション結果の一例を示す図である。 図12の周波数範囲の一部を拡大した図である。 図11の基準の条件から系統側の線間コンデンサのキャパシタンスを変更せずに、インバータ側の線間コンデンサの各キャパシタンスを大きくすることで比率を高めた場合のシミュレーション結果の一例を示す図である。 図14の周波数範囲の一部を拡大した図である。 図11の基準条件からインバータ側の線間コンデンサのキャパシタンスを変更せずに、系統側の線間コンデンサの各キャパシタンスを小さくすることで比率を高めた場合のシミュレーション結果の一例を示す図である。 図16の周波数範囲の一部を拡大した図である。 すべての線間コンデンサのキャパシタンスを0.3[μF]に固定した条件を基準として、系統側の線間コンデンサの各キャパシタンスを小さくすることで比率を高めた場合のシミュレーション結果の一例を示す図である。 図18の周波数範囲の一部を拡大した図である。
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、一実施形態における電力変換装置を備えるモータ駆動システムの構成例を示す図である。図1に示すモータ駆動システム100は、三相の交流電力を供給する交流電源90から供給される交流電力を周波数の異なる交流電力に変換する電力変換装置300と、電力変換装置300から供給される交流電力で駆動されるモータ94とを備えている。
モータ駆動システム100は、商用電源等の交流電源90と電力変換装置300とを接続する入力ケーブル91を備えている。なお、図1には、可変速のモータ駆動システム100の伝導ノイズを測定するLISN(Line Impedance Stabilization Network)が交流電源90と入力ケーブル91との間に挿入された形態が示されている。伝導ノイズを測定する必要のない通常の使用形態では、LISNは挿入されていない。
入力ケーブル91は、交流電源90から供給されるR相の交流電圧が供給されるケーブル91rと、交流電源90から供給されるS相の交流電圧が供給されるケーブル91sと、交流電源90から供給されるT相の交流電圧が供給されるケーブル91tと、接地ケーブル91aとを有している。ケーブル91r,91s,91tは、それぞれ、電力変換装置300に備えられた入力端子R,S,Tに接続されている。接地ケーブル91aは、電力変換装置300に備えられた入力接地端子Eに接続されている。電力変換装置300は、接地ケーブル91aを介して大地や床面などの基準アース面93に接地されている。
電力変換装置300は、入力端子R,S,T及び入力接地端子Eに接続されたノイズフィルタ18と、ノイズフィルタ18に接続されたインバータ200とを備える。
ノイズフィルタ18は、電磁ノイズ(特に、伝導ノイズ)を低減するデバイスであり、電力変換装置300のインバータ200から交流電源90へ流出する伝導ノイズを低減する機能を有する。ノイズフィルタ18は、電力変換装置300のインバータ200から外部空間へ放射される放射ノイズを低減する機能を有してもよい。ノイズフィルタ18は、LCフィルタを含む構成を有し、その詳細な構成については後述する。
インバータ200は、交流電源90から供給される三相の交流をコンバータ部19でのダイオード整流により直流に変換し、インバータ部20により生成される所望の電圧及び周波数の交流を出力することで、モータ94を駆動する。インバータ200は、ノイズフィルタ18に接続されたコンバータ部19と、コンバータ部19に接続されたデカップリングコンデンサCdc,Cと、デカップリングコンデンサCdc,Csに接続されたインバータ部20とを有している。
コンバータ部19は、ノイズフィルタ18を介して中間端子R',S',T'から入力される三相の交流を直流に変換する整流回路である。コンバータ部19は、ノイズフィルタ18を介して中間端子R',S',T'から入力される交流電圧の各々が印加される6個のダイオード19a,19b,19c,19d,19e,19fを有している。
ダイオード19a及びダイオード19dは、直列に接続されている。交流電源90のR相の交流電圧は、ノイズフィルタ18のR相の電源ラインを介して、ダイオード19aとダイオード19dとの接続点である中間点に印加される。ダイオード19aのカソードは、インバータ200の正極母線21に接続され、ダイオード19dのアノードは、インバータ200の負極母線22に接続されている。
ダイオード19b及びダイオード19eは、直列に接続されている。交流電源90のS相の交流電圧は、ノイズフィルタ18のS相の電源ラインを介して、ダイオード19bとダイオード19eとの接続点である中間点に印加される。ダイオード19bのカソードは、インバータ200の正極母線21に接続され、ダイオード19eのアノードは、インバータ200の負極母線22に接続されている。
ダイオード19c及びダイオード19fは、直列に接続されている。交流電源90のT相の交流電圧は、ノイズフィルタ18のT相の電源ラインを介して、ダイオード19cとダイオード19fとの接続点である中間点に印加される。ダイオード19cのカソードは、インバータ200の正極母線21に接続され、ダイオード19fのアノードは、インバータ200の負極母線22に接続されている。
デカップリングコンデンサCdc,Cは、正極母線21と負極母線22との間に並列に接続されている。デカップリングコンデンサCdcは、デカップリングコンデンサCよりも大きなキャパシタンスを有する。デカップリングコンデンサCdcは、正極母線21と負極母線22との間の直流電圧のリップルを低減する。デカップリングコンデンサCは、直流電圧のリップルよりも高周波のノイズを低減する。
インバータ部20は、正極母線21と負極母線22との間の直流を三相の交流に変換する回路である。インバータ部20は、6個のスイッチング素子S,S,S,S,S,Sを有している。スイッチング素子S,S,S,S,S,Sは、例えば、IGBT等の半導体素子である。
スイッチング素子Sとスイッチング素子Sとの接続点は、出力端子Uに接続されている。スイッチング部S及びスイッチング部Sとの接続点は、出力端子Vに接続されている。スイッチング部S及びスイッチング部Sとの接続点は、出力端子Wに接続されている。
モータ駆動システム100は、電力変換装置300とモータ94とを接続する出力ケーブル92を備えている。出力ケーブル92は、U相の交流電圧をモータ94に供給するためのケーブル92uと、V相の交流電圧をモータ94に供給するためのケーブル92vと、W相の交流電圧をモータ94に供給するためのケーブル92wと、接地ケーブル92aとを有している。ケーブル92u,92v,92wは、それぞれ、電力変換装置300に備えられた出力端子U,V,Wに接続されている。接地ケーブル92aは、電力変換装置300に備えられた出力接地端子E''に接続されている。
モータ94は、接地ケーブル92a及び出力接地端子E''を介して、電力変換装置300に設けられた接地部12に接地されている。接地部12は、インバータ20用のヒートシンクでもよい。接地部12は、中間接地端子E'、ノイズフィルタ18のアース線、入力接地端子E及び接地ケーブル91aを介して、基準アース面93に接地されている。このため、モータ94も、電力変換装置300及び接地ケーブル91aを介して、基準アース面93に接地される。
不図示の計測装置は、入力ケーブル91を経由してLISNに到達した電圧を、伝導ノイズとして測定・評価する。ここで、CISPRなどが定めるノイズ規制を満足するためのノイズフィルタ18として、複数の形態が考えられる。
図2は、第1比較形態におけるノイズフィルタの構成例を示す図である。図3は、第2比較形態におけるノイズフィルタの構成例を示す図である。
図2に示すノイズフィルタ18Aは、コモンモードチョークコイルLCの両側にΔ結線(デルタ結線)される複数の線間コンデンサCX1-1~CX1-3,CX2-1~CX2-3と、インバータ側の各相の電力線とアース線との間に接続される複数の接地コンデンサCY1~CY3とを備える。一方、図3に示すノイズフィルタ18Bは、コモンチョークコイルLCの両側にY結線(スター結線)される複数の線間コンデンサCX1-1~CX1-3,CX2-1~CX2-3と、インバータ側のY結線の複数の線間コンデンサCX2-1~CX2-3の中性点とアース線との間に接続される1個の接地コンデンサCYとを備える。
図2の構成は、線間コンデンサをΔ結線することにより、図3の構成よりも等価的な線間コンデンサ容量を大きくできるメリットがある。それに対し、図3の構成は、線間コンデンサをY結線することにより、図2の構成よりも低い耐圧のコンデンサを適用できるメリットがある。また、図3の構成は、接地コンデンサの個数が一つなので、絶縁距離などを考慮して実装面積を低減できるメリットもある。これらの特徴を踏まえると、図2の構成は、比較的低い電圧系(例えば、交流200V系)の機器に適用されることが好ましく、図3の構成は、それよりも高い電圧系(例えば、交流400V系)の機器に適用されることが好ましい。
そして、図2,3に示すノイズフィルタ18A,18Bは、主に、コモンモードチョークコイルの励磁インダクタンスと接地コンデンサによって、アース線を流れるコモンモード成分の伝導ノイズを低減し、コモンモードチョークコイルの漏れインダクタンスと線間コンデンサによって、各相の電力線に流れるディファレンシャルモード成分の伝導ノイズを低減する。
しかしながら、ノイズフィルタが低減する伝導ノイズは、コモンモード成分とディファレンシャルモード成分のほかに、それぞれの成分の間でモード変換する成分(コモンモード成分からディファレンシャルモード成分へ、あるいは、ディファレンシャルモード成分からコモンモード成分への成分)も低減しなければならない場合がある。
次に、図3に示すノイズフィルタ18Bを適用する際に生じる、コモンモード成分からディファレンシャルモード成分へモード変換する課題について説明する。
図4は、図3に示すノイズフィルタを適用したインバータの伝導ノイズの測定結果の一例を示す図である。250kHz付近に生じる不要なピークが、規格を超過している。この規格を超過したピークは、図5に示すような並列共振によって生じている。
三相ダイオード整流回路の一相(図5ではT相)が非導通の状態でアース線を流れていた高周波漏れ電流iLが、接地コンデンサCYをバイパスしてインバータ側に還流する場合を考える。この場合、R相及びS相では、高周波漏れ電流iLがインバータ側の線間コンデンサCX2-2,CX2-3を介してダイオード整流回路の導通相(R相及びS相)に戻る経路が確保される。これに対し、T相では、高周波漏れ電流iLは、コモンモードチョークコイルLC、系統側の線間コンデンサCX1-1~CX1-3及びR,S相の電力線を経由してR,S相のダイオードに戻ることになる。このとき、図5の実線矢印で示す並列共振経路(並列共振回路)が形成され、共振周波数で大きな電流が流れる。この共振電流の一部が系統側(交流電源側)に流出することで、大きな伝導ノイズが観測される。つまり、アース線に流れているコモンモード成分が、系統側の線間コンデンサCX1-1~CX1-3を介した相間電圧、つまりディファレンシャルモード成分に変換されることになる。
この並列共振回路の共振周波数は、図6に示す一巡の経路Aの共振周波数と一致する。ここで、並列共振回路のインダクタンス成分は、コモンモードチョークコイルLCの漏れインダクタンスに相当し、図7に示すように結線して測定することで求められる。
例えば、線間コンデンサCX1-1~CX1-3,CX2-1~CX2-3の各キャパシタンスが0.15[μF]、図7に示す結線で測定した漏れインダクタンスが8[μH]のときの共振周波数は、252[kHz]となり、図4に示す共振周波数とほぼ一致する。このときの対策方法としては、共振周波数を規格対象周波数範囲外まで下げる方法がある。具体的には,線間コンデンサCX1-1~CX1-3,CX2-1~CX2-3の各キャパシタンスを1.0[μF]まで増やすと、共振周波数は、97[kHz]となる。これにより、図8に示すように、狙い通り、共振周波数が規格下限周波数150[kHz]以下に移動するので、規格を満足できる。
一般的に、コモンモードチョークコイルのサイズや励磁インダクタンスは、コモンモード成分対策に応じて決定されることが多く、漏れインダクタンスを意図的に調整することが難しい。結果として、共振周波数を低く調整するためには、線間コンデンサのキャパシタンスを大きくすることになる。
しかしながら、上記のように、共振周波数を線間コンデンサのキャパシタンスだけで調整するためには、非常に大きなキャパシタンスに変更しなければならない場合が多く、ノイズフィルタが大型化する問題がある。
本開示に係る一実施形態におけるノイズフィルタは、コモンモード成分からディファレンシャルモード成分へ変換される経路の共振による伝導ノイズの悪化を低減する。また、本開示に係る一実施形態におけるノイズフィルタによれば、各々の線間コンデンサのキャパシタンスを適正値に設定することで、ノイズフィルタの大型化を抑制することが可能となる。
図9は、一実施形態におけるノイズフィルタの構成例を示す図である。図9に示すノイズフィルタ18Cは、図3に示すノイズフィルタ18Bに対して、系統側の線間コンデンサCX1-1~CX1-3をΔ結線としている点で異なる。
ノイズフィルタ18Cは、コモンモードチョークコイルLCと、コモンモードチョークコイルLCの入力側にΔ結線される複数の線間コンデンサCX1-1~CX1-3と、コモンモードチョークコイルLCの入力側にY結線される複数の線間コンデンサCX2-1~CX2-3と、複数の線間コンデンサCX2-1~CX2-3の中性点16とアース線17との間に接続される1個の接地コンデンサCYとを備える。入力端子R,S,T及び入力接地端子Eは、ノイズフィルタ18Cの入力側の端子であり、中間端子R',S',T'及び中間接地端子E'は、ノイズフィルタ18Cの出力側の端子である。
コモンモードチョークコイルLCは、1つのコアに3相分の電力線が巻き付けられた構造を有し、コアに巻き付けられた電力線の各々の入力側の端部は入力端子R,S,Tに接続され、各々の出力側の端部は中間端子R',S',T'に接続される。
複数の線間コンデンサCX1-1~CX1-3は、複数の入力コンデンサの一例であり、入力端子R,S,T側にデルタ結線されている。線間コンデンサCX1-1は、R相の電力線とS相の電力線との間に接続され、線間コンデンサCX1-2は、R相の電力線とT相の電力線との間に接続され、線間コンデンサCX1-3は、S相の電力線とT相の電力線との間に接続される。
複数の線間コンデンサCX2-1~CX2-3は、複数の出力コンデンサの一例であり、中間端子R',S',T'側にスター結線されている。線間コンデンサCX2-1は、R相の電力線と中性点16との間に接続され、線間コンデンサCX2-2は、R相の電力線と中性点16との間に接続され、線間コンデンサCX2-3は、T相の電力線と中性点16との間に接続される。
1個の接地コンデンサCYは、中性点16とアース線17との間に接続される。アース線17は、グランドの一例であり、入力接地端子Eと中間接地端子E'との間を接続する。なお、ノイズフィルタの接地端子の数は、一つでも複数でもよく、この例では、二つ(入力接地端子Eと中間接地端子E')の場合が示されている。
図9のノイズフィルタ18Cの、前述のモード変換した成分の並列共振は、図10に示す実線矢印の一巡の経路Bで決まる。図10は、図9に示すノイズフィルタ18Cの並列共振回路の一巡の経路の一例を示す図である。並列共振回路は、コモンモードチョークコイルLCと複数の線間コンデンサCX1-1~CX1-3と複数の線間コンデンサCX2-1~CX2-3と接地コンデンサCYとにより形成される。
図10に示すように、経路Bは、系統側の並列接続された2つの線間コンデンサCX1-1,CX1-2を通る。よって、系統側の線間コンデンサCX1-1~CX1-3をY結線とした形態に比べて、系統側の共振経路の合成キャパシタンスが大きくなる。具体的には、例えば、複数の線間コンデンサの各キャパシタンス(Δ結線CX1-1~CX1-3,Y結線CX2-1~CX2-3)が0.15[μF]、図7に示す結線で測定した漏れインダクタンスが8[μH]のときの共振周波数は、205[kHz]となり、すべてY結線した基準形態(図3)の252[kHz]に比べて大きく共振周波数を低下できる。
図10で決まる一巡の経路Bを有する並列共振回路の共振周波数を規格下限周波数150[kHz]以下に設定することで、規格を満足できる。
図11は、図4(基準形態(図3))、図8(150kHz以下へ移動)及び図9(系統側Δ結線)の各場合の雑音端子電圧の簡易シミュレーション結果の一例である。図11によれば、おおよそ1[MHz]以下で傾向が一致するシミュレーション結果が得られ、これまで説明したように、共振周波数が変化していく様子を確認できる。
また、基準形態および系統側Δ結線の時の条件では、測定値は、可変モータ速駆動システム(PDS)の伝導ノイズ規制値(IEC61800-3)の準尖頭値規制値(実線)を大きく超過する。これに対し、150kHz以下まで共振周波数を移動させた条件では、測定値は、平均値規制値(点線)もすべてクリアできることが予測できる。つまり、シミュレーション結果は、共振周波数のピーク値の絶対値には多少の誤差があるものの、おおよそ観測される伝導ノイズの挙動を再現できていることが確認できる。
以上より、図9に示すノイズフィルタ18Cのように系統側の線間コンデンサのみΔ結線することにより、コモンモード成分からディファレンシャルモード成分へ転換する成分の共振周波数を、同じ静電容量の線間コンデンサをY結線するよりも低くできる。
結果として、規格を満足できるまで共振周波数を低くするために要する線間コンデンサ容量を小さくできることから、ノイズフィルタ18Cを小さくできる。ノイズフィルタ18Cは、インバータ側の線間コンデンサをY結線としていることから、接地電位との絶縁距離の問題も生じにくい。
また、上述の通り、線間コンデンサをΔ結線にすると、Y結線に比べて、高い耐圧の部品を適用しなければならない。そして、200V系と400V系の同一容量のフィルタ基板を共用する場合などは、従来は、Y結線にしなければならないことが多い。しかし、本開示に係る一実施形態におけるノイズフィルタの場合、フィルタ基板で系統側の線間コンデンサをY結線とΔ結線のどちらの接続にもできる実装パターンを同一基板上に用意しておくとよい。つまり、200V系の機種に適用する場合のみ、Δ結線にすることで、比較的容易にノイズフィルタの構成を組み替えることができる。
コモンモード成分からディファレンシャルモード成分へ転換する成分の共振周波数は、図10に示す一巡の経路Bで決まる。ここで、同一の共振周波数であっても、系統側の線間コンデンサCX1-1〜CX1-3を経由する電流よりも、インバータ側の線間コンデンサCX2-1,CX2-2を介して中間端子R',S'に戻る電流を大きくすれば、系統側に流出する伝導ノイズを小さくできる。つまり、系統側の複数の線間コンデンサCX1-1〜CX1-3の各キャパシタンスをインバータ側の複数の線間コンデンサCX2-1~CX2-3の各キャパシタンスよりも小さくすればよい。
特に、系統側の複数の線間コンデンサCX1-1〜CX1-3の各キャパシタンスとインバータ側の複数の線間コンデンサCX2-1~CX2-3の各キャパシタンスの比率を1:3以上にすると、より効果的である。言い換えれば、複数の線間コンデンサCX2-1~CX2-3の各キャパシタンスは、複数の線間コンデンサCX1-1〜CX1-3の各キャパシタンスの3倍以上であると、より効果的である。更に好ましくは、複数の線間コンデンサCX2-1~CX2-3の各キャパシタンスは、複数の線間コンデンサCX1-1〜CX1-3の各キャパシタンスの5倍以上10倍以下であると、さらに効果的である。
次に、シミュレーション結果に基づいて、回路定数の相違による低減効果の差異について説明する。
図12は、図11の基準の条件から共振周波数をほぼ一定に保った状態で、系統側とインバータ側の線間コンデンサのキャパシタンスの比率を変化させたシミュレーション結果の一例を示す図である。図13は、図12の周波数範囲の一部を拡大した図である。250[kHz]付近の共振ピークを確認すると、比率が大きくなるほど、共振ピークが低減することを確認できる。また、1:3以上の比率にすると、おおよそ10[dB]以上の低減効果が得られ、さらに効果的にピークを低減できていることを確認できる。
図14は、図11の基準の条件から系統側の線間コンデンサのキャパシタンスを変更せずに(0.15[μF])、インバータ側の線間コンデンサCX2-1~CX2-3の各キャパシタンスを大きくすることで比率を高めた場合のシミュレーション結果の一例を示す図である。図15は、図14の周波数範囲の一部を拡大した図である。図15の共振ピークでの共振周波数は、系統側とインバータ側の線間コンデンサの比率が高いほど、低い方向に移動していく。また、共振ピークの低減量も図13よりも大きい。これは、インバータ側の線間コンデンサCX2-1~CX2-3に流入する電流が大きくなり、結果として、系統側への伝導ノイズの流出が抑えられたと考えられる。
図16は、図11の基準条件からインバータ側の線間コンデンサのキャパシタンスを変更せずに(0.15[μF])、系統側の線間コンデンサCX1-1~CX1-3の各キャパシタンスを小さくすることで比率を高めた場合のシミュレーション結果の一例を示す図である。図17は、図16の周波数範囲の一部を拡大した図である。図17の共振ピークでの共振周波数は、系統側の線間コンデンサの各キャパシタンスがインバータ側の線間コンデンサの各キャパシタンスよりも小さくなるほど、高い方向に移動していく。また、共振ピークの低減量も図13よりも大きい。基準の条件よりも、線間コンデンサのキャパシタンスを小さくできる。
図18は、すべての線間コンデンサのキャパシタンスを0.3[μF]に固定した条件を基準として、系統側の線間コンデンサCX1-1~CX1-3の各キャパシタンスを小さくすることで比率を高めた場合のシミュレーション結果の一例を示す図である。図19は、図18の周波数範囲の一部を拡大した図である。図17と同様、図19の共振ピークでの共振周波数は、系統側の線間コンデンサの各キャパシタンスがインバータ側の線間コンデンサの各キャパシタンスよりも小さくなるほど、高い方向に移動していく。系統側の線間コンデンサの各キャパシタンスが1/10倍の場合(0.03[μF])、共振周波数は500[kHz]以下となっており、準尖頭値規制値に対して十分に低減できることが確認できる。
このように、ノイズフィルタ18Cにおいて、系統側の線間コンデンサCX1-1~CX1-3の各キャパシタンスをインバータ側の線間コンデンサCX2-1~CX2-3の各キャパシタンスよりも小さくするように選定することで、コモンモード成分からディファレンシャルモード成分へ転換する成分を適切に低減できる。その結果、規格の満足とフィルタの小型化の両方を実現できる。
以上、ノイズフィルタ及び電力変換装置を実施形態により説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。他の実施形態の一部又は全部との組み合わせや置換などの種々の変形及び改良が、本発明の範囲内で可能である。
16 中性点
17 アース線
18 ノイズフィルタ
19 コンバータ部
20 インバータ部
90 交流電源
91 入力ケーブル
93 基準アース面
94 モータ
100 モータ駆動システム
200 インバータ
300 電力変換装置
LC コモンモードチョークコイル

Claims (5)

  1. コモンモードチョークコイルと、
    前記コモンモードチョークコイルの入力側にデルタ結線される複数の入力コンデンサと、
    前記コモンモードチョークコイルの出力側にスター結線される複数の出力コンデンサと、
    前記複数の出力コンデンサの中性点とグランドとの間に接続される接地コンデンサとを備える、ノイズフィルタ。
  2. 前記コモンモードチョークコイルと前記複数の入力コンデンサと前記複数の出力コンデンサと前記接地コンデンサとにより形成される並列共振回路の共振周波数は、150kHzよりも低い、請求項1に記載のノイズフィルタ。
  3. 前記複数の入力コンデンサの各キャパシタンスは、前記複数の出力コンデンサの各キャパシタンスよりも小さい、請求項1又は2に記載のノイズフィルタ。
  4. 前記複数の出力コンデンサの各キャパシタンスは、前記複数の入力コンデンサの各キャパシタンスの3倍以上である、請求項3に記載のノイズフィルタ。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載のノイズフィルタと、前記ノイズフィルタに接続されるインバータと備え、
    前記インバータは、前記ノイズフィルタに接続されるコンバータ部と、前記コンバータ部に接続されるインバータ部とを有する、電力変換装置。
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