JPH0719668Y2 - 直流アーク溶接機 - Google Patents

直流アーク溶接機

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JPH0719668Y2
JPH0719668Y2 JP2537491U JP2537491U JPH0719668Y2 JP H0719668 Y2 JPH0719668 Y2 JP H0719668Y2 JP 2537491 U JP2537491 U JP 2537491U JP 2537491 U JP2537491 U JP 2537491U JP H0719668 Y2 JPH0719668 Y2 JP H0719668Y2
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JP
Japan
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circuit
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rectifier
switch
transformer
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JPH04113165U (ja
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晴雄 森口
秀雄 石井
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、交流電源を直流に変換
した後、チョッパ制御で高周波出力に変換してから直流
に再変換し、この直流を溶接負荷に供給する直流アーク
溶接機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、直流アーク溶接機には電源変動に
対する出力の安定化及び変換効率の向上等を図るため、
交流電源を変圧,整流,平滑して形成した直流をチョッ
パ制御で高周波出力に変換し、この高周波出力を直流に
再変換して溶接に用いるものがある。このチョッパ制御
を採用した従来の直流アーク溶接機は図4に示すように
構成され、同図において、1,2,3は3相交流電源の
端子、4は各相の接点5,6,7が連動して開,閉する
電源投入用の開閉器、8は変圧器であり、Δ結線された
1次巻線9,10,11及び2次巻線12,13,14
を有する。
【0003】15は変圧器8の2次巻線出力を整流する
ダイオード整流器であり、ダイオード16,17,…,
21の全波ブリッジ回路からなる。22は平滑用のコン
デンサ、23はスイッチングトランジスタ24,制御回
路25及びフライホイルダイオード26からなる高周波
変換用チョッパ回路、27は出力回路としての平滑用の
リアクトル、28,29は溶接負荷の電極,母材が接続
される1対の出力端子である。そして、開閉器4を投入
すると、端子1,2,3の3相交流電源が開閉器4を介
して変圧器8の1次巻線9,10,11に供給される。
【0004】さらに、変圧器8の2次巻線12,13,
14の出力が整流器15により全波整流された後、コン
デンサ22により平滑され、この平滑により形成された
直流がチョッパ回路23に供給される。このとき、制御
回路25のチョッパ制御によりトランジスタ24が例え
ば20〜60KHzで高周波スイッチングし、このスイ
ッチングにより、直流が20〜60KHzの高周波出力
に変換される。
【0005】そして、チョッパ回路23の高周波出力が
リアクトル27により平滑されて直流に戻され、この直
流が出力端子28,29を介して溶接負荷に供給され、
この供給により直流アークが発生して溶接が行われる。
なお、トランジスタ24のオンからオフへのスイッチン
グに基づくリアクトル27のエネルギーは、ダイオード
26を介して溶接負荷に供給される。
【0006】ところで、溶接負荷に十分な直流電力を供
給するため、コンデンサ22は大容量に設定される。そ
のため、開閉器4を投入して起動すると、投入直後に整
流器15からコンデンサ22に大きなラッシュ電流が流
れ、整流器15が破損する。
【0007】そこで、接点5,6,7に並列に、起動用
の開閉器30の連動する接点31,32,33と限流用
の抵抗34,35,36との直列回路それぞれが接続さ
れる。そして、起動する際は開閉器4の投入に先立って
開閉器30が投入され、この投入により接点31,3
2,33が連動して投入され、3相交流電源が開閉器3
0,抵抗34,35,36を介して1次巻線9,10,
11に供給される。
【0008】このとき、抵抗34,35,36の限流作
用により、ラッシュ電流を抑制しながらコンデンサ22
が初期充電され、整流器15がラッシュ電流から保護さ
れる。そして、コンデンサ22がある程度充電される
と、開閉器4が投入され、以降は、3相交流電源が開閉
器4を介して1次巻線9,10,11にそのまま供給さ
れる。
【0009】なお、開閉器4が投入されると、開閉器3
0は開放される。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】前記図4の従来の直流
アーク溶接機の場合、起動時のラッシュ電流から変圧器
8の2次側の整流器15を保護するために、開閉器30
及びラッシュ電流に耐える大容量の大型の抵抗34,3
5,36を付設する必要があり、溶接機が大型化する問
題点がある。
【0011】本考案は、起動用の開閉器や限流用の抵抗
を用いることなく、起動時のラッシュ電流による変圧器
の2次側の整流器の破損を防止し、小型化することを目
的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本考案の直流アーク溶接機においては、請求項1
の構成の場合、電源投入用の開閉器に1次巻線が接続さ
れた変圧器と、前記変圧器の2次巻線出力を整流するサ
イリスタ整流器と、前記整流器の出力を平滑してスイッ
チングトランジスタ構成の高周波変換用チョッパ回路に
供給するコンデンサと、前記チョッパ回路の高周波出力
を平滑して溶接負荷に供給する出力回路と、前記開閉器
の投入により前記整流器の導通角を徐々に大きくする点
弧回路とを備える。
【0013】また、請求項2の構成の場合、電源投入用
の開閉器と変圧器の1次巻線との間に設けた給電調整用
の交流サイリスタ回路と、前記変圧器の2次巻線出力を
整流するダイオード整流器と、前記整流器の出力を平滑
してスイッチングトランジスタ構成の高周波変換用チョ
ッパ回路に供給するコンデンサと、前記チョッパ回路の
高周波出力を平滑して溶接負荷に供給する出力回路と、
前記開閉器の投入により前記交流サイリスタ回路の導通
角を徐々に大きくする点弧回路とを備える。
【0014】
【作用】前記のように構成された本考案の直流アーク溶
接機の場合、従来の起動用の開閉器及び限流用の抵抗は
設けられず、起動時は直ちに電源投入用の開閉器が投入
される。そして、請求項1の構成においては、点弧回路
の制御により、変圧器の2次側のサイリスタ整流器の導
電角が徐々に大きくなり、この整流器の通流電流がソフ
トスタート特性で増加し、コンデンサの初期充電に基づ
くラッシュ電流の流入が抑制されて整流器の破損が防止
される。
【0015】また、請求項2の構成においては、点弧回
路の制御により、変圧器の1次側の交流サイリスタ回路
の導通角が徐々に大きくなり、変圧器の1次巻線に供給
される電流がソフトスタート特性で増加し、変圧器の2
次側のダイオード整流器に供給されるラッシュ電流が抑
制され、この整流器の破損が防止される。
【0016】
【実施例】実施例について、図1ないし図3を参照して
説明する。(第1の実施例)まず、第1の実施例につい
て、図1,図2を参照して説明する。図1において、図
4と同一符号は同一もしくは相当するものを示し、30
は図4のダイオード整流器15の代わりに設けられたサ
イリスタ整流器であり、サイリスタ31,32,33と
ダイオード34,35,36との全波ブリッジ回路から
なる。37はサイリスタ31,32,33の点弧位相を
制御する点弧回路である。
【0017】なお、図4の起動用の開閉器30及び抵抗
34,35,36は設けられていない。そして、起動時
は直ちに開閉器4が投入され、3相交流電源が開閉器4
を介してそのまま変圧器8の1次巻線9,10,11に
供給される。
【0018】また、開閉器4を介した3相交流電源によ
り点弧回路37が起動され、この回路37からサイリス
タ31,32,33に、制御角を大から小に徐々に可変
して導通角を徐々に0から設定値又は最大値まで大きく
する点弧信号が供給される。この供給に基づき、変圧器
8の2次巻線出力を整流する整流器30の通電電流は、
ソフトスタート特性で徐々に増加して起動初期に極めて
少容量に抑制される。
【0019】したがって、コンデンサ22が初期充電さ
れるときに、整流器30の出力が図2に示すようにソフ
トスタート特性で徐々にしか増加せず、初期充電に基づ
くラッシュ電流が抑制される。
【0020】そのため、サイリスタ31,32,33及
びダイオード34,35,36を定常時に要求される定
格容量の素子として、整流器30をラッシュ電流から保
護することができる。そして、従来の起動用の開閉器3
0及び大容量,大型の抵抗34,35,36が省け、溶
接機が小型化する。
【0021】(第2の実施例)つぎに、第2の実施例に
ついて、図3を参照して説明する。図3において、図4
と同一符号は同一もしくは相当するものを示し、38は
開閉器4と変圧器8の1次巻線8,9,10との間に設
けられた交流サイリスタ回路であり、相毎の交流サイリ
スタ39,40,41からなる。42は交流サイリスタ
39,40,41の点弧位相を制御する点弧回路であ
る。なお、この実施例の場合も図4の起動用の開閉器3
0及び抵抗34,35,36は設けられていない。
【0022】そして、起動時は直ちに開閉器4が投入さ
れ、3相交流電源が開閉器4を介して交流サイリスタ回
路38及び点弧回路42に供給される。このとき、電源
供給により起動された点弧回路42は、図1の点弧回路
37と同様に動作し、導通角を徐々に0から設定値又は
最大値まで大きくする点弧信号を交流サイリスタ39,
40,41に供給する。
【0023】この供給により交流サイリスタ回路38を
介して変圧器8の1次巻線9,10,11に供給される
電流が徐々に増加し、変圧器8の2次巻線出力がソフト
スタート特性で徐々に大きくなる。
【0024】したがって、コンデンサ22が初期充電さ
れるときに、整流器15の出力が徐々にしか増加せず、
初期充電に基づくラッシュ電流が抑制され、整流器15
がラッシュ電流から保護される。そして、図4の起動用
の開閉器30及び抵抗34,35,36の代わりに交流
サイリスタ回路38,点弧回路42を備えるため、溶接
機が小型化する。
【0025】
【考案の効果】本考案は、以上説明したように構成され
ているため、以下に記載する効果を奏する。まず、請求
項1の構成の場合、変圧器8の2次側の整流器をサイリ
スタ整流器30とし、電源投入用の開閉器4が投入され
る起動時、点弧回路37により整流器30の導通角を徐
々に大きくしたため、整流器30の出力が徐々に大きく
なり、この出力で充電されるコンデンサ22の初期充電
に基づくラッシュ電流が、従来の起動用の開閉器及び限
流用の抵抗を付加することなく抑制され、小型な構成に
よりラッシュ電流による整流器30の破損を防止するこ
とができる。
【0026】また、請求項2の構成の場合、電源投入用
の開閉器4と変圧器8の1次巻線9,10,11との間
に交流サイリスタ回路38を設け、開閉器4が投入され
る起動時、点弧回路42により交流サイリスタ回路38
の導通角を徐々に大きくしたため、1次巻線9,10,
11に供給される電流が徐々に増加し、変圧器8の2次
側のダイオード整流器15の出力が大きくなり、この出
力で充電されるコンデンサ22の初期充電に基づくラッ
シュ電流が抑制され、請求項1の構成の場合と同様の効
果が生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の直流アーク溶接機の第1の実施例の結
線図である。
【図2】図1のサイリスタ整流器の出力特性図である。
【図3】本考案の第2の実施例の結線図である。
【図4】従来例の結線図である。
【符号の説明】
4 電源投入用の開閉器 8 変圧器 15 ダイオード整流器 22 コンデンサ 23 高周波変換用チョッパ回路 27 リアクトル 30 サイリスタ整流器 37,42 点弧回路 38 交流サイリスタ回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源投入用の開閉器に1次巻線が接続さ
    れた変圧器と、前記変圧器の2次巻線出力を整流するサ
    イリスタ整流器と、前記整流器の出力を平滑してスイッ
    チングトランジスタ構成の高周波変換用チョッパ回路に
    供給するコンデンサと、前記チョッパ回路の高周波出力
    を平滑して溶接負荷に供給する出力回路と、前記開閉器
    の投入により前記整流器の導通角を徐々に大きくする点
    弧回路とを備えた直流アーク溶接機。
  2. 【請求項2】 電源投入用の開閉器と変圧器の1次巻線
    との間に設けた給電調整用の交流サイリスタ回路と、前
    記変圧器の2次巻線出力を整流するダイオード整流器
    と、前記整流器の出力を平滑してスイッチングトランジ
    スタ構成の高周波変換用チョッパ回路に供給するコンデ
    ンサと、前記チョッパ回路の高周波出力を平滑して溶接
    負荷に供給する出力回路と、前記開閉器の投入により前
    記交流サイリスタ回路の導通角を徐々に大きくする点弧
    回路とを備えた直流アーク溶接機。
JP2537491U 1991-03-22 1991-03-22 直流アーク溶接機 Expired - Lifetime JPH0719668Y2 (ja)

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JPH04113165U JPH04113165U (ja) 1992-10-02
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