JPH0278327A - 屋内電力線搬送波システムのブロッキングフィルタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は屋内電力線（搬送波信号を重畳して負荷機器を
監視制御し、また通話を行う屋内電力線搬送波システム
のブロッキングフィルタに関するものである。

〔従来の技術〕

このようなシステムのブロッキングフィルタとｔては、
実開昭５６−６８３５１号や特開昭６１−２１２９２７
号などが挙げられる。そして、その基本構成は電力線に
直列に挿入接続した。商用電源周波数に対して低インピ
ーダンスとなり搬送波周波数に対して高インピーダンス
となる第１の回路を有し、かつこの第１の回路の接続位
置に対して商用電源側の電力線間に接続した。商用電源
周波数に対して高インピーダンスとなり搬送波周波数に
対して低インピーダンスとなる第２の回路を有している
。

この第１と第２の回路は具体的にはバンドエリミネータ
１ンフイルタまたはローパスフィルタを構成している。

さらに電力線が単相３線である場合には負荷側の活線た
る２電力線間に搬送波を伝達させる第３の回路を有して
いる。この第３の回路は具体的には直列共撮回路や、コ
ンデンサのみの回路であったり、一端を中性線に接続し
たトランス利用の回路となっている。以上の構成忙よっ
て、搬送波信号が屋内側からブロッキングフィルタの外
側（電源側）へ漏洩するのを防止している。なお、第３
の回路は搬送波信号を一方から他方へ伝運することによ
って通信範囲を拡げるもので異相開信号伝達手段と呼ば
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来技術をスペクトラム拡散通信用
として適用しようとすると、つまり広帯域化しようとす
るとバンドエリミネーシｌンフィルタの段数が多くなっ
たり、あるいはローパスフィルタの部品定数が犬ぎ（な
って１寸法やコストな？の面での課題が提起されていた
。

本発明の目的は少ない段数あるいは小さな定数にて広帯
域化したブロッキングフィルタを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために本発明は、電力線に直列に挿
入接続した。商用電源周波数に対して低インピーダンス
となり搬送波周波数に対して高インピーダンスとなる第
１の回路ｙａ１′２分割し、その中間の位置に逆相注入
回路を設ける。

〔作用〕

２分割した第１の回路は、その中間に設けた逆相注入回
路から見た電力線のインピーダンスの変化が少な（なる
ように働く。また、逆相注入回路は電力線の活線から注
出した搬送波信号を逆相にして元の活線に注入し１元の
搬送波信号乞打消すので電源側への漏洩防止機能を有し
ている。

〔実施例〕

以下１本発明の一実施例を図面馨用いて説明する。第１
図は本発明を適用したブロッキングフィルタの一構成例
を示すブロック図であって、商用電源の電力の進行方向
暑実線矢印で示し、搬送波信号の漏洩方向を破線矢印で
示したものである。

図において、１は電力線に直列に挿入接続した。

商用電源周波数（５０ｆｉｚ　／　６０　Ｈｚ　）に対
して低インピーダンスとなり搬送波周波数（ＩＱＯＫｋ
〜４５０ＫＨｚ）に対して高インピーダンスとなる第１
の回路である。

また、３は１と同一構成の回路であり、２は回路１と回
路２の中間に設けられた逆相注入回路である。そして、
４は単相３線である電力線の負荷側の活線たる２電力線
間に搬送波信号を伝達させる第３の回路であって、異相
開信号伝達回路である。

ｔこで、逆相注入回路２は主に差動増幅形パワーアンプ
と結合回路からなり、活線から注出した搬送波信号をほ
ぼ逆相にして元の活線に注入するものである。したがっ
て、逆相注入回路２のある部分の電力線の活線では、第
１の回路である回路３から漏洩してきた搬送波信号は逆
相注入回路２の出力信号とほぼ相殺させられてしまう。

この結果、・第１の回路である回路１を介して電源側へ
漏洩する搬送波信号は問題とならない程度に減衰してし
まう。

次に第１図の構成の具体例を第２図および第３図に示し
て説明する。第２図においては第１図と同一物は同一番
号としである。第１の回路１，３はキャパシタンスＣ１
とインダクタンスＬ、の並列共振回路からなるものであ
る。７〜１２は電力線に接。

続される端子であって、端子７〜９は電源側へ。

また端子１０〜１２は負荷（屋内）側へ接続される。

端子８は電源側の中性線（アース）へ接続されるととも
に、直接、端子１１に接続される。端子７とＩＱはそれ
ぞれ一方の活線に接続されるとともに。

１路１の並列共振回路と回路３の並列共振回路を直列に
接続した線路によって結ばれている。端子９と１２はそ
れぞれ他方の活＋ｉｊ！ＩＣ接続されるとともに、同様
に２つの並列共振回路χ介して結ばれている。５は端子
７と８の間に接続されたバリスタであり、同様に、６は
端子８と９の間に接続されたバリスタであって、電源側
からのサージ乞吸収するものである。異相開信号伝達回
路４はその１次側を端子１０　、１１間に接続したとす
ると、２次側は端子１１　、１２間に接続されるもので
あって１巻数比１　：　１０パルストランス１３とカッ
プリングコンデンサおよび、その放電用抵抗からなる。

パルストランス１３は１次側、２次側とも一方を端子１
１に接続しており、他方はそれぞれカップリングコンデ
ンサと放電抵抗の並列回路を介して端子１０または１２
に接続しである。ちなみに、設定値の例としては、パル
ストランス１３のインダクタンスＬ３は１５μＨであり
、カップリングコンデンサのキャパシタンスＣ６は０．
６８μＦであり、放電抵抗の抵抗値ＲｄはＩＭΩである
。

さて、逆相注入回路２は第１の回路である並列共振回路
間と端子８（または端子１１）との間に接続される。本
実施例では電力線が３線式となっているので、差動増幅
形パワーアンプ１４’Ｙ中心とする逆相注入回路と、同
じ（パワーアンプ１５ン中心とする逆相注入回路との２
系統となっている。両者は同一構成であるので、ここで
はパワーアンプ１４に関してだけ述べることにする。な
お、差動増幅形パワーアンプ１４（１５）の負帰還回路
１６を第３図に示しており、ともに説明していく。差動
増幅形パワーアンプ１４の非反転入力部は端子８に接続
さし、かつボリュームＲｖとコンデンサ（キャパシタン
スＣ４）の直列回路を介して反転入力部に接続される。

このＲｖとＣ４の直列回路はパワーアンプ１４の位相補
償回路であって適宜設定されるものである４゜一方、パ
ワーアンプ１４の反転入力部はインダクタ。

（Ｌ２）とコンデンサ（Ｃ２）の直列共振回路を介して
回。

路１と３の中間にある活線に接続されるとともに、。

負帰還回路１６を介して出力部に接続される。そして、
パワーアンプ１４の出力部はコンデンサ（Ｃ３）Ｙｆし
てコンデンサ（Ｃ１）とインダクタ（Ｌｌ）の並列共振
回路に接続される。この逆相注入回路２内の並列共振回
路（Ｃ１，Ｌｌ）は先述の回路１と３の中間にある活線
に接続されるもので、その設定値は第１の回路１または
回路３における並列共振回路と同一となっている。次に
負帰還回路１６は第３図に示すように、インダクタンス
Ｌ２のインダクタとキャパシタンスＣ２のコンデンサと
の直列共振回路と、・インダクタンス五のインダクタと
キャパシタンス２Ｃ２のコンデンサとの並列共振回路と
を直列に接続し、かつＣ２のコンデンサに並列に抵抗値
Ｒｆの抵抗を並列に接続した構成となっている。ここで
部品定数の一例を挙げると、キャパシタンスＣ１ヲ０．
０３３μＦとし、インダクタンスＬＩＹ１５μＦとした
とキ、。

インダクタンスＬ２は１．６μＨ，キャパシタンスｃ２
と０３は０．３３μＦ、抵抗ＲｆはＩＫΩ、キャパシタ
ンスＣ４は２．２μＦ程度となる。

このような構成により、端子１０　、１１間に搬送波の
電圧ｖｏが生じて、今１回路１と３の間の活線に電圧ｖ
ｌが生じたとすると、パワーアンプ１４の出力Ｉには若
干の遅れの後に電圧−Ｖｏが生じて先述の活線の電圧ｖ
１を搬送波周波数を電圧Ｏに戻そうとする。この結果１
回路ｌから端子７側へ漏洩する搬送波信号は大幅に減衰
する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、電力線に直列に挿
入接続した搬送波周波数（１００Ｋｋ〜４５０ＫＨｚ）
に対して高インピーダンスとなる第１の回路を設け、こ
の第１の回路を２分割するとともに中間の位置に逆相注
入回路を設げたので、第１の回路から漏洩した搬送波信
号は逆相注入回路の出力信号により相殺されて電源側（
屋外側）へ漏洩せず、しかもこの効果を得るに必要な構
成は比較的簡単であるので寸法やコストなどの面での課
題が改善される。

なお１回路１と３のインダクタはアモルファスコアを用
いても本発明は有効であり、逆相注入回路のパワーアン
プ１４　、１５の電源を端子７〜９の部分から供給して
もよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図。 第２図は第１図の具体的構成を示す回路図、第３図は第
２図の差動増幅形パワーアンプの負帰還回路１６の具体
的構成を示す回路図である。 ２・・・逆相注入回路、 １４　、１５・・・差動増幅形パワーアンプ。 １６・・・負帰還回路、　　　４・・・異相開信号伝達
回路、・１．３・・・第１の回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、電力線に直列に挿入接続した搬送波周波数に対して
   高インピーダンスとなる２つの第１の回路と、この２つ
   の第１の回路の中間位置に設けられ、上記電力線の活線
   から注出した搬送波信号を逆相にして上記活線に注入す
   る逆相注入回路とを有することを特徴とする屋内電力線
   搬送波システムのブロッキングフィルタ。