JP2018011400A - 単相インバータユニット - Google Patents
単相インバータユニット Download PDFInfo
- Publication number
- JP2018011400A JP2018011400A JP2016137810A JP2016137810A JP2018011400A JP 2018011400 A JP2018011400 A JP 2018011400A JP 2016137810 A JP2016137810 A JP 2016137810A JP 2016137810 A JP2016137810 A JP 2016137810A JP 2018011400 A JP2018011400 A JP 2018011400A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- terminal
- phase inverter
- output
- conductors
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Abstract
Description
本発明の課題は、電流のアンバランスを効果的に抑制することである。
図1は、単相インバータユニットの斜視図である。
単相インバータユニット10は、正極同士及び負極同士を接続した第1相制御部11(U相)、及び第2相制御部12(V相)を備える。
第1相制御部11は、第一のアーム構成部21と、第二のアーム構成部22と、第三のアーム構成部23と、P導体24(正極導体)と、N導体25(負極導体)と、出力導体26と、を備える。
第一のアーム構成部21、第二のアーム構成部22、及び第三のアーム構成部23は、予め定めた配列方向に沿って所定の間隔を空けて順に並べられている(並列配置)。ここでは、配列方向と直交する方向をユニット幅方向とする。
出力導体26は、モジュール31〜33の上面に配置されると共に、配列方向に沿って延在し、各モジュールの出力端子131、132、133の夫々に接続される。出力導体26は、配列方向の一端側がモジュール33よりも外側に延長されており、その延長された部位に外部出力端子134を備える。
第一のアーム構成部61は、モジュール71、及び直流コンデンサ81を有し、第二のアーム構成部62は、モジュール72、及び直流コンデンサ82を有し、第三のアーム構成部63は、モジュール73、及び直流コンデンサ83を有する。
直流コンデンサ81は、口出し部91、P端子241、及びN端子251を備え、直流コンデンサ82は、口出し部92、P端子242、及びN端子252を備え、直流コンデンサ83は、口出し部93、P端子243、及びN端子253を備える。
P導体64には、折り曲げ部67が形成され、N導体65には、折り曲げ部68が形成される。出力導体66は、外部出力端子234を備える。
第1相の各モジュール31〜33、及び第2相の各モジュール71〜73は、冷却板15(冷却部)の上面に配置される。冷却板15には、フィンを設けた空冷形式や、水冷ジャケットの水冷形式を適用できる。
P導体24とN導体25とは、絶縁フィルムシート101によってラミネートされている。N導体25には、P端子111に接続されるボルト102との絶縁を確保するために、ボルト径よりも大きな貫通孔103が形成されている。すなわち、ボルト102は、N導体25と絶縁された状態で、P導体24及びP端子111に締結される。なお、N導体25は、ボルト104を介してN端子121に接続される。
モジュール31において、高電位側の半導体スイッチ素子をQ11とし、低電位側の半導体スイッチ素子をQ21とし、コンデンサ素子をC11とする。半導体スイッチ素子Q11の配線インピーダンスをSZ11とし、半導体スイッチ素子Q21の配線インピーダンスをSZ21とし、コンデンサ素子C11の配線インピーダンスをCZ11とする。モジュール32において、高電位側の半導体スイッチ素子をQ12とし、低電位側の半導体スイッチ素子をQ22とし、コンデンサ素子をC12とする。半導体スイッチ素子Q12の配線インピーダンスをSZ12とし、半導体スイッチ素子Q22の配線インピーダンスをSZ22とし、コンデンサ素子C12の配線インピーダンスをCZ12とする。モジュール33において、高電位側の半導体スイッチ素子をQ13とし、低電位側の半導体スイッチ素子をQ21とし、コンデンサ素子をC13とする。半導体スイッチ素子Q13の配線インピーダンスをSZ13とし、半導体スイッチ素子Q23の配線インピーダンスをSZ23とし、コンデンサ素子C13の配線インピーダンスをCZ13とする。
接続部13、つまり第1相制御部11及び第2相制御部12の正極同士間の配線インピーダンスをLZ71とする。接続部14、つまり第1相制御部11及び第2相制御部12の負極同士間の配線インピーダンスをLZ72とする。
次に、作用効果について説明する。
先ず、正極側の配線インピーダンスLZ71と、負極側の配線インピーダンスLZ71と、が不均等である場合について説明する。例えば、負極側の配線インピーダンスLZ72が、正極側の配線インピーダンスLZ71よりも大きいとする。半導体スイッチ素子Q11〜Q13、Q41〜Q43が導通しているとき、U相の第1相制御部11から出力した電流は、負荷回路に流れた後、V相の第2相制御部12に戻る。そして、半導体スイッチ素子Q41〜Q43から、先ずコンデンサ素子C31〜C33を通り、次に半導体スイッチ素子Q11〜Q13を通り、U相へと流れる。
図4は、比較例を示す単相インバータユニットの斜視図である。
ここでは、U相の第1相制御部11だけを図示し、V相の第2相制御部12は図示を省略してある。図1と異なる点は、P導体同士の接続位置、及びN導体同士の接続位置であり、具体的にはP導体同士及びN導体同士を、配列方向の中央で接続している。
P導体24には、モジュール32の上面で折り曲げ部27に対向し、ユニット幅方向における内側の端縁から上方に立ち上がる折り曲げ部16が形成されている。折り曲げ部16には、図示しないV相の第2相制御部12におけるP導体と接続されるP端子161が形成されている。N導体25には、折り曲げ部16におけるユニット幅方向の内面側に沿って上方に立ち上がる折り曲げ部17が形成されている。折り曲げ部17には、図示しないV相の第2相制御部12におけるN導体と接続されるN端子162が形成されている。折り曲げ部16と折り曲げ部17とは、絶縁フィルムシートを介して重ね合わせてラミネートしてある。
ここでは、折り曲げ部16、つまり第1相制御部11及び第2相制御部12の正極同士間の配線インピーダンスをLZ81とする。折り曲げ部17、つまり第1相制御部11及び第2相制御部12の負極同士間の配線インピーダンスをLZ82とする。
比較例における電流の流れについて説明する。
半導体スイッチ素子Q11〜Q13、Q41〜Q43が導通しているときには、U相の第1相制御部11から出力した電流は、負荷回路に流れた後、V相の第2相制御部12に戻る。そして、半導体スイッチ素子Q41〜Q43から、先ずコンデンサ素子C31〜C33を通り、次に半導体スイッチ素子Q11〜Q13を通り、U相へと流れる。または、半導体スイッチ素子Q41〜Q43から、先ずコンデンサ素子C11〜C13を通り、次に半導体スイッチ素子Q11〜Q13を通り、U相へと流れる。このとき、配線インピーダンスLZ61、LZ41、LZ51、LZ31、LZ11、LZ21の影響により、配列方向において、外部出力端子134に近い第三のアーム構成部23や、中央に位置する第二のアーム構成部22に電流が流れやすくなる。つまり、一部のアーム構成部の半導体スイッチ素子やコンデンサ素子に電流が流れやすくなり、電流のアンバランスが生じてしまう。
P導体24とN導体25(又はP導体64とN導体65)、折り曲げ部27と折り曲げ部28(折り曲げ部67と折り曲げ部68)、及び接続部13と接続部14は、夫々、絶縁フィルムシートを介して重ね合わせてラミネートしてある。これにより、省スペース化を実現でき、さらに部品点数の削減による組み立て作業時間の短縮を図ることができる。
各モジュールを、冷却板15の上面に配置しているので、各半導体スイッチ素子の過熱を抑制することができる。
上記の実施形態では、第1相制御部11の出力導体26と、第2相制御部12の出力導体66とを、個別に設けているが、これに限定されるものではなく、双方の一部を、絶縁材を介して重ね合わせてもよい。
図6は、出力導体の断面を模式に示した図である。
ここでは、第2相制御部12の出力導体66の一部に、第1相制御部11の出力導体26の一部を重ね合わせ、双方を絶縁フィルムシート101を介してラミネートしている。これにより、部品点数の削減による組み立て作業時間の短縮を図ることができる。
上記の実施形態では、N導体25の上にP導体24を重ねているが、これに限定されるものではなく、P導体24の上にN導体25を重ねるようにしてもよい。これに伴い、N導体65とP導体64との関係、及び接続部14と接続部13との関係も整合させる必要がある。
上記の実施形態では、三つのアーム構成部を並列に接続しているが、これに限定されるものではなく、二つのアーム構成部だけを並列に接続したり、四つ以上のアーム構成部を並列に接続したりしてもよい。
Claims (8)
- 直列に接続した高電位側スイッチ素子及び低電位側スイッチ素子を内蔵する複数のモジュールと、
前記複数のモジュールの出力端子同士を並列接続し一端側に外部出力端子が形成された出力導体と、
前記モジュールの正極端子同士を並列接続する正極導体と、
前記モジュールの負極端子同士を並列接続する負極導体と、
を有する一対の制御部を備え、
両制御部の正極導体同士および負極導体同士の一方又は両方を前記出力導体の他端側に接続されたモジュール側で接続したことを特徴とする単相インバータユニット。 - 前記両制御部における、前記出力導体同士の一部を、絶縁材を介して重ね合わせたことを特徴とする請求項1に記載の単相インバータユニット。
- 前記両制御部の正極導体同士および負極導体同士の両方を前記出力導体の他端側に接続されたモジュール側で接続し、前記正極導体同士の接続部と前記負極導体同士の接続部とを絶縁材を介して重ね合わせたことを特徴とする請求項1又は2に記載の単相インバータユニット。
- 前記モジュールの正極端子と負極端子との間に接続されるコンデンサを備え、前記正極導体と前記負極導体とは、前記コンデンサが接続される部分が絶縁材を介して重ね合わされていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の単相インバータユニット。
- 前記絶縁材は、ラミネートされたフィルム状絶縁シートで構成されていることを特徴とする請求項2〜4の何れか一項に記載の単相インバータユニット。
- 前記両制御部の前記複数のモジュールは、前記正極端子、前記負極端子、及び前記出力端子が形成されていない面を冷却部上に配置したことを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の単相インバータユニット。
- 前記モジュールは、一面に正極端子、負極端子、出力端子の順または負極端子、正極端子、出力端子の順に端子が形成され、前記制御部を構成するモジュールを並列配置したことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の単相インバータユニット。
- 前記両制御部は、それぞれ前記出力端子が互い向かい合うようにモジュールを配置したことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の単相インバータユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016137810A JP2018011400A (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | 単相インバータユニット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016137810A JP2018011400A (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | 単相インバータユニット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018011400A true JP2018011400A (ja) | 2018-01-18 |
Family
ID=60994470
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016137810A Withdrawn JP2018011400A (ja) | 2016-07-12 | 2016-07-12 | 単相インバータユニット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2018011400A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019201510A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07245951A (ja) * | 1994-03-07 | 1995-09-19 | Toshiba Corp | 半導体スタック |
JPH10501679A (ja) * | 1994-06-10 | 1998-02-10 | ノースロップ グラマン コーポレーション | 電力インバータ用の改良されたemiフィルタ形状 |
JP2002017092A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-18 | Nissan Motor Co Ltd | 配線構造 |
JP2006121834A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Hitachi Ltd | 電力変換装置 |
US20070247027A1 (en) * | 2006-04-20 | 2007-10-25 | Abb Oy | Electric connection and electric component |
JP2008311344A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Fuji Electric Systems Co Ltd | コンデンサ |
-
2016
- 2016-07-12 JP JP2016137810A patent/JP2018011400A/ja not_active Withdrawn
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07245951A (ja) * | 1994-03-07 | 1995-09-19 | Toshiba Corp | 半導体スタック |
JPH10501679A (ja) * | 1994-06-10 | 1998-02-10 | ノースロップ グラマン コーポレーション | 電力インバータ用の改良されたemiフィルタ形状 |
JP2002017092A (ja) * | 2000-06-30 | 2002-01-18 | Nissan Motor Co Ltd | 配線構造 |
JP2006121834A (ja) * | 2004-10-22 | 2006-05-11 | Hitachi Ltd | 電力変換装置 |
US20070247027A1 (en) * | 2006-04-20 | 2007-10-25 | Abb Oy | Electric connection and electric component |
JP2008311344A (ja) * | 2007-06-13 | 2008-12-25 | Fuji Electric Systems Co Ltd | コンデンサ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019201510A (ja) * | 2018-05-18 | 2019-11-21 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 電力変換装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10153708B2 (en) | Three-level power converter | |
US9520810B2 (en) | Three-level power converter and power unit thereof | |
US9641092B2 (en) | Power converter | |
CN105593989B (zh) | 具有缓冲器-电容器的用于变换器的半导体堆叠 | |
JPH03285570A (ja) | インバータ装置 | |
JP5835167B2 (ja) | パワーモジュール構造 | |
JP2021035205A (ja) | 半導体スイッチングユニット | |
US10284111B2 (en) | Power conversion apparatus having connection conductors having inductance which inhibits ripple current | |
US10536090B2 (en) | Bus bar structure and power conversion device using same | |
JP2014222962A (ja) | 電力変換装置 | |
JP4957842B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2018011400A (ja) | 単相インバータユニット | |
EP3562023B1 (en) | Power conversion device | |
US9929677B2 (en) | Three-level active neutral point converter | |
JP6575072B2 (ja) | 相ユニット及びこれを用いた3レベル電力変換装置 | |
JPH08140363A (ja) | 電力変換装置 | |
JP6314099B2 (ja) | 電力変換装置 | |
JP2008306867A (ja) | 電力変換装置および電気部品の接続方法 | |
JP2002044960A (ja) | 電力変換装置 | |
JP2005065414A (ja) | インバータ装置 | |
JP6604097B2 (ja) | スイッチング回路および電力変換装置 | |
JP2006271131A (ja) | 電力変換装置 | |
US11469681B2 (en) | Power supply device | |
JP2015091178A (ja) | 3レベル電力変換装置 | |
JP2023018359A (ja) | 電力変換装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190613 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200331 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200327 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200522 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200630 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20200924 |