JPH10271688A - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JPH10271688A
JPH10271688A JP9072865A JP7286597A JPH10271688A JP H10271688 A JPH10271688 A JP H10271688A JP 9072865 A JP9072865 A JP 9072865A JP 7286597 A JP7286597 A JP 7286597A JP H10271688 A JPH10271688 A JP H10271688A
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JP
Japan
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inverter
power supply
inverter device
capacitor
ground
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Application number
JP9072865A
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English (en)
Inventor
Chihiro Okatsuchi
千尋 岡土
Takuo Itami
卓夫 伊丹
Kenichi Kimoto
兼一 木本
Noriyuki Onishi
規之 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/56Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers

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  • Inverter Devices (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 系統連系時に、浮遊容量を充電するための零
相電流が流れ、漏電を誤検出することのない信頼性の高
いインバータ装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 対アースに対し容量分を有する第1の直
流電源に接続されたチョッパ回路からなる第2の直流電
源からインバータにより接地を有する交流電源に連系す
るインバータ装置において、第2の直流電源の中点電位
を前記交流電源の接地点に接続して容量分を系統連系時
の電位に充電した後にインバータと交流電源とを接続す
る連系スイッチをオンしてインバータを交流電源に連系
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽電池や燃料電
池等から結線トランスを介さず、接地系を有する交流電
源に連系するインバータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトランスレス太陽電池インバータ
装置の構成と作用を図12を参照して説明する。太陽電
池1の両端にはコンデンサ2が接続され、第1の直流電
源が構成されており、この第1の直流電源には、リアク
トル3とダイオード4とスイッチング素子5とコンデン
サ7とからなる昇圧チョッパ回路が接続され、第2の直
流電源が構成されている。
【0003】第2の直流電源には、スイッチング素子8
1乃至84とこのスイッチング素子81乃至84に並列
に接続されたダイオード8a乃至8dとからなるインバ
ータブリッジ8が接続され、直流を交流に変換する。イ
ンバータブリッジ8にはリアクトル9とリアクトル10
とコンデンサ11とからなるフィルタが接続され、その
出力がコンタクタ13とブレーカー14を介して、交流
電源15に連系されている。浮遊コンデンサ18、19
は太陽電池1の対アースの浮遊容量であり、その大きさ
は数μF程度になることもある。
【0004】次に、その制御について説明する。昇圧チ
ョッパ回路については、電圧基準20と電圧検出器21
で検出されたコンデンサ7の電圧とを比較して、その値
を増幅器22で増幅して電流基準とする。この電流基準
と電流検出器6で検出された入力電流とを比較して、そ
の値を増幅器23で増幅した値を指令値としてPWM回
路24に入力しスイッチング素子5をPWM制御するこ
とでコンデンサ7の電圧を一定に制御している。
【0005】インバータブリッジ8については、電圧基
準25と電流検出器11で検出されたインバータ出力電
流とを比較して、その値を増幅器26で増幅した値を指
令値としてPWM回路27に入力しスイッチング素子8
1乃至84をPWM制御することで制御される。
【0006】また、インバータブリッジ8の起動は、コ
ンデンサ7の電圧が設定レベルに達すると行われる。電
圧検出器21で検出したコンデンサ電圧が設定レベルを
達したことをレベル検出器28が検出すると、コンタク
タ13をオンすると共に、コンタクタ13の補助接点2
9を介してPWM回路27に許可信号が出力され起動さ
れる。
【0007】また、交流電源15は、一般家庭のように
単相3線式で中性点はアースにポールトランス側で接続
されており、漏電検出として零相変流器16と漏電検出
器17が設けられ、漏電が検出されると通常は漏電ブレ
ーカーをトリップさせる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路において、
コンタクタ13がオフ状態では、浮遊コンデンサ18、
19はコンデンサ2の電圧のほぼ1/2の電圧に充電さ
れている。この状態で、コンタクタ13がオンすると、
インバータブリッジ8のダイオード部を介して浮遊コン
デンサ18、19を充電する零相電流が流れ、漏電検出
回路17が誤動作することがある。
【0009】この様子を図13を参照して説明する。コ
ンデンサ2の電圧E1が200Vであるとすると、浮遊
コンデンサ19は正の極性で100Vに充電されてい
る。この状態でコンタクタ13が投入され、交流電源1
5の電圧E3(100V)が正の極性になると浮遊コン
デンサ19は約140Vに充電されるため、i1のルー
トで零相電流が流れ漏電検出器17が誤動作することに
なる。一方、i2のルートで流れる電流は浮遊コンデン
サ18を充電する。E1とE2が等しい場合は、i1と
i2は等しく零相電流は流れないが、それ以外では零相
電流が流れる。
【0010】以上述べたように、連系の最初の段階で
は、浮遊容量を充電するための零相電流が流れ、漏電を
誤検出することがある。よって、本発明では、上記問題
を解決し信頼性の高いインバータ装置を提供することを
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るインバータ装置では、イン
バータを系統に連系する際に、直流電源に存在する対ア
ースに対する浮遊コンデンサを事前に系統連系時の電位
に充電しておくことで、系統連系時に零相電流が流れる
のを防止できる。
【0012】本発明の請求項2に係るインバータ装置で
は、第2の直流電源の中点電位を交流電源の接地点に接
続して直流電源に存在する対アースに対する浮遊コンデ
ンサを第2の直流電圧の1/2に充電した後に、インバ
ータを系統に連系することで、系統連系時に零相電流が
流れるのを防止できる。
【0013】本発明の請求項3に係るインバータ装置で
は、第2の直流電源を抵抗で分圧した中点を直接又は抵
抗を介して交流電源の接地点に接続して直流電源に存在
する対アースに対する浮遊コンデンサを第2の直流電圧
の1/2に充電した後に、インバータを系統に連系する
ことで、系統連系時に零相電流が流れるのを防止でき
る。
【0014】本発明の請求項4に係るインバータ装置で
は、インバータの停止時に第2の直流電源の中点と交流
電源との接続をオフすることで、インバータの停止時は
インバータを接地点を含め交流電源を切り離すことがで
きる。
【0015】本発明の請求項5に係るインバータ装置で
は、インバータ運転中は第2の直流電源の分圧回路を開
放することによって、インバータ運転中の分圧回路によ
る損失を無くすことができる。
【0016】本発明の請求項6に係るインバータ装置で
は、インバータと交流電源とをインピーダンスを介して
接続して直流電源に存在する対アースに対する浮遊コン
デンサを充電する電流のレベルを低減して浮遊コンデン
サを充電した後に、インバータを系統に連系すること
で、系統連系時に零相電流が流れるのを防止できる。
【0017】本発明の請求項7に係るインバータ装置で
は、直流電源とインバータとをインピーダンスを介して
接続して直流電源に存在する対アースに対する浮遊コン
デンサを充電する電流のレベルを低減して浮遊コンデン
サを充電した後に、インバータを系統に連系すること
で、系統連系時に零相電流が流れるのを防止できる。
【0018】本発明の請求項8に係るインバータ装置で
は、請求項6又は請求項7記載のインバータ装置におい
て、インピーダンスを抵抗とする。本発明の請求項9に
係るインバータ装置では、請求項6又は請求項7記載の
インバータ装置において、インバータの直流側にチョッ
パ回路を設けることで、直流電圧の変動範囲を拡大する
ことができる。
【0019】本発明の請求項10に係るインバータ装置
では、請求項2乃至請求項9のいずれかに記載のインバ
ータ装置において、インバータをハーフブリッジ構成と
する。
【0020】本発明の請求項11に係るインバータ装置
では、請求項2乃至請求項9のいずれかに記載のインバ
ータ装置において、インバータを交流電源に連系すると
き、連系スイッチをオンしてインバータと交流電源を接
続した後、所定期間経過後にインバータを駆動する。
【0021】本発明の請求項12に係るインバータ装置
では、請求項2乃至請求項9のいずれかに記載のインバ
ータ装置において、インバータを交流電源に連系すると
き、低電流でインバータを運転し、インバータ運転状態
で直流電源に存在する対アースに対する浮遊コンデンサ
を充電した後、連系スイッチをオンして、その後電流基
準を正常値に戻す。
【0022】本発明の請求項13に係るインバータ装置
では、請求項2乃至請求項9のいずれかに記載のインバ
ータ装置において、インバータにフリーホィーリングモ
ードの運転をさせないことで、浮遊コンデンサの充放電
が存在せず、浮遊コンデンサの電圧を変化させないで運
転することができる。
【0023】本発明の請求項14に係るインバータ装置
では、請求項2乃至請求項9のいずれかに記載のインバ
ータ装置において、インバータの直流入力電圧を交流電
源電圧のピーク値の2倍以上とすることで、連系時に交
流電源から浮遊コンデンサに充電電流が流れない。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。図1は、本発明の第1の実施の形
態の概略図である。図12と同一要素については同一符
号を付し説明を省略する。
【0025】従来と異なる点は、コンデンサ7の両端に
抵抗30、31を設け、その中点をブレーカー14を介
して交流電源15の中性点(アース)に接続し、コンデ
ンサ7の電圧を電圧検出器21で検出しレベル検出器2
8でコンデンサ7の電圧が設定レベルに達したことを検
出した後、オンディレイ32により設定された浮遊コン
デンサ18、19が初期充電を完了したと考える時間が
経過した後にコンタクタ13を投入する。そして、コン
タクタ13の補助接点29が閉となって安定した時間を
オンディレイ33により確保してインバータブリッジ8
の駆動を開始するようにした点である。
【0026】次に本発明の第1の実施の形態の作用につ
いて図2を参照して説明する。浮遊コンデンサ18の初
期電圧をVC18、浮遊コンデンサ19の初期電圧をV
19、コンデンサ2の電圧をE1、コンデンサ7の電圧
をE2、交流電源15の電圧をE3とすると、コンタク
タ13の投入時の電流i1、i2は以下の関係となる。
尚、i1、i2が流れる回路のインピーダンスはZとす
る。
【0027】
【数1】 i1=(1/Z)×(E3−E2+E1−VC18) ・・・式1 i2=(1/Z)×(E3−VC19) ・・・式2 また、浮遊コンデンサ18、19とコンデンサ2との関
係から以下の式が成り立つ。
【0028】
【数2】VC18+VC19=E1 ・・・式3 ここで、式1に式3を代入すると、以下の式に変形でき
る。
【0029】
【数3】 i1=(1/Z)×(E3−E2+VC19) ・・・式4 また、コンデンサ7の両端に抵抗30、31を設け、そ
の中点をブレーカー14を介して交流電源15の中性点
(アース)に接続しているので、コンデンサ7の電圧が
設定値に充電された後オンディレイ32で設定された時
間で浮遊コンデンサ19の電圧は以下の式で表される値
まで充電される。
【0030】
【数4】VC19=(1/2)×E2 ・・・式5 この式5を、式4及び式2に代入すると、
【0031】
【数5】 i1=(1/Z)×(E3−E2/2) ・・・式6 i2=(1/Z)×(E3−E2/2) ・・・式7 で表わされ、i1=i2となる。
【0032】すなわち、零相電流を流さないで、コンタ
クタ13を投入することが可能となる。このように、浮
遊コンデンサの一方をインバータブリッジ8の直流側電
圧の1/2に初期充電しておくことにより、連系時に零
相電流が流れることがないので漏電検出器が誤動作する
ことがなく、信頼性の高いインバータ装置を構成するこ
とができる。
【0033】次に本発明の第2の実施の形態について説
明する。図3は、第2の実施の形態の構成図であり、こ
こでは、第1の実施の形態と異なる点のみ記載してい
る。
【0034】先ず、異なる1つ目の点は、コンデンサ7
がコンデンサ7aとコンデンサ7bの2つに分割されて
いる点である。このような構成の場合には、抵抗30、
31をそれぞれのコンデンサ7a、7bに接続すると共
に、コンデンサ7a、7bの接続点と交流電源15の中
性点(アース)の間に抵抗34を接続する。
【0035】コンデンサ7が2つに分割されている場合
には、それぞれのコンデンサに抵抗を接続しても分圧イ
ンピーダンスが低いので、抵抗34をコンデンサ7a、
7bの接続点と交流電源15の中性点(アース)の間に
接続して、浮遊コンデンサ18、19を初期充電する電
流を制限するように構成している。
【0036】2つ目の異なる点は、コンデンサ7a、7
bの接続点と交流電源15の中性点(アース)の間にリ
レー35を設けた点である。図4のタイミングチャート
を用いてリレー35の動作について説明する。
【0037】リレー35は、インバータブリッジ8の停
止中はオフされており、インバータブリッジ8の動作開
始前にオンされる。リレー35がオンすると、浮遊コン
デンサ18、19は充電され始め、浮遊コンデンサ1
8、19が充電を完了したと考える時間が経過した後に
コンタクタ13がオンされる。
【0038】このようにすることで、インバータブリッ
ジ停止中は、インバータブリッジを接地点を含め交流電
源と切り離すことができる。次に本発明の第3の実施の
形態について説明する。
【0039】図5は第3の実施の形態の構成図であり、
ここでは第1の実施の形態と異なる点のみ記載してい
る。第1の実施の形態と異なる点は、抵抗30、31と
直列にリレー35を設けた点である。
【0040】図6のタイミングチャートを用いてリレー
35の動作について説明する。リレー35は、インバー
タブリッジ8の停止中はオフされており、インバータブ
リッジ8の動作開始前にオンされる。リレー35がオン
すると、浮遊コンデンサ18、19は充電され始め、浮
遊コンデンサ18、19が充電を完了したと考える時間
が経過した後にコンタクタ13がオンされる。そして、
コンタクタ13のオンと同時にリレー35はオフされ、
抵抗30、31は切り離される。
【0041】このようにすることで、インバータブリッ
ジの動作中は抵抗30、31が切り離され、インバータ
ブリッジ動作中に抵抗30、31で電力消費が起きるの
を無くすことができる。
【0042】また、図7のように、インバータブリッジ
がハーフブリッジの場合でも、リレー35と抵抗34を
介して浮遊コンデンサ18、19を初期充電した後、コ
ンタクタ13により抵抗34を短絡してインバータを起
動することにより同様な効果を得ることができる。
【0043】次に本発明の第4の実施の形態について説
明する。図8は、第4の実施の形態の構成図であり、従
来と同一要素については同一符号を付し説明を省略す
る。
【0044】従来と異なる点は次の点である。コンタク
タ13の接点の両端に抵抗30とリレー37を接続し、
コンタクタ13の他方の接点の両端に抵抗31とリレー
37を接続し、レベル検出器28によりコンデンサ7の
電圧が所定値に達したことを検出するとリレー37のコ
イル37Cを駆動してリレー37をオンさせる。その
後、浮遊コンデンサ18、19の初期充電が完了する時
間が経過しオンディレイ38がオンとなるとPWM回路
27が動作しインバータブリッジ8が駆動する。その
後、インバータブリッジ8が駆動状態で浮遊コンデンサ
18、19の充電が完了する時間が経過しオンディレイ
39がオンとなるとコンタクタ13のコイル13Cを駆
動してリレー13がオンとなり系統に投入する。このと
き、コンタクタ補助接点29もオンし、設定器33によ
り電流基準回路25の出力を緩やかに上昇させる。
【0045】次に第4の実施の形態の作用について図9
のタイムチャートを参照して説明する。レベル検出器2
8によりコンデンサ7の電圧が所定値(インバータ起動
条件)に達すると、時刻t1でリレー37がオンとな
り、抵抗30、31を介して交流電源15から浮遊コン
デンサ18、19を充電する電流が流れる。この電流は
漏電検出回路17が動作しない低レベルに限流されてい
る。
【0046】オンディレイ38は浮遊コンデンサ18、
19が初期充電されると推定される時間に設定され、時
刻t2でインバータブリッジ8を運転状態とする。この
とき電流基準V25は零または零に近い低レベルになっ
ているので抵抗30、31にはほとんど電流が流れない
ので、浮遊コンデンサ18、19はインバータブリッジ
8の運転状態に充電される。
【0047】オンディレイ39は浮遊コンデンサ18、
19がインバータブリッジ8の運転状態に充電されると
推定される時間に設定され、時刻t3でコンタクタ1を
オンさせ、抵抗30、31を短絡し、インバータブリッ
ジ8を系統に連系する。
【0048】このとき、コンタクタ補助接点29もオン
し、時刻t4から設定器33により電流基準V25を正
常値に緩やかにもどして連系する。このようにして、直
流電源側の浮遊コンデンサを限流抵抗により初期充電し
てインバータを起動し、インバータ動作状態でも上記浮
遊コンデンサを限流充電した後限流抵抗を短絡するの
で、漏電電流を極めて低い値に制限することができ、漏
電検出器が誤動作することがない信頼性の高いインバー
タ装置を構成することができる。
【0049】尚、第4の実施の形態において、スイッチ
ング素子のバラツキが無ければ、インバータの運転前後
で浮遊コンデンサ18、19の充電電圧は変わらないの
で、実用上はオンディレイ39を省略し、コンタクタ1
3のオン時にインバータ動作に入っても構わない。
【0050】また、第4の実施の形態において、抵抗3
0、31をリアクトルに置き換えても構わない。また、
第4の実施の形態において、抵抗30、31を交流電源
15側に設ける代わりに、図10のように直流電源側に
抵抗30、31を取り付けて、コンタクタ13で短絡す
るように構成しても作用は同じである。しかし、この場
合は、直流用コンタクタを使用するため、装置が大きく
なる。
【0051】また、第2の直流電源である昇圧チョッパ
回路は、降圧チョッパ回路でも構わない。また、図11
のようなハ−フブリッジインバータ回路では、交流電源
15の2線に抵抗30、31を取り付けることで同様の
作用効果を得ることができる。尚、単相3線式の場合
は、3線に抵抗を挿入することで対応できる。
【0052】上述したような、フルブリッジのインバー
タブリッジにおいては、スイッチング素子81と84、
スイッチング素子82と83を同時にオンオフさせて、
フリーホィーリングモードがない方法で運転することに
より、浮遊コンデンサ18、19の電圧を変化させない
で運転することができる。
【0053】また、第2の直流電源である昇圧チョッパ
回路がなく、第1の直流電源に直接インバータブリッジ
が接続される場合でも、浮遊コンデンサを運転時の値に
初期充電することにより、起動時に零相電流が流れるの
を防ぐことができる。
【0054】また、コンタクタ13の投入前にコンデン
サ7の電圧は交流電源電圧のピーク値以上に充電してお
くように制御する。実際には制御マージンや電圧変動も
含め、1.2×2√2×E3程度に電圧を制御している
ので、連系時に交流電源から電流は流れない。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば直
流側電源の浮遊容量を限流インピーダンスを介してイン
バータの連系運転中の状態に初期充電した後、インバー
タを連系に投入することにより、零相電流を小さくして
漏電検出回路の誤検出を防ぐことができ、信頼性の高い
インバータ装置を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の作用説明図。
【図3】本発明の第2の実施の形態の構成図。
【図4】本発明の第2の実施の形態のタイミングチャー
ト。
【図5】本発明の第3の実施の形態の構成図。
【図6】本発明の第3の実施の形態のタイミングチャー
ト。
【図7】ハーフブリッジインバータを用いた構成図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の構成図。
【図9】本発明の第4の実施の形態のタイミングチャー
ト。
【図10】本発明の第4の実施の形態の変形例の構成
図。
【図11】ハーフブリッジインバータを用いた構成図。
【図12】従来のインバータ装置の構成図。
【図13】従来のインバータ装置の作用説明図。
【符号の説明】
1・・・太陽電池 2・・・コンデンサ 3・・・リアクトル 4・・・ダイオード 5・・・スイッチング素子 6・・・電流検出器 7・・・コンデンサ 8・・・インバータブリッジ 8a、8b、8c、8d・・・スイッチング素子 9、10・・・リアクトル 11・・・電流検出器 12・・・コンデンサ 13・・・コンタクタ 14・・・ブレーカー 15・・・交流電源 16・・・零相変流器 17・・・漏電検出器 18、19・・・浮遊コンデンサ 20・・・電圧基準 21・・・電圧検出器 22、23、26・・・増幅器 24、27・・・PWM回路 25・・・電流基準 28・・・レベル検出器 29・・・補助接点 30、31、34・・・抵抗 32、33、38、39・・・オンディレイ 35、37・・・リレー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊丹 卓夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 木本 兼一 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内 (72)発明者 大西 規之 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対アースに対し容量分を有する直流電源
    からインバータにより接地を有する交流電源に連系する
    インバータ装置において、前記容量分を系統連系時の電
    位に充電した後に前記インバータを連系することを特徴
    とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】 対アースに対し容量分を有する第1の直
    流電源に接続されたチョッパ回路からなる第2の直流電
    源からインバータにより接地を有する交流電源に連系す
    るインバータ装置において、第2の直流電源の中点電位
    を前記交流電源の接地点に接続した後に前記インバータ
    と前記交流電源とを接続する連系スイッチをオンして前
    記インバータを前記交流電源に連系することを特徴とす
    るインバータ装置。
  3. 【請求項3】 対アースに対し容量分を有する第1の直
    流電源に接続されたチョッパ回路からなる第2の直流電
    源からインバータにより接地を有する交流電源に連系す
    るインバータ装置において、第2の直流電源を抵抗で分
    圧した中点を直接又は抵抗を介して前記交流電源の接地
    点に接続した後に前記インバータと前記交流電源とを接
    続する連系スイッチをオンして前記インバータを前記交
    流電源に連系することを特徴とするインバータ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は請求項3記載のインバータ
    装置において、前記インバータの停止時には連系スイッ
    チをオフすると共に第2の直流電源の中点と前記交流電
    源との接続もオフすることを特徴とするインバータ装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項3記載のインバータ装置におい
    て、前記インバータの運転中は前記第2の直流電源の分
    圧回路を開放することを特徴とするインバータ装置。
  6. 【請求項6】 対アースに対し容量分を有する直流電源
    からインバータにより接地を有する交流電源に連系する
    インバータ装置において、前記インバータと前記交流電
    源とをインピーダンスを介して接続した後、前記インピ
    ーダンスに並列に接続された連系スイッチをオンして、
    前記インバータを前記交流電源に連系することを特徴と
    するインバータ装置。
  7. 【請求項7】対アースに対し容量分を有する直流電源か
    らインバータにより接地を有する交流電源に連系するイ
    ンバータ装置において、前記直流電源と前記インバータ
    とをインピーダンスを介して接続した後、前記インピー
    ダンスに並列に接続された連系スイッチをオンして、前
    記インバータを前記交流電源に連系することを特徴とす
    るインバータ装置。
  8. 【請求項8】請求項6又は請求項7記載のインバータ装
    置において、前記インピーダンスを抵抗としたことを特
    徴とするインバータ装置。
  9. 【請求項9】請求項6又は請求項7記載のインバータ装
    置において、前記インバータはチョッパ回路を有するこ
    とを特徴とするインバータ装置。
  10. 【請求項10】請求項2乃至請求項9のいずれかに記載
    のインバータ装置において、前記インバータをハーフブ
    リッジ構成としたことを特徴とするインバータ装置。
  11. 【請求項11】請求項2乃至請求項9のいずれかに記載
    のインバータ装置において、前記インバータを前記交流
    電源に連系するタイミングは、連系スイッチがオンして
    から所定期間経過後にインバータを駆動することを特徴
    とするインバータ装置。
  12. 【請求項12】請求項2乃至請求項9のいずれかに記載
    のインバータ装置において、前記インバータを前記交流
    電源に連系するときは、前記インバータの電流基準を設
    定値より低い値から増加させることを特徴とするインバ
    ータ装置。
  13. 【請求項13】請求項2乃至請求項9のいずれかに記載
    のインバータ装置において、前記インバータはフリーホ
    ィーリングモードの運転を行わないことを特徴とするイ
    ンバータ装置。
  14. 【請求項14】請求項2乃至請求項9のいずれかに記載
    のインバータ装置において、前記インバータの直流入力
    電圧を交流電源電圧のピーク値の2倍以上とすることを
    特徴とするインバータ装置。
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