JP2003527046A - パッケージングされたひずみアクチュエータ - Google Patents

パッケージングされたひずみアクチュエータ

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JP2003527046A JP2000601697A JP2000601697A JP2003527046A JP 2003527046 A JP2003527046 A JP 2003527046A JP 2000601697 A JP2000601697 A JP 2000601697A JP 2000601697 A JP2000601697 A JP 2000601697A JP 2003527046 A JP2003527046 A JP 2003527046A
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ケネス ビー. ラザルス,
マーク イー. ランドストロム,
ジェフリー ダブリュー. ムーア,
エドワード クローレイ,
ファルラ ルッソ,
ショウコ ヨシカワ,
エリック フィッチ,
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アクティブ コントロール エキスパーツ,インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 モジュラーアクチュエータアセンブリは、一つ以上のプレートまたは好適には構造的ポリマーによって電極シートにボンディングされた電気活性材料の素子を含み、これにより、一枚のカードを形成する。上記カードはシーリングされ、固体との直接的接触あるいは液体中への浸漬用途の実用的デバイス(例えば、ベーン、シェーカー、攪拌器、レバー、押しだし器、または超音波処理器)を自身が構成し得るか、または、固めの接着剤でボンディングされ得、これにより、固体の工作物、デバイス、基板機器または試料と、面対面の機械的結合を為す。上記構造的ポリマーは、折り曲げ剛性を提供し、これにより、上記薄いプレートは自身の破損点まで変形せず、上記構造的ポリマーは、機械的剛性も提供し、これにより、剪断力が、上記プレートから上記工作物に効率的に結合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (関連出願) 本出願は、1994年1月27日に出願された出願番号第08/188,14
5号の継続出願である1997年10月3日に出願された出願番号第08/94
3,645号の一部継続出願である出願番号第09/261,475号の一部継
続出願である。
【0002】 (発明の背景) 本発明は、例えばアクティブ振動リダクション、構造制御、動的テスト法(d
ynamic testing)、精密な位置決め、動作制御、スターリング、
シェーキング、およびパッシブ減衰またはアクティブ減衰に使用され得るアクチ
ュエータ素子に関する。より詳細には、本発明は、電気的に制御可能であるパッ
ケージングアクチュエータアセンブリに関する。このアクチュエータアセンブリ
は、分離して使用されてもよいし、あるいは、アクティブに振動を抑制するため
に適合されてもよいし、構造をアクチュエートするために適合されてもよいし、
または取り付けられるデバイスの機械的状態を弱めるのにも適合されてもよい。
次のセクション以降で説明されるように、アセンブリは、構造またはシステムに
結合され得るかまたは取り付けられ得、それにより、アクチュエート、制御また
はダンプされるシステムとともにアセンブリを集積化する。
【0003】 スマートな材料(例えば、圧電材料、電気ひずみ材料、または磁気ひずみ材料
)は、高バンド幅タスク(例えば、構造または音響ノイズのアクチュエーション
または減衰)および精密な位置決めアプリケーションにも使用され得る。このよ
うなアプリケーションは、制御するためにスマート材料が構造に接合されている
かまたは取り付けられていることをしばしば必要とする。しかしながら、これら
の材料の汎用アクチュエータは、一般に利用可能でなく、通常、そのような制御
タスクをインプリメントすることを望む者は、任意の必要とする電極、接着剤お
よび絶縁構造とともに、未加工の、できる限り電極付けされていない(non−
electroded)スマート材料ストックを獲得しなければならず、対象と
なる台(article)上に固定するか、または見込みの台に組み込むように
開発しなければならない。
【0004】 このようなアプリケーションに対して、スマート材料への機械的接続または電
気的接続が丈夫であり、スマート部材内のひずみを生成すること、あるいはシス
テムを置換するまたはシステムを強制することが可能な方法でこれらの材料を接
続し、取り付けることが必要となり、制御される対象に対するこのひずみ、動き
および力を結合さることが必要となる。しばしば、スマート材料は、良好でない
環境で使用され得ることが必要とされ、その機械的故障または電気的故障が大い
に増加する。
【0005】 一例として、振動抑制および構造のアクチュエーションのアプリケーションの
1つは、構造に圧電素子(または複数の素子)を取り付けを必要とする。続いて
、これらの素子は、アクチュエートされ、圧電効果は、素子に適用された電気的
エネルギーを、素子全体に分布した機械的エネルギー変換する。機械的衝撃を選
択的に生成することまたは圧電材料内のひずみを選択的に変更することにより、
下側構造の特定の形状制御が達成される。急速なアクチュエーションは、自然の
振動を抑制するために使用され得、あるいは制御された振動または変位(dis
placement)を付与するために使用され得る。圧電材料のこのアプリケ
ーションおよび他のインテリジェント材料の例は、近年ますます一般的になって
きた。
【0006】 典型的な振動抑制およびアクチュエーションアプリケーションにおいて、圧電
素子は、複雑な一連の工程で構造に結合される。構造の表面は、はじめに機械加
工され、そのため、1つ以上のチャネルが生成され、それにより圧電素子を接続
するのに必要とされる導線を接続する。あるいは、機械加工チャネルの代わりに
、2つの異なるエポキシが機械的接触と電気的接触との両方を形成するのに使用
されてもよい。この代替的なアプローチにおいて、導電性エポキシがスポットさ
れ(すなわち、導体を形成するために局所的に付与され)、構造エポキシが構造
の残りの部分に付与され、圧電素子を構造に接合する。続いて、全てが保護コー
ティングでカバーされる。
【0007】 このアセンブリ手順は、労働集約的(labor intensive)であ
り、エポキシで作業する問題により多くの再加工をしばしば必要とする。異なる
圧電素子間の機械的均一性は、プロセスの変動性(特に、圧電素子の配置および
接合)により、得ることが困難である。この方法で形成される電気的接続および
機械的接続は、しばしば確実でない。導電性エポキシにとっては好ましくない方
法でフローすることが一般的であり、圧電素子の端部にわたってショートする原
因となる。その上、圧電素子は非常に脆く、支持されていない場合、接合してい
るまたは取り扱っている間に壊れる可能性がある。
【0008】 従来の製造プロセスの別の欠点は、圧電素子が構造に接合された後、割れが生
じる場合に、導電体と接触していない圧電素子の一部が故障することである。従
って、素子の完全なアクチュエーションを低下する。シールディングもまた、問
題となり得る。なぜならば、祖業員(personnel)と同様、他の回路構
成要素は、一般に、これらのデバイスの電極(高電圧を伝達する)からシールド
されなければならないからである。
【0009】 圧電素子(例えば、薄い圧電プレート、シリンダー、円盤またはアニュレット
のスタック)を制御可能な構造に組み込む1つのアプローチは、Javier
de LuisとEdward F.Crawleyの米国特許第4,849,
668号に記載されている。この技術は、圧電素子が絶縁され強力な支持として
機能を果たす積層複合ボディの構造内に含まれる集積構造に種々の素子の精密な
ハンドアセンブリ(hand−assembly)を含む。この支持は、電極の
クラッキグの問題を低減し、少なくともその特許で説明されるように、機械的ア
クチュエーション効率とともに構造強度を最適化するように計算する方法でイン
プリメントされ得る。その上、シリンダーまたはスタックアニュレットに対して
、市販の圧電形式の自然内部通過は、別の異なる設置配線のタスクをある程度ま
で単純化する。それにもかかわらず、設計は単純でなく、製造には依然として多
大な時間を必要とし、アセンブリおよびオペレーションの間の多数の故障モード
を受ける。
【0010】 動的テストの電界は、構造をシェーキングまたは摂動するために他用途のアク
チュエータを必要とし、それゆえ、アクチュエータの応答は測定され得、または
制御され得る。しかしながら、本明細書では、シェーキングテストデバイスに対
して認められた方法論は、線形外乱(linear disturbance)
を生成するために電気機械モータを用いることを含む。モータは一般に、スティ
ンジャー設計を介して、所望の信号からモータを切り離すために付与される。こ
のような外部モータは、依然として動的接続が、モータを使用して構造を励磁す
る際によく直面する欠点を有する。その上、このアクチュエータのタイプについ
て、慣性が構造に加えられ、その結果、好ましくない動力が生じるその構造は、
励起子がその構造の一体部分がない場合、設置され得る。これらの要因は、デバ
イスの作用およびモデリングまたは関心のある状態の解析を非常に困難にする。
圧電性アクチュエータの使用により、これらの欠点の多くを克服できるが、上記
に注記されたように、複雑な構造、アクチュエーション特性の変動および耐久性
の自身に関する問題を導く。同様の問題は、圧電素子および電気ひずみ素子がセ
ンシングとして使用される場合に生じる。
【0011】 従って、素子が制御されるまたはアクチュエートされるように構造に結合され
る方式において所望な改良がなされ、それにより、素子は、高バンド幅アクチュ
エーション性能を有し得、容易に組み立てられ得、さらに機械的にかつ電気的に
丈夫であり得、総括して構造の機械的特性を有意に変更することはない。圧電素
子から関心のある構造への高ひずみ変換を達成することも望ましい。
【0012】 (発明の要旨) 本発明によるアクチュエータアセンブリは、1以上の歪構成要素(圧電プレー
トまたは圧電シェル、あるいは電気歪板または電気歪シェル等)、歪構成要素周
りの保護体を形成するハウジング、およびハウジング内に取り付けられ、歪構成
要素に接続された電気接触部を含み、これらの部品はともに可撓性カードを形成
する。アセンブリの少なくとも1つの局面は、歪構成要素の主面に取り付けられ
る薄いシートを含み、そのシートの外部を物体に接着することによって、堅い剪
断のない結合がハウジング内の物体と歪構成要素との間で得られる。
【0013】 好適な実施形態において、歪構成要素は、圧電性セラミック板である。圧電性
セラミック板は極めて薄く(好適には1/8ミリメートルをわずかに下回る厚さ
から数ミリメートルの厚さ)、比較的大きな表面積を有し、圧電性セラミック板
の幅寸法および長さ寸法の一方および両方は、厚さ寸法の数10倍または数10
0倍である。メタライゼーション処理されたフィルムは、電極を接触させ、同時
に接着剤および絶縁材料は、層間剥離、ひび割れ、および環境的露出を避けるた
めにデバイスを密封してシールする。使用される接着剤は、エポキシ(B段階ま
たはC段階エポキシ)、熱可塑性樹脂、あるいは圧電性セラミック板、メタライ
ゼーションフィルム、および絶縁材料と共に接着する際に有用な任意の他の材料
であり得る。使用される特定の接着剤は、デバイスの意図された用途に依存する
。好適な実施形態において、メタライゼーション処理されたフィルムおよび絶縁
材料の両方は、強靭なポリマー材料のフレキシブル回路において提供される。従
って、閉じた構成要素との頑丈な機械的結合および電気的結合を提供する。ある
いはメタライゼーション処理したフィルムは、圧電性セラミック板上に直接配置
され得、絶縁材料は、電気的接触を有し得る。
【0014】 図示によって、1例が、厚さ1/4ミリメートル、長さおよび幅寸法がそれぞ
れ1〜3センチメートルであり、従って各構成要素が面積1〜10平方センチメ
ートルの活性歪生成面を有する矩形PZT板を使用する構成の1例を以下に説明
する。PZT板は、堅く強靭なポリマー(例えば、0.5、1、または2ミルポ
リイミド(polymide))のシート上またはシート間で取り付けられ、そ
のポリマーは、一方または両方の面上に銅クラッドが存在し、PZT板と接触す
るために銅層において形成される適合可能な導電性電極パターンを有する。様々
なスペーサがPZTプレートを取り囲み、全構造は構造的ポリマーと共に結合さ
れて、PZT板の厚さ(例えば30〜50ミリメートル)とほぼ同一厚さを有す
る、防水性の絶縁された閉じたパッケージにする。封入されることによって、内
部に含まれる脆弱なPZT構成要素破損することなく、パッケージは、曲げられ
、引き延ばされかつ撓み、鋭い衝撃を受ける。さらに導電体パターンは、ポリイ
ミドシートに堅固に取り付けられているため、PZT構成要素のひび割れによっ
て電極を切断しないか、または構成要素の全領域上でのアクチュエーションを妨
げるか、さもなければ性能を著しく低下させる。
【0015】 薄いパッケージは、電極を備える完全なスモール「カード」の形態で完全なモ
ジュラーユニット形成する。次いでパッケージは、一方の面を構造体に接着する
ことによって都合良く取り付けられ得、それにより封入された歪構成要素と構造
体との間の歪を結合する。これによって、例えば単に接着剤をパッケージに取り
付けることによって、薄く、高剪断強度のPZT板結合を確立し、システム全体
に最小重量を加え得る。このPZT板は、エネルギーを取り付けられた構造体に
結合するアクチュエータであり得、または取り付けられた構造体からの結合され
た歪に応答するセンサであり得る。
【0016】 異なる実施形態において、特定の電極パターンは、PZT板の電極を平面内で
または交差する平面内のいずれかの方向で、シート上で選択的に形成され、PZ
T構成要素の多重層は単一カード内で配列または積み重ねられるように構成され
、その結果、曲げまたは剪断、ならびに特定化された歪さえも発生し得る。
【0017】 本発明のさらなる局面によって、回路構成要素は、PZT構成要素によって生
成された信号をフィルタ、短絡、または処理するモジュールパッケージ内にまた
はモジュールパッケージとともに形成され、それにより機械的環境を検知し、さ
らにアクチュエーション要素を駆動するために、スイッチングまたは電力増幅を
局所的に実行する。アクチュエータパッケージは、半円筒形のような予め形成さ
れたPZT構成要素でパイプ、ロッド、またはシャフトの周りに取り付けに適合
可能なモジュール表面取り付けシェルを形成する。
【0018】 本発明のこれらおよび他の望ましい特性は、例示的な実施形態の詳細な説明か
ら理解される。
【0019】 (発明の詳細な説明) 図1Aは、従来技術の表面実装された圧電アクチュエータアセンブリ10のプ
ロセスおよび全体的構成の模式図を示す。構造20は、構造的素子あるいは機械
的素子、プレート、エアフォイルあるいは他の相互作用性のシート、またはデバ
イスあるいはその一部であり得、導電性ポリマー14または構造ポリマー16の
何らかの組み合わせにより自身にボンディングされた高機能材料性シート12を
有する。絶縁体18は、構造ポリマー16で全体的または部分的に形成され得、
この高機能材料を収容および保護し、導電性リードまたは表面電極が、導電性ポ
リマーで形成または取り付けられる。外部制御システム30は、ライン32a、
32bに沿って駆動信号を高機能材料を提供し、表面に取り付けられた計器(例
えば、ひずみゲージ35)から測定信号を受信し得、そこから適切な駆動信号を
導出し得る。様々な形態の制御が可能である。例えば、ひずみゲージは、固有共
鳴の励起を感知するように配置され得、制御システム30は、センサー出力に応
答した場合のみにPZT素子をアクチュエートし得、これにより、構造を補強し
、自信の共鳴振動数を変化させ得る。あるいは、センサーが感知した振動を処理
された位相遅延駆動信号としてフィードバックして、発生する動的状態を無効化
(null out)するか、または、アクチュエータを動き制御用として駆動
してもよい。良く知られている機械的システムにおいて、コントローラは、実験
条件(すなわち、空気力学的状態またはイベント)を認識し、各アクチュエータ
12への駆動信号の利得および位相を指定する特殊な制御規則を選択して所望の
変化を達成するようにプログラムされ得る。
【0020】 このようなアプリケーションの場合では全て、裸の状態のPZTプレートをそ
の制御回路および工作物に取り付けるために大掛かりな作業が必要となり、この
ようなアセンブリ工程の多くは失敗することがあるか、または、製造プロセスに
おいて達成される特定の厚さおよび機械的剛性にとって適切な有用なモードのオ
ペレーション用の制御パラメータを確立するために量的制御が所望される場合、
アセンブル後にデバイスの広範囲のモデリングを必要とし得る。
【0021】 図1Bは、本発明の1つの実施形態によるアクチュエータを示す。図示のよう
に、この実施形態は、急結接着剤(例えば、5分で固まるエポキシ13)で構造
20に取り付けられているだけのまたは点状または線状に取り付けられている他
の構成のモジュラーパックまたはカード40である。従って、感知オペレーショ
ンおよび制御オペレーションは、より取付けが容易で均一にモデリングされたア
クチュエータ構造からの恩恵を得る。詳細には、モジュラーパック40は、カー
ドの形状をした堅くかつ折り曲げ可能なプレートであり、好適にはパッドの形状
をした一つ以上の電気的コネクタを、マルチピンソケットへのプラグ接続用とし
て自身の端部(図示せず)に備え、これにより、簡略化された制御システム50
に接続され得る。図2Cに関連して以下により詳細に説明するように、モジュラ
ーパッケージ40は、信号処理素子(例えば、重み付け(weighting)
またはシャント抵抗器、インピーダンス整合器、フィルタおよび信号処理前置増
幅器)を含み得る平面または薄型の回路素子も組み入れ可能であり、さらに、直
接デジタル制御下で動作するスイッチングトランジスタおよび他の素子も含み得
、これにより、唯一必要な外部への電気接続は、マイクロプロセッサまたは論理
コントローラおよび電源用の接続のみとなる。
【0022】 特定の低電力制御状況に特に適用可能なさらなる実施形態において、図1Cに
図示のモジュラーパッケージ60は、自身の電源(例えば、バッテリまたはパワ
ーセル)を含み得、コントローラ(例えば、マイクロプロセッサチップまたはプ
ログラマブル論理アレイ)を含み得、これにより、実装されているドライバおよ
びシャントを動作させ、よって、外部回路へのいかなる接続も必要とすることな
く、感知オペレーションおよび制御オペレーションを完璧組み合わせて実行する
【0023】 本発明は特に、圧電ポリマーに関し、硬質でたまに極めて脆性が高い、焼結金
属ジルコン酸塩、ニオブ酸塩結晶(crystal)または同様な圧電材料等の
材料に関する。本発明はまた、電気ひずみ材料にも関する。本明細書中の特許請
求の範囲において用いられるように、圧電素子および電気ひずみ素子は両方とも
、素子材料中に電気機械的特性を有し、これらの素子を、電気能動素子と呼ぶ。
金属または硬質の構造ポリマーで構成されていることが多い外部の構造または工
作物に素子表面を介してひずみを効果的に伝えるためには高い硬性が必要不可欠
であり、このアクチュエータ局面において、本発明は、軟性のポリマー圧電材料
は一般的には企図していない。「硬性」および「軟性」という用語は相対的なも
のであるが、この文脈において、硬さは、アクチュエータに適用される場合、ヤ
ング率が0.1×106(好適には0.2×106)よりも大きな金属、硬化エポ
キシ、先進複合材料または他の硬性材料にほぼ等しいことが理解される。アクチ
ュエータではなくセンサーを構成する場合、本発明は、低硬性の圧電材料(例え
ば、ポリ2フッ化ビニリデン(PVDF)フィルムの使用と、より低い硬化温度
のボンディング材料または接着材料との代替とをも企図している。しかし、構成
時の主要な課題は、上記の第一種の圧電材料と共に発生しており、これらの課題
について以下に説明する。
【0024】 本発明は一般的には、新規な様態のアクチュエータおよびそのようなアクチュ
エータを作製する方法を含む。本発明において、「アクチュエータ」は、電源が
入ると、力、動きまたはそのようなものを対象物または構造物に結合させるよう
な完璧かつ機械的に有用なデバイスを意味するものとして理解される。この広範
囲な様態において、アクチュエータの作製工程は、未加工の電気能動素子を「パ
ッケージング」して、その電気能動素子を機械的に有用にする工程を含む。例示
目的のため、未加工の電気活性圧電材料または「素子」は概して、基本的な形状
としては未加工の圧電材料を含む様々な半加工状態のバルク材料の形態で利用可
能である。このような材料「素子」の例を挙げると、例えば、シート、リング、
ワッシャ、シリンダおよびプレート、または、より複雑あるいは複合された形態
(例えば、スタック、または機械的素子を備えるバルク材料を含むハイブリッド
形態(例えば、レバー)がある。これらの材料または未加工素子は、一つ以上の
表面上に電気接触として機能するための金属コーティングを有し得、または、金
属化され得ない。以下の説明において、圧電材料について例示目的のために説明
し、これらの形態の未加工材料を全て、「素子」、「材料」または「電気能動素
子」と呼ぶ。上述したように、本発明は、これらの方法で作製され、ひずみ、振
動、位置または他の物理的特性をアクチュエートするのではなく感知する変換器
として動作する構造またはデバイスをさらに含み、これにより、以下において、
「アクチュエータ」という用語は、適用可能な場合、感知変換器を含み得る。
【0025】 本発明の実施形態では、これらの硬性の電気的にアクチュエートされた材料を
薄膜状で(例えば、厚さが数ミリメートル未満で、例示的には、厚さが1/5〜
1/4ミリメートルのディスク、環、プレートおよびシリンダーまたはシェル)
を用いる。有利なことに、この肉薄の寸法により、比較的に全体的電位差が比較
的低いプレートにおける厚さ寸法に匹敵する距離にわたって高電界強度を達成す
ることが可能となり、これにより、50ボルト以下の駆動電圧で全面的な圧電ア
クチュエーションを得ることが可能である。このような肉薄の寸法はまた、構造
または対象物の物理的応答特性を大幅に変更せずに素子を対象物に取り付けるこ
とも可能にする。しかし、従来技術において、このような肉薄の素子は壊れ易く
、取扱い時、組立て時または硬化時の不規則な応力のために破損し得る。たった
数センチメートルから落下しただけでも、圧電セラミックプレートに亀裂が発生
し得、破損が発生する前までに耐えられる曲げ変形の程度はごく僅かである。
【0026】 本発明によれば、この肉薄の電気的にアクチュエートされる素子を、硬性絶縁
材料層で収容する。硬性絶縁材料層のうち少なくとも一層は、自身の表面の1つ
の上にパターニングされた導体を有し、かつ素子自身よりも肉薄の強化フィルム
である。圧電素子、絶縁層、および様々なスペーサあるいは構造充填材料からパ
ッケージを組み立てる際、電極、圧電素子(単数または複数)および収容フィル
ムあるいは層が共になって、裸の状態のアクチュエート素子よりも実質的に厚さ
が大きくないシーリングされたカードを形成するように、組立てを行う。後述す
るように、素子を複数の層中に配置する場合、パッケージの厚さは、スタックさ
れたアクチュエート素子の厚みの合計よりも認め得るほどには大きくない。
【0027】 図2Aは、本発明の基本的な実施形態100を示す。ポリイミド材料のような
絶縁性の高い材料からなる薄膜110は、少なくとも一方の面上を典型的には銅
被膜で金属化され、完成したアクチュエータパッケージと同じ範囲を占めるか、
または完成したアクチュエータパッケージよりもわずかに大きな矩形を形成する
。多層回路基板を製造する際に使用するのに利用可能な適切な材料は、Ariz
onaのChandlerのRogers CorporationによりFl
ex−I−Mid3000非接着性回路材料として販売され、ロール状の銅箔上
に形成されるポリイミドからなる。金属箔が18〜70マイクロメートルの厚さ
で、13〜50マイクロメートルの厚さのポリイミド膜で一体的にコーティング
された範囲のサイズが市販されている。他の厚さを製造してもよい。この市販の
材料では、箔およびポリマー膜が接着剤を用いることなく直接くっついている。
そのため、従来のマスキングおよびエッチングによって金属層をパターニングす
ることができ、複数のパターニングされた層が、以下により詳細に説明される方
法で、アセンブリを壊れ易くしたり、または層間剥離を引き起こす残留接着剤を
用いることなく、多層基板へと形成され得る。ロール状の銅箔は、高い面内引っ
張り強さをもたらし、一方ポリイミド膜は、強く、硬く、そして欠陥のない電気
絶縁バリアを示す。
【0028】 以下に説明される構造では、膜は、電極上の絶縁体だけでなく、デバイスの外
表面も構成する。従って、高い絶縁強度、高いせん断強度、耐水性、そして他の
表面にボンディングする能力を有することが必要とされる。高い耐熱性は、好適
な製造プロセスで用いられる温度硬化の点から必要であり、またいくつかの適用
環境に対して必要とされる。一般に、ポリアミド/ポリイミドが有効であると分
かっているが、同様の特性を有するポリエステルまたは熱可塑性物質のような他
の材料もまた用いることができる。
【0029】 この構成では、箔層は従来のマスキング技術およびエッチング技術(例えば、
フォトレジストマスキング、パターニングに続いて塩化鉄によるエッチング)に
よりパターニングされ、圧電プレート素子の表面と接触する電極を形成する。あ
るいは、さらに延性の導電薄層を用いてもよい。例えば、導電薄層は、銀導電性
インクを用いてポリマー膜上または圧電素子上に直接プリントされ得る。図2A
において、電極111は、矩形の内部の1つ以上のサブ領域上に広がっており、
デバイスの端で延びている補強パッド111aまたは補強ランド111bにつな
がる。電極は、広いターニングパスに沿って圧電素子を接触させるようなパター
ンに配列される。この広いターニングパスは、素子の長さ全体と幅全体を交差し
、従って電極または圧電素子内に少量のクラックまたは局所的な破壊が生じても
、素子が接続されたままとなることを確実にする。フレーム部材120は、シー
ト110の周辺に位置付けられ、少なくとも1つの圧電プレート素子112が、
電極111によって接触されるように中央領域に位置される。フレーム部材は、
薄いラミネートが端まで広がらないようにエッジ結合部として機能し、それらの
フレーム部材はまた、以下にさらに記載されるホットプレスアセンブリオペレー
ションのための厚さスペーサとして、そしてラミネートパッケージを構築する初
期段階において挿入される圧電プレートの位置を規定する位置メーカとして機能
する。
【0030】 図2Aは、デバイスの層構造を示さないので模式図である。図2Aは、さらな
る半透明の上部層116(図2B)を含んでそのデバイスの層構造をともに密閉
する。半透明の上部層116は、実際にはプレート112にわたって広がり、ス
ペーサ120およびシート110と一緒になってアセンブリを封止する。同様の
層114は、圧電素子の下に適切な切りぬいたものとともに配置され、それによ
り電極111が素子と接触する。層114、116は、好ましくは硬化エポキシ
シート材料から形成され、この硬化エポキシシート材料は、金属電極層の厚さに
等しい硬化厚さを有し、それぞれの面でそれと接触する材料をともにつなぐため
の接着層として働く。このエポキシが硬化すると、デバイスの構造本体が構成さ
れ、素子を強くしかつクラックの成長を防ぐために、圧電素子の表面の実質的な
部分全体的に広がるアセンブリを硬化する。それにより寿命が長くなる。さらに
、この層からのエポキシは、実際には、極めて薄いが不連続性の高い膜(約0.
0025mm厚)として電極上に広がる。このエポキシは、これら電極を圧電プ
レートにしっかりとボンディングするが、充分な数のボイドおよびピンホールを
有しており、そのため電極と圧電素子との間の直接電気接触が、かなりの分布し
た接触領域上でなお生じる。
【0031】 図2Bは、図2Aの実施形態の断面図を示す。ただし、一定比で描かれていな
いことに留意されたい。粗い比率として、厚さ0.2〜0.25ミリメートルの
圧電プレート112の場合、絶縁膜110ははるかに薄く、プレートの1/10
〜1/5の厚さに過ぎない。導電性銅電極層111は、典型的には10〜15ミ
クロンの厚さを有し得るが、後者の範囲は、定められた厳密な制限ではない。し
かし、このような範囲は、電気的に使用可能な電極厚さの有効な範囲を示し、製
造するのに都合良く、それほど厚くないのでひずみの伝達効率を損なうか、また
は層間剥離の問題をもたらすかのいずれかとなる。構造的なエポキシ114は、
各層にある電極111間の空間を埋め、これらの電極とほぼ同じ厚さを有し、そ
れによりアセンブリ全体が固体ブロックを形成する。スペーサ120は、比較的
架橋されていないポリマーのような低弾性係数を有する比較的圧縮可能な材料か
ら形成され、以下に記載されるような圧力硬化エポキシとともに用いられる場合
には、好ましくは、圧電プレートまたは素子のスタックと大まかに言って等しい
厚さである。それにより、これらスペーサは、膜110の上部層と下部層との間
の他の構成要素の周りにエッジ結合部を形成する。
【0032】 好適な製造方法は、層116が硬化するにつれて圧力をパッケージ全体に印加
する工程を含む。スペーサ120は、図3〜5を参照して以下に説明される圧電
セラミックプレートと任意の回路素子を整列するように機能し、それらスペーサ
は、硬化工程のアセンブリ中にわずかに加圧されるフレームを形成する。このと
き、フレームは、応力または凹凸が全く残ることなく端を密閉するために変形さ
れ得る。圧縮することによってボイドをなくし、高密度かつクラックのない固体
媒体を提供し、その一方で熱硬化によって高い架橋度が達成されて、高い強度か
つ硬度が得られる。
【0033】 図2A、2Bの実施形態のアセンブリプロセスは以下のようである。各々の厚
さが合計で約0.025〜0.050ミリメートルである、ポリイミド膜を覆っ
た1つ以上の銅片が、完成したアクチュエータパッケージの寸法よりもわずかに
大きなサイズに切り取られる。膜の銅サイズは、電極の所望の形状を形成するた
めにマスキングされ、パターニングされる。それにより圧電素子を導電性リード
線および任意の所望のランドまたはアクセス端子とともに接触させる。3つの歯
を有するピッチフォーク電極パターンを示す。これら3つの歯は、圧電素子の1
つの面の中心と両側とを接触させるように位置付けられるが、他の実施形態では
、H型またはくし型を用いる。パターニングは、回路基板または半導体処理技術
と同様のマスキング、エッチング、次いでクリーニングによって行われ得る。マ
スキングは、フォトレジスタパターニング、スクリーニング、テープマスキング
、または他の適切なプロセスによって達成される。従来のプリント回路基板のよ
うなポリイミド膜からなるこれらの電極片の各々は、回路素子またはアクチュエ
ータシートの位置を規定し、以下では単に「屈曲回路」と呼ばれる。しかしなが
ら、本発明の方法およびデバイスはまた、「屈曲回路」ではなくて電極圧電素子
、絶縁体、および電気接触を用いることを想定する。
【0034】 次に電極箔層とほぼ同じ厚さまたはそれよりもわずかに厚い硬化されていない
シートエポキシ材料が、任意でスルーアパーチャが電極パターンに整合するよう
に切り取られる。これにより、スルーアパーチャ構築された場合に向上した電気
接触を可能にし、各屈曲回路上に配置される。そのため、エポキシ材料は屈曲回
路に付着して、電極部間およびその周りで平坦化層を形成する。次いで、バッキ
ングが、屈曲回路に付着したエポキシ層から取り除かれて、プレカットスペーサ
120が、屈曲回路の角および端の位置に位置付けられる。スペーサは、電極面
上に広がり、1つ以上のリセスを規定するフレームの輪郭を描く。次のアセンブ
リ工程で、そのリセス内に圧電素子が嵌め込まれる。次いで、圧電素子(単数ま
たは複数)がスペーサによって規定されるリセスに配置され、自身の平坦化/ボ
ンディング層114とともに第2の電極膜111、112が、素子の所定の位置
に配置され、圧電素子の上部に電極接触を形成する。デバイスが、いくつかのベ
ンディングアクチュエータ構成の場合にあるような、圧電素子のいくつかの層を
有する場合、これらのアセンブリ工程は、各々追加の電極膜および圧電プレート
に対して繰り返され、中間シートの上下の両方でアクチュエータ素子と接触する
中間電極層を形成する場合に、両面に覆われ、パターニングされるポリイミド膜
を用いることができることに留意されたい。
【0035】 すべての素子が所定の位置に配置されると、パターニングされた屈曲回路、圧
電シート、スペーサ、硬化可能なパターニングされたエポキシ層からなる完成し
たサンドイッチアセンブリが、熱圧盤間で加圧されて配置され、高温の加圧下で
硬化することで、アセンブリを固くして固いクラックのないアクチュエータカー
ドにする。例示的な実施形態において、350゜Fで50〜100psi圧力下
で30分間の硬化サイクルを用いる。エポキシは、圧電素子の減極温度以下の硬
化温度を有するが、高い硬度が達成されるように選択される。
【0036】 上記構成は、2つの電極膜間に挟まれた1つの圧電プレートを有する単純なア
クチュエータカードを示す。従って、プレートは、せん断ひずみを薄膜を通って
アクチュエータカードの表面まで効率的に伝える。層の厚さの2乗で除算された
せん断係数として定められる伝達効率の基準(ガンマ(Γ)と称される)は、エ
ポキシ114、ロール状箔電極111、およびポリイミド膜110の係数および
厚さに依存する。例示的な実施形態において、エポキシおよび銅電極層は1.4
ミル厚であり、エポキシは、0.5×106の係数を有し、約9×1010ポンド
/インチ4のガンマが達成される。より薄いエポキシ層および0.8ミルの箔膜
を用いることによって、実質的により高いΓが達成される。一般に、電極/エポ
キシ層のガンマは、5×1010ポンド/インチ4より大きく、一方膜のガンマは
、2×1010ポンド/インチ4より大きい。
【0037】 10ミル厚のPZTアクチュエータプレートを用いる場合、3つの屈曲回路の
電極膜層(但し、真中の層は両方のプレートと接触するように二重に覆われてい
る)で互いの上に積み重ねられた2つのPZTプレートを有するカードは、合計
28ミル厚を有し、1つのプレートのみの場合よりも40%だけ大きい。質量荷
重の点から、アクチュエータ素子の重さは、このアセンブリの総質量の90%を
示す。他の構成では一般に、プレートは、パッケージ厚の50〜70%を占め、
その質量の70〜90%を構成する。従って、アクチュエータ自身は、ほぼ理論
的な性能のモデル化を可能にする。この構成は、(さきほど述べた)ベンダーお
よびスタックまたは1つのシートのアレイを実現するために、同様に高い多様性
を提供する。
【0038】 本発明に従って構成されたアクチュエータの他の有用な性能指数には、アクチ
ュエータひずみε対圧電素子自由ひずみΛの高い比率があり、この比率は、本明
細書に記載される2層の実施形態の場合には約(0.8)であり、一般には(0
.5)より大きい。同様に、パッケージ対自由素子曲率の比(すなわちK)は、
記載される構成の場合には約0.85〜0.90であり、一般に0.7より大き
い。
【0039】 従って全体として、屈曲回路に組み込まれる圧電素子を構成する際に含まれる
パッケージングは、その重さおよび50%を十分下回るだけ、ならびに10%と
同じだけ小さい電気機械的動作特性を損なうものの、他の重要な点としてはその
耐久力および機械的動作範囲を大きく高める。例えば、シートパッケージング構
造をベース素子に追加することによって、到達可能なKを低減するが、実際の使
用ではフレックスカード構成は、圧電ベンダー構成となり、クラックによる不良
および他の機械的な不良モードが生じることなく、大きなプレート構造が製造さ
れ得、高い曲率が繰返しアクチュエートされ得るので、はるかに大きな総偏向が
達成され得る。いくつかの図面は、このような向上した物理的特性をもたらす構
成の変形例を示す。
【0040】 第1に、屈曲回路間に埋め込まれた電気能動素子の構造は、予測可能な応答特
性を備えた低質量の統合された機械的構造を提供するだけでなく、アクチュエー
タカード内にまたはアクチュエータカード上に回路素子を組み込むことを可能に
する。図2Cは、このタイプの1つのデバイス70の上面図を示す。ここで、領
域71、73各々は基板電気能動シートを含み、一方中心領域72は、バッテリ
75、プレーナ型出力増幅器または増幅器のセット77、マイクロプロセッサ7
9、および複数のひずみゲージ78を含む回路または出力素子を含む。他の回路
素子82a、82bは、周辺部に回路導体のパス81に沿ったどこかに配置され
得る。他の実施形態の場合、スペーサ120は配置を規定し、デバイスの端を密
閉するが、電極111は電気能動素子を次に組み込まれる処理回路または制御回
路に取り付ける。回路素子82a、82bは、デバイスがセンサとして動作する
場合には重み付けレジスタ、またはシャントレジスタを含み、受動ダンピング制
御を実現し得る。あるいは、これらの回路素子は、フィルタリング、増幅、イン
ピーダンス整合、またはキャパシタ、増幅器等の格納素子であり得る。いずれの
場合においても、これらの素子はまた、電気能動プレート84から離れて配置さ
れる。コンポーネントは、まとまってひずみを感知して、感知した状況に応答し
て種々の作動パターンを実行するか、または他の感知タスクまたは制御タスクを
実行することができる。
【0041】 ここで本発明のアクチュエータの局面に戻って、図3は、アクチュエータパッ
ケージ200の上面図を示し、このアクチュエータパッケージ200は、寸法が
約1.25×9.00×0.030インチで、それぞれが4枚のプレートを供え
る2層の圧電プレートと組み立てられている。終端タブ210aを備える矩形の
ポリイミドシート210は、互いに相互接続され、かつ、タブへと延びる1つの
ランナー211aとに相互接続されるH字型の細い銅線の格子の形状で電極21
1を搬送し、これにより、圧電プレートを支える4つの矩形領域の各々に低イン
ピーダンス接続を直接提供する。
【0042】 H字型のスペーサ素子220a、220bまたはL字型の220cは、角部を
示し(mark off)、圧電プレート216を配置するための場所である矩
形スペースを表す。この実施形態において、以下にさらに説明する複数のギャッ
プ230が、H字型スペーサまたはL字型スペーサの隣接する場所の間にある。
以下の説明から明らかであるように、これらの小型で別個のスペーサ素子(I字
型、T字型またはO字型のスペーサもまた便利であり得る)の利用が向上する。
なぜならば、これらのスペーサは、組みたて中に粘着性のボンディングエポキシ
層114上に容易に配置することができ、これにより、組みたて位置を示し、圧
電素子を受け入れる凹部を形成することが可能であるからである。しかし、この
スペーサ構造は、このような別個の素子の集合に限定されず、パンチングで押し
出されたシートまたは成形されたフレームとして形成された単一または1対のフ
レーム部品でもあり得、これにより、方向付けおよび/あるいはシーリング端部
、または、回路構成要素のアクチュエーションを保持する凹部が全てまたは1つ
以上提供され得る。
【0043】 図5は、3枚のシート(すなわち、それぞれ電極層および圧電プレート層)の
各々の上面図を示し、図5Aは、フィルム層、導体層およびスペーサ/圧電層を
層化させる一般的な順序を示す。図示のように、スペーサ220および圧電プレ
ート216は、各一対の電極層間の単一層を構成する。
【0044】 図4Aおよび4B(縮尺通りに図示せず)は、組み立てられたアクチュエータ
の層構造を、図3中に「A」および「B」として示す位置で切った縦断図と共に
示す。図4A中により明瞭に示すように、エポキシシート214のパターニング
されたボンディング層は、各電極層211と同一平面上にあり、電極間のスペー
スを満たし、一方、スペーサ220cは、圧電プレート216と同一平面上にあ
り、圧電プレート216と実質的に同一の厚さまたはそれよりもやや厚めの厚さ
を有する。例示として、圧電プレート216はPZT−5Aセラミックプレート
であり、この圧電プレート216は、5〜20ミルの厚さのものが市販されてお
り、電極211との各接着面を被覆する連続的導電層216aを有する。スペー
サ220は、軟化温度が約250℃の若干の圧縮性を有するプラスチックで形成
される。これにより、硬化温度においてかなりの程度のなじみ性を得ることが可
能となり、そのため、スペーサ材料は、組立てプロセスの間、わずかな間隙21
4a(図4A)を満たし得る。図4Bに示すように、スペーサ間のギャップ23
0(但し、存在する場合の話であるが)は、開口部214bを生じ、この開口部
214bは、硬化性ボンディング層214から過剰なエポキシを排出し、硬化プ
ロセスの間、エポキシで満ちる。同図に示すように、また、特定の量のエポキシ
も、電極211と圧電プレート216との間のフィルム215のパッチ中にブリ
ードされ得る。電極211は大型でありまた連続しているため、このようにエポ
キシが隙間部分から漏れても、圧電素子との電気接触は損なわれず、このような
隙間によりもたらされるさらなる接続構造は、電極の層間剥離の防止に有用であ
る。
【0045】 図示の電極構成を用いれば、各垂直方向に階層化された一対の圧電プレートを
互いに対立させた状態でアクチュエートして曲げを誘発し、または、より多くの
別個の電極を提供して、異なる一対のプレートを異なる様式でアクチュエートす
ることも可能であることが理解される。一般的には、上述したように、本発明は
、多くの別個の素子を異なる様式でアクチュエートさせる工程を伴うさらに極め
て複雑なシステムにおいて、感知素子、制御素子、および電源素子または減衰素
子を全て、同一カード上に取り付けることを企図している。この点において、こ
のシステムの柔軟性により、カードを実際のタスクに適応させる際、多大な柔軟
性がさらに提供される。このシステムは概して、厚さ30ミルのエポキシストリ
ップと比較して柔軟性においてよりしなやかであり、そのため、曲げ、打撃、ま
たは振動を損傷無く受けることが可能である。また、このシステムは、圧電素子
が収容されていない中央線CL(図3)領域では、大幅に曲げまたは屈曲が可能
であり、これにより、取り付け面または角部へのなじみが良好である。これらの
素子は、ポーリングが可能であり、これにより面内または交差面内の寸法を変更
することが可能である。従って、上述した制御アクションのうち任意のものを行
うか、または、特定の波形あるいは種類の音響エネルギー(例えば、曲げ波形、
剪断波形あるいは圧縮波形)を隣接面に発射するのに効果的な様式で、アクチュ
エータを、ひずみを隣接面に送るように取りつけることが可能である。
【0046】 図6は、別のアクチュエータの実施形態300を示す。この実施形態において
、概略的に図示するように、エポキシボンディング層、フィルム素子およびスペ
ーサ素子は図示していないが、有効なメカニズムを示すために、電極シートおよ
び圧電シートのみを図示している。第1の組の電極340および第2の組の電極
342は両方とも、同一の層中に提供され、各組は、インターディジテートされ
た櫛部を2つ備える櫛部の形状を有し、これにより、1つの櫛部の歯部と残りの
櫛部の隣接歯部との間に、電気的アクチュエーション電界が設定される。図11
Aおよび11Bに示すように、線状電極408(すなわち、櫛部構成の「歯部」
)は、共通バス402に接続する。バス402は、(図11Aに示すように)圧
電セラミック面404上に配置され得るか、または、圧電セラミック表面404
から外れて配置され得る(図11B中に図示)。図12もまた、本発明の1つの
実施形態400を示し、この実施形態において、バス402は、圧電セラミック
面404から離れて配置される。あるいは、ポリマーフィルムの屈曲回路の反対
側にバスを配置してもよい。これらの線状電極は、ポリマーフィルムを通じてバ
スと電気接触する。例えば、このポリマーフィルムは、適切に配置されたスルー
ホールめっきを含み得るか、または、単純に研磨除去され、電気接触を得ること
も可能である。本明細書中、電極の噛合い「櫛歯」構成を、図11A、11Bお
よび12に示すように、例えば、インターディジタル電極(IDE)と呼ぶ。図
6において、一対の並行な櫛部340aおよび342aを、圧電シートの反対側
に提供し、櫛状電極340を340aに連結し、櫛状電極342を342aに連
結し、これにより、等電位線「e」が圧電シート中に延在し、異なる櫛部からの
各一対の歯部間の面内電位勾配がある状態で、電界を設定する。図示の実施形態
において、圧電セラミックプレートは金属化されていないため、各櫛部とプレー
トとの間に直接電気接触が生じる。先ず高電圧を櫛部上に印加して平面方向に沿
って12000ボルト/インチを越える電界強度を発生させることにより、これ
らのプレートは面内においてポーリングされる。これにより、その後、2つの櫛
状電極上にわたる電位差を印加すると面内(剪断)アクチュエーションが発生す
るように、圧電構造を方向付ける。従って、インターディジタル電極を直接接触
させれば、アクチュエーション方向に並行に生成された電界を圧電素子に提供す
ることができる。
【0047】 図10A、10Bおよび10Cは、本発明の様々な構成を示す。図10Aは、
IDEパターン(例えば、PZT素子404上に直接印刷された線状電極408
および共通バス402)を示す。図10Bは、PZT素子404上に印刷された
線状電極408と、上部フィルム412および下部フィルム414両方に印刷さ
れた共通バスとを示す。図10Cは、IDEパターン(例えば、上部フィルム4
12および下部フィルム414両方の上の線状電極408および共通バス402
)を示す。
【0048】 本発明の方法またはデバイスを用いれば、剪断アクチュエーションに加えて、
方向性アクチュエーションおよび減衰がもたらされ得る。例えば、図7に示すよ
うに、2つのこのようなアクチュエータ300を交差させて、ねじりアクチュエ
ーションを提供することも可能である。あるいは、図13、14Aおよび14B
に示すように、角度付きIDEパターニングアクチュエータ406を、構造の主
要ひずみ軸に沿って構造上に配置し、これにより、剪断ねじれエネルギーを結合
することが可能である。IDEパターンが圧電素子の主要ひずみ軸と効果的にあ
る角度を為すように(すなわち、デバイスが角度付きでボンディングされるよう
に)角度無しIDEパターンを有する圧電デバイスを構造上にボンディングする
ことにより、同じ効果が達成可能である。
【0049】 上記の実施形態を説明するうちに、電極/ポリイミド層を通じてひずみエネル
ギーを直接任意の隣接構造に移動させることが、明確かつ新規な利点として確認
された。このようなオペレーションは、アクチュエーションタスク用途に有用で
あり得、また、エーロフォイル形状の制御アクチュエーションおよびノイズある
いは振動の相殺あるいは制御として多様である。図8Aおよび8Bは、平坦なア
クチュエータの実施形態60(図8A)および半円筒形のアクチュエータの実施
形態60(図8B)を、平坦な表面またはやや屈曲した表面およびシャフトにそ
れぞれ適用した場合の典型的取付けを示す。
【0050】 しかし、これらのアクチュエータの電気機械材料はひずみエネルギー変換によ
って動作するが、本発明の用途は、アクチュエータ表面を通じてひずみ結合を超
えて存在し、アクチュエータによって与えられる動き、トルクまたは力を全体的
に利用する、多くの専門的な機械的構造を含む。これらの実施形態の各々におい
て、基本的なストリップ型またはシェル型のシーリングされたアクチュエータを
、自身の長さに沿った一つ以上の点においてピン止めまたは接続された、ロバス
トで、弾性のある機械素子として用いる。図9に示すように、ストリップは、電
気的にアクチュエートされると、単体または他の素子と共に、自動レバー、フラ
ップ、板ばね、スタックまたはベローズとして機能する。図9A〜9Qの図にお
いて、素子A、A’、A”...は、上記に示したようなストリップアクチュエ
ータまたはシートアクチュエータであり、小さな三角形は、例えば、固定支持ポ
イントまたは構造への接続ポイントに対応する固定位置またはピン付け位置を示
す。矢印は、移動あるいはアクチュエーションの方向またはこのようなアクチュ
エーションの接触ポイントを示し、一方、Lは、アクチュエータに取付けられた
レバーを示し、Sは、スタック素子またはアクチュエータを示す。
【0051】 図9A〜9Cの構成(例えば、スタック、曲げ器またはピン止めされた曲げ器
の構成)は、多くの従来のアクチュエータに取って代わり得る。例えば、片持ち
梁はスタイラスを搬送し、これにより、一本の軸を良好な制御で変位させて、ペ
ンを用いた作図装置の線形性が高く、かつ変位の大きな位置決めメカニズムを構
成することが可能である。特に、興味深い機械的特性およびアクチュエーション
特性が、多素子構成9(d)(以下を参照のこと)から期待される。この多素子
構成9(d)は、シート範囲を有し、かつ機械的にロバストなアクチュエータを
用いている。従って、図9Dおよび図9Eに示すように、ピン−ピンベローズ構
成は、単純な面接触移動により、拡張されかつ正確な単軸Zの移動位置決めを、
カメラの焦点合わせ等の用途に用いる際に有用であり得、または、ベアリングの
流体に対する全面の移動を用いることにより蠕動タイプポンプをインプリメント
する際にも有用であり得る。図3に関連して述べたように、この屈曲回路は極め
て従順であるため、図3中の中央線などの位置を単に曲げるだけで端部を蝶番の
ように曲げるかまたは折り曲げが可能であり、これにより、少数の大型の多素子
アクチュエータユニットでクローズドベローズアセンブリを作成することが可能
となる。この屈曲回路の構成は、アクチュエータ素子のストリップまたはチェッ
カー盤を各隣接する一対の素子間の折り曲げ線で配置し、硬化段階の間、これら
の折り曲げ線を、輪郭がつけられた(多目的ワッフル焼き型)プレス圧盤を用い
て肉薄に押圧することを可能にする。このような構造により、ひとつの屈曲回路
アセンブリから、完全にシームレスなベローズまたは他の折り曲げアクチュエー
タが作成され得る。
【0052】 図16は、4つの圧電領域430、432、434および436を有するS字
型デバイスの1つの実施形態を示す。このような実施形態において、このデバイ
スは概して、S字状の形状を有する。図16に示す実施形態において、このデバ
イスは、反対方向に湾曲部を有する2つの部位を有する。例えば、デバイスの一
部は、基準に対して正の湾曲部(430および432)を表示し得、一方、この
デバイスの第2の部位は、基準に対して負の湾曲部(434および436)を表
示し得る。S字型デバイスのこれらの2つの部位の長さ、サイズ、湾曲の程度は
実質的に同じであるが、有用なデバイスは、長さ、サイズ、および/または湾曲
の程度が異なる2つ以上の部位を有するも含む。図17に示すように、S字型デ
バイスの場合、デバイス(452)の終端部が、第2のデバイス(450)の終
端部に対して特定の距離(454)だけ変位している。この種の変位は、領域4
32および434中の圧電素子を、そのポーリング電界(正または負)に対して
一方向に駆動し、領域430および436中の圧電素子を、そのポーリング電界
に対して反対方向に駆動することにより、達成される。概してS字状の形状を有
するデバイスが得られる構成であれば、ポーリング方向および電界方向の任意の
構成が可能である。図16を参照して、ポーリング電界が、中央部との接触無く
、四部区間430および434の外部電極から四部区間432および436の外
部電極へと駆動され得る。あるいは、ポーリング電界を各四部区間の外部電極か
ら各四部区間の内部電極へと駆動し、これにより、各圧電素子への独立したアク
セスを可能にすることができる。後者の構成は、駆動条件に応じて、デバイスを
S字型または従来からのバイモル(bimorph)にすることが可能である。
本発明の実施形態は、デバイスの別個の圧電素子または別個にポーリングされた
領域を別個の電極と電気接触させているデバイスと、互いに電気的に通信してい
る電極と電気接触する2つ以上の領域を有するデバイスとを含む。
【0053】 図16ではバイモルのS字型デバイスを図示しているが、S字型デバイスは、
ユニモル(unimorph)、バイモルまたはマルチモル(multimol
ph)の設計にしてもよい。これらの領域(430、432、434および43
6)は、別個の圧電素子か、あるいは別個にポーリングされた圧電素子領域か、
または、別個の圧電素子と別個にポーリングされた圧電素子領域との組み合わせ
を表し得る。例えば、ユニモルデバイスの実施形態において、四部区間430お
よび434は、2つの別個の圧電素子であり得、これらの圧電素子は、一方の素
子が正の湾曲部を有し、もう一方の素子が負の湾曲部を有し、かつ領域432お
よび436が不活性となるように、駆動される。不活性領域は、金属(例えば、
真鍮またはステンレス合金)、プラスチック、ポリイミド、ポリエステル、他の
特定のポリマー、木、または複合材料(例えば、ガラス繊維、グラファイトまた
はGRFP)を含み得る。あるいは、不活性領域は、より大きなシステムの構成
要素、すなわち、物理的ボンディングまたは他の複合化を通じた素子(comp
onent)を含み得る。例えば、不活性領域は、アコースティックエミッショ
ン金属用に用いられる梁あるいはパネルプレート、または、(例えば、一時的停
止ヘッドを翻訳するかまたは取り換えることが望まれる場合で、かつ一時的停止
ヘッドの回転を最小化した場合に)ディスクドライブ一時的停止部中の一時的停
止構造を含み得る。
【0054】 別の実施形態において、S字型デバイスは、2つの圧電素子を含み得る。各圧
電素子は、2つの電極領域を含み得、これらの電極領域は、反対方向にポーリン
グされ、素子の厚みに対して同じ方向の電界で駆動される。あるいは、これらの
電極領域は、同一方向にポーリングされ、素子の厚みに対して反対方向の電界で
も駆動され得る。
【0055】 本発明の実施形態は、パッケージングされたS字型デバイスと、カードとして
パッケージングされていないS字型アクチュエータとの両方を含む。
【0056】 本発明のアクチュエータは、仮面または劇に用いられる人形の部位に与えられ
る単純な機械的動き(例えば、曲げ、ひねりまたは揺動)を行うために用いられ
得、また、本発明のアクチュエータに、アクチュエーション特性に非常に優れ、
この種類の小負荷、中程度の変位アクチュエーションタスクに対して取付け汎用
性があることが示された。
【0057】 一般的には、本発明の屈曲回路アクチュエータカードを別個の機械的素子とし
て用いて、変位が小さいかまたは中程度の空気式アクチュエータのインプリメン
テーションが可能なタスクに対処することが可能である。また、タスクがシート
、フラップまたは壁等の構造を伴う場合、屈曲回路自身が、その構造的構成要素
を構成し得る。従って、本発明は、自動攪拌ベーン、ベローズまたはポンプ壁、
鏡などの機能に適している。加えて、上述したように、音響周波数帯または超音
波周波数帯の小さな変位の表面結合を伴うタスクも、低質量で高結合の屈曲回路
アクチュエータで容易にインプリメントされ得る。
【0058】 上述したように、圧電素子は堅いセラミック素子である必要はなく、屈曲回路
をセンサーのみとして用いる場合、セラミック素子またはPVDF等の軟質材料
のいずれかを用いることが可能である。ポリマーの場合、肉薄になるほど、硬質
の硬化性エポキシボンディング層ではなく、より可撓性の高い低温接着剤を、素
子結合用に用いる。
【0059】 本発明の実施形態を以下に例示する。
【0060】 (実施例) 固体での表面音波(SAW)伝播原理を用いた微細線のインターディジタル電
極(IDE)機能を含むデバイスを、インターディジタル変換器(IDT)と呼
ぶ場合がある。現在用いられているIDTの大部分は、高電界、低周波の代わり
に、低電界、高周波伝播波を用いて動作する。後者の条件は、アクチュエーショ
ン用途および減衰用途に必要である。IDEの背後の原理は、デバイスが、面内
アクチュエーションまたは減衰用として、より一般的に使用されているd31特性
(すなわち、例えば、先ほどと同様に電荷(charge)が同じ表面上で収集
されるが、力は分極軸に対して直角に与えられる場合)ではなく、d33特性(す
なわち、例えば、力が、分極軸に沿って3方向にかかり、電荷が収集される同じ
表面上に押圧された場合)をより効率的に用いることを可能にする。これは、ポ
ーリング電界および励起電界がアクチュエーション面と殆ど並行に動作するよう
に電極を配列することにより、達成される。図15Aは、圧電セラミックプレー
ト404の上部表面および下部表面上に配置された固体電極420を有するd31 デバイス424の力線422を示す。図15Bは、連結線状電極408を有する
33IDEデバイス426の力線422を示す。d33方向のこれらの電気機械特
性は概して、d31方向の電気機械特性よりも2倍以上大きい。
【0061】 線状のIDEデバイスは、いくつかの低電界印加では成功したが、ポーリング
または励起中の大きな電界を印加する場合、内部亀裂または短絡が発生し得る。
これらの不具合は、電極端部近隣の材料中の不均一な電界によって生じた内部ス
トレスが原因である。また、圧電セラミック表面上のインターディジタル線を接
続する電極線によって、さらにストレスが集中していることも明らかである。線
状IDEパターンはまた、ストレス集中の発生しない圧電ファイバ複合材料デバ
イスの構築にも用いられる。
【0062】 本明細書中に記載の方法を用いて、インターディジタル電極モノリシック薄型
プレート圧電デバイス(以下、単に「IDEデバイス」と呼ぶ)を開発した。そ
の結果を、プレート両面上に固体電極を備えるd31圧電セラミックプレートを用
いた圧電デバイス(以下、「固体電極デバイス」と呼ぶ)と比較する。電気的エ
ネルギーおよび機械的エネルギーの計算結果および共振測定の実験結果を用いて
、これらのデバイスの電気機械結合率および減衰能力を定量化および比較した。
【0063】 固体電極およびIDEデバイスの両方を、PZT−5Aタイプの材料を用いて
46.05mm×20.65mm×0.254mmの寸法で作製した。圧電セラ
ミックの厚みとIDEデバイスの電極との寸法比は重要であるが、最適値の決定
は、アプリケーション特有の要件(例えば、変位、発生ひずみ、力、および利用
可能な駆動電圧)に依存する。代表的な設計として、1.52mmのピッチの0
.38mmの線からなるIDEデバイス電極パターンを選択した。圧電セラミッ
ク材料および電極を、電気的リードを事前設置した保護ポリイミド皮膜でパケッ
トケージングした。
【0064】 (1.振動減衰実験) 減衰実験を、アルミニウム梁にボンディングされたIDEデバイスおよび固体
電極デバイスを用いて、構成した。これらの梁は、229.0mm×31.8m
m×2.3mmであり、クランプ自由長は133.0mmであった。これらのデ
バイスを、クランプ端部から6.35mm離してアルミニウム梁の1つの表面に
ボンディングした。初期変位による先端部の動きを、レーザ変位センサを用いて
測定した。先端部変位の信号(ring down)からの減衰を、対数減少方
法を用いて計算した。減衰測定を、裸の状態の梁と、RC分路(shunted
)形式のIDEデバイスおよび固体電極デバイスを備える梁と、非分路IDEデ
バイスおよび固体電極デバイスを備える梁とを用いた構成で行った。システム減
衰を測定する第2の方法を用いて、対数減少結果を確認した。この方法において
、梁に取り付けられた電気機械シェーカを用いて、ロードセルを通じて正弦波の
掃引励起(swept sinusoidal excitation)を梁に
与え、次いで、先端部変位への負荷から測定された伝達関数から、減衰を計算し
た。
【0065】 これらの梁の第1の共振モードで梁を一貫して励起することに関連する困難の
ため、アルミニウム梁にボンディングされたデバイスの表面上の平均的ひずみの
関数としてこれらの梁の応答において測定された臨界減衰のパーセントに、大き
なばらつきが観察された。梁にボンディングされた非分路IDEデバイスおよび
非分路固体デバイスと比較して、分路IDEデバイスは、分路固体電極デバイス
により達成された減衰の2倍よりも大きな減衰を示した。
【0066】 (2.発生ひずみおよび弾性実験) IDEデバイスおよび固体電極デバイスによって生成される自由−自由ひずみ
を、これらのデバイスの両面にボンディングされたひずみゲージで測定した。高
ひずみを生成する能力にに加えて、圧電セラミックデバイスは、固有の高い材料
弾性を有するため、高い力を生成する能力も有する。弾性の測定は(励起電界が
高い場合は特に)非常に困難である。低電界測定は、弾性の一般的指標として有
用であるが、これらの測定を高電界AC性能の予測に適用する場合、注意が必要
である。デバイスの弾性は、既知の機械的ストレスの下でひずみを測定すること
により、決定され得る。このような様式で、ストレス−ひずみ曲線を生成して、
弾性を印加電界の関数として定量化することが可能である。
【0067】 この実験において、アルミニウム製のボンディングシートを用いて、既知の機
械的ストレスをデバイスの両側に与える。対称な構造のため、面内ひずみは、端
部を除いたデバイスの厚みにわたって均一であった。ひずみおよびアルミニウム
の弾性(68.8GPa)の測定結果が分かれば、アルミニウム中のストレスを
、フックの法則から判定することができる。肉薄で低弾性ボンディング層の存在
を無視すると、圧電セラミック層中のストレスおよび厚みの積は、アルミニウム
層中の同じ積と反対方向に等しい。従って、アルミニウム表面のひずみ測定を用
いて、デバイス中のストレスを発見することが可能である。このようにして異な
る厚さの複数のアルミニウムシートの測定を行うと、異なる電界レベルおよび異
なる機械的ひずみレベルの下で、デバイス弾性を計算することができる。
【0068】 室温において、デバイスの両面に与えられたひずみゲージからの信号を平均化
することにより、デバイスの自由ひずみを測定した。与えられる駆動信号は、1
Hzの正弦波であった;最大電圧は、IDEデバイスの場合に+/−600ボル
ト(1200Vp-p)であり、固体電極デバイスの場合に+/−100ボルトs
(200Vp-p)であった。印加電界を、固体電極デバイスの場合に電極面間の
間隔が0.254mmとして、IDEデバイスの場合に電極線間の間隔が1.5
24mmとして計算した。IDEデバイス中の電界は不均一であるため、この様
式で計算した値は、平均値またはノミナル値として考えるべきである。比較可能
な電界強度について、IDEデバイスのひずみ出力は、固体電極デバイスのひず
み出力よりも約70%高い。
【0069】 比較目的のため、表1は、パッケージングされていないPZT 5A材料の測
定された低電界圧電ひずみ定数(d31およびd33)と、IDEデバイスおよび固
体電極デバイスの高電界(8kV/cm)ひずみ定数とを示す。圧電定数値は、
電界の関数として実際に非線形であり、励起信号の形式(例えば、波形、駆動周
波数、DCオフセット等)に大きく依存するが、それでもこの比較は有用である
。固体電極デバイスアクチュエータの高電界d31定数は、パッケージングされて
いない材料の低電界定数よりも高かった。IDEデバイスアクチュエータのひず
み定数は、パッケージングされていない材料のd33定数よりもおよそ10%低か
った。これは、IDEデバイス中の電界は、d33デバイス中の電界に正確には等
価しないことによる。
【0070】
【表1】 パッケージングされていない圧電セラミックプレートの両側と、固体電極およ
びIDEデバイスとにボンディングされた、厚さが0.0375mm、0.07
50mmおよび0.1250mmのアルミニウム層を用いて、ひずみ拘束および
弾性率を測定した。計算されたストレスと異なる厚さのアルミニウム拘束層に対
するパッケージングされていない圧電セラミックプレートのひずみとの間の関係
を示すデータポイントを、4つの異なる電界レベル(2kV/cm、4kV/c
m、6kV/cmおよび8kV/cm)について、取得した。特定の電界レベル
で取得されたデータポイントを接続する線の傾斜部から、弾性率を取得した。I
DEデバイスおよび固体電極デバイスについて、同様の測定を行った。
【0071】 (3.電気機械結合ファクター) 電気機械結合率は、圧電デバイスの性能を定量化する際に有用である。これは
、システムの電気的エネルギーおよび機械的エネルギーから計算された無次元パ
ラメータである。電気機械結合率は、以下から発見可能である。
【0072】
【数1】 ここで、デバイスの機械的エネルギー出力はWMによって表され、システムへの
電気的エネルギー入力はWEによって表される。あるいは、電気機械結合率は、
以下からも発見可能である。
【0073】
【数2】 ここで、faおよびfrは、インピーダンス解析器で測定した反共振周波数および
共振周波数である。しかし、式2は、試料が棒形状であり、かつ(長さ/幅)2
>10の条件を満たす場合にのみ、完全に正確である。この条件が満たされない
と、式2の結果は、類似の形状のデバイスを比較するためだけにしか用いること
ができない。
【0074】 表2は、上記の両方の方法を用いて判定された電気機械結合率の計算値を含む
。式1に基づいて概算を行うと、印加電界が8kV/cmであるとき、結合率は
、IDEデバイスの場合に0.71であり、固体電極デバイスの場合に0.32
である。HPインピーダンス解析器(モデル4194A)を用いて測定されたイ
ンピーダンスプロットを用いて、式2において用いられる共振周波数および反共
振周波数を発見する。デバイスの値(長さ/幅)は、およそ5に等しかった。5
は10よりも小さいため、式2から得られた値は、比較目的のみのために用いる
べきである。式2に基づく概算は、IDEデバイスの結合率が固体電極デバイス
の結合率よりも約65%高いことを示す。
【0075】
【表2】 従って、結果をまとめると、2つの異なる方法を用いて計算した電気機械結合
率は、IDEデバイスの場合、d31デバイスの場合の0.29〜0.35と比較
して、0.45〜0.71の値が達成されたことを示す。加えて、d31デバイス
の減衰性能およびアクチュエーション性能をIDEデバイスのものと比較した実
験結果も提供された。抵抗分路IDEダンパーデバイスは、従来のPZTダンパ
ーと比較して、さらに2倍以上の減衰の向上を達成した。さらに、IDEアクチ
ュエータの高電界発生ひずみは、d31アクチュエータにより生成された高電界発
生ひずみよりも、70%高かった。
【0076】 上記の製造方法の説明および例示的実施形態は、本発明が適用される構造の範
囲を示すために提示したものである。本発明は、脆弱性、回路構成およびひずみ
アクチュエータの一般的有用性、ひずみ活性されたアセンブリおよびセンサにお
ける多くの欠点を解消するものである。本発明のモジュラー屈曲回路アクチュエ
ータおよびセンサの物理的構造および実際の用途の他の変形例が、当業者によっ
て想起され、このような変形例は、本明細書に添付される特許請求の範囲におい
て記載されるような特許権を主張する本発明の範囲内であると考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 図1Aは、典型的な従来技術のアクチュエータのシステム図である。
【図1B】 図1Bは、本発明による2つのシステムのうちの1つの図である。
【図1C】 図1Cは、本発明による2つのシステムのうちの1つの図である。
【図2A】 図2Aは、本発明の実施形態による基礎的なアクチュエータまたはセンサカー
ドの上面図である。
【図2B】 図2Bは、本発明の実施形態による基礎的なアクチュエータまたはセンサカー
ドの断面図である。
【図2C】 図2Cは、回路構成要素を有するアクチュエータまたはセンサカードの図であ
る。
【図3】 図3は、別のカードの図である。
【図4A】 図4Aは、図3のカードの断面図である。
【図4B】 図4Bは、図3のカードの断面図である。
【図5】 図5は、図3のカードの層構造の詳細を示す。
【図5A】 図5Aは、図3のカードの層構造の詳細を示す。
【図6】 図6は、平面内アクチュエーションのアクチュエータパッケージ櫛型電極を示
す。
【図7】 図7は、図6のカードを用いるねじれアクチュエータパッケージを示す。
【図8A】 図8Aは、表面上に表面取り付けアクチュエータとして取り付けられるアクチ
ュエータを示す。
【図8B】 図8Bは、ロッド上に表面取り付けアクチュエータとして取り付けられるアク
チュエータを示す。
【図9A】 図9Aは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9B】 図9Bは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9C】 図9Cは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9D】 図9Dは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9E】 図9Eは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9F】 図9Fは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9G】 図9Gは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9H】 図9Hは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9I】 図9Iは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9J】 図9Jは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9K】 図9Kは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9L】 図9Lは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9M】 図9Mは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9N】 図9Nは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9O】 図9Oは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9P】 図9Pは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図9Q】 図9Qは、機械的構成要素として取り付けられたアクチュエータを示す。
【図10A】 図10Aは、直線インターデジタルに電極化された電気能動デバイスの異なる
構成を示す。
【図10B】 図10Bは、直線インターデジタルに電極化された電気能動デバイスの異なる
構成を示す。
【図10C】 図10Cは、直線インターデジタルに電極化された電気能動デバイスの異なる
構成を示す。
【図11A】 図11Aは、圧電性構成要素上に配置された共通のバスを有する、直線インタ
ーデジタルに電極化された電気能動デバイスを示す。
【図11B】 図11Bは、圧電性構成要素を超えて配置された共通のバスを有する、直線イ
ンターデジタルに電極化された電気能動デバイスを示す。
【図12】 図12は、多重圧電性構成要素を有する、直線インターデジタルに電極化され
た電気能動デバイスを示す。
【図13】 図13は、多重圧電性構成要素を有する、角度を有する直線インターデジタル
に電極化された電気能動デバイスを示す。
【図14A】 図14Aは、梁構造に接続された、角度を有する直線インターデジタルに電極
化された電気能動デバイスを示す。
【図14B】 図14Bは、チューブまたはロッド構造に接続された、角度を有する直線イン
ターデジタルに電極化された電気能動デバイスを示す。
【図15A】 図15Aは、圧電性セラミックの両表面上にある固体電極を有する、圧電性セ
ラミック板を有する圧電性デバイスの電場の線を示す。
【図15B】 図15Bは、インターデジタル電極を有する圧電性デバイスの1実施形態に対
して電場の線を示す。
【図16】 図16は、電気能動クアドラントを有するS型デバイスを示す。
【図17】 図17は、S型デバイスの相対的な変位を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,CA,J P,KR,MX (72)発明者 ランドストロム, マーク イー. アメリカ合衆国 ワシントン 98104, シアトル, フロアー 6,ファースト アベニュー 616 (72)発明者 ムーア, ジェフリー ダブリュー. アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02174, アーリントン, サマー スト リート 158 (72)発明者 クローレイ, エドワード アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02138, ケンブリッジ, ダナ ストリ ート 49ビー (72)発明者 ルッソ, ファルラ アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02445, ブルックライン, ウィリスト ン ロード 29 (72)発明者 ヨシカワ, ショウコ アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02128, ケンブリッジ, アパートメン ト 703, コンコード アベニュー 655 (72)発明者 フィッチ, エリック アメリカ合衆国 マサチューセッツ 02155, メッドフォード, スプリング ストリート 111

Claims (33)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータデバイスであって、 電気能動素子と、 一対のインターディジタル電極を備える導体と、 絶縁体と、 電気接触部とを備え、 該電気能動素子中の面内ひずみが、該電気能動素子と該絶縁体との間で剪断結合
    されるように、該電気能動素子、該導体および該絶縁体を共にボンディングし、
    該一対のインターディジタル電極は、該電気能動素子および該絶縁体の電気接触
    部と直接的に電気接触する、 アクチュエータデバイス。
  2. 【請求項2】 前記電気能動素子は、第1の表面および第2の表面を有し、
    前記一対のインターディジタル電極は、該電気能動素子の該第1の表面と直接電
    気接触する第1の一対のインターディジタル電極であり、 該電気能動素子の該第2の表面と直接電気接触する第2の一対のインターディ
    ジタル電極、 をさらに備え、 該第2の一対のインターディジタル電極は、該電気能動素子を通じて延在する等
    電位線を通じて該第1の一対のインターディジタル電極に接続される、 請求項1に記載のアクチュエータデバイス。
  3. 【請求項3】 前記一対のインターディジタル電極の各々は、複数の線状電
    極と、前記電気能動素子から離れて配置された共通バスとを備える、請求項1に
    記載のアクチュエータデバイス。
  4. 【請求項4】 前記一対のインターディジタル電極の各々は、銀導電インキ
    を備える、請求項1に記載のアクチュエータデバイス。
  5. 【請求項5】 前記電気能動素子は金属化されない、請求項1に記載のアク
    チュエータデバイス。
  6. 【請求項6】 前記電気能動素子、前記導体および前記絶縁体は、B段階エ
    ポキシ、C段階エポキシおよび熱可塑性物質からなる群から選択されるボンディ
    ング剤で、共にボンディングされる、請求項1に記載のアクチュエータデバイス
  7. 【請求項7】 前記一対のインターディジタル電極の各々は、複数の角度付
    き線状電極および共通バスを備える、請求項1に記載のアクチュエータデバイス
  8. 【請求項8】 前記絶縁体は、前記電気能動素子および前記導体ならびに第
    2の表面にボンディングされた第1の表面を備え、 前記一対のインターディジタル電極の各々は、複数の線状電極と、前記絶縁体の
    該第2の表面上に配置された共通バスとを備え、 前記線状電極は、該絶縁体を通じて該共通バスに電気的に接続する、請求項1に
    記載のアクチュエータデバイス。
  9. 【請求項9】 アクチュエータデバイスであって、 電気能動素子と、 絶縁体および一対のインターディジタル電極を備える屈曲回路と、 を備え、 該電気能動素子中の面内ひずみが、該電気能動素子と該屈曲回路との間で剪断結
    合されるように、該電気能動素子を該屈曲回路にボンディングし、 該一対のインターディジタル電極は、該電気能動素子と直接電気接触する、 アクチュエータデバイス。
  10. 【請求項10】 アクチュエータデバイスであって、 少なくとも1つの電気能動素子と、 絶縁体および少なくとも第1の一対のインターディジタル電極を備える少なく
    とも1つの屈曲回路と、 を備え、 該少なくとも1つの電気能動素子の各々は、該少なくとも1つの屈曲回路の1つ
    にボンディングされた少なくとも1つの表面を有し、これにより、該少なくとも
    第1の一対のインターディジタル電極の1つは、該少なくとも1つの電気能動素
    子と直接電気接触し、 該少なくとも1つの電気能動素子の面内ひずみは、該少なくとも1つの電気能動
    素子と該少なくとも1つの屈曲回路との間で剪断結合される、 アクチュエータデバイス。
  11. 【請求項11】 前記少なくとも1つの屈曲回路の1つは、前記絶縁体の対
    向する表面上に配置された第1のおよび第2の一対のインターディジタル電極を
    備える、請求項10に記載のアクチュエータデバイス。
  12. 【請求項12】 対象物中の振動を減衰する方法であって、 (a)アクチュエータデバイスが該対象物に剪断結合され、かつ、前記一対のイ
    ンターディジタル電極に電気信号が与えられると、前記電気能動素子の面内ひず
    みが、前記絶縁体を通じて該対象物に機械的に作用するように、請求項1に記載
    のアクチュエータデバイスをボンディングする工程と、 (b)該一対のインターディジタル電極に電気信号を与える工程と、 を包含する方法。
  13. 【請求項13】 アクチュエータデバイスであって、 少なくとも第1および第2の電気能動素子と、 少なくとも第1および第2の導体と、 を備え、 該第1の導体は、該第1の電気能動素子と直接電気接触し、該第2の導体は、該
    第2の電気能動素子と直接電気接触し、 該第1および第2の電気能動素子が活性化されると該デバイスが概してS字状の
    形状を形成するように、該第1および第2の電気能動素子ならびに該導体を構成
    する、 アクチュエータデバイス。
  14. 【請求項14】 少なくとも第3の導体をさらに備えるアクチュエータデバ
    イスであって、 前記第1の電気能動素子は、少なくとも第1および第2の領域を備え、 前記第1の導体は、該第1の電気能動素子の該第1の領域と直接電気接触し、該
    第3の導体は、該第1の電気能動素子の該第2の領域と直接電気接触する、 請求項13のアクチュエータデバイス。
  15. 【請求項15】 不能動素子をさらに備える、請求項13のアクチュエータ
    デバイス。
  16. 【請求項16】 前記少なくとも3つの導体のうち少なくとも2つは、互い
    に電気的に連絡する、請求項14のアクチュエータデバイス。
  17. 【請求項17】 前記不能動素子は、ディスクドライブの構成要素である、
    請求項14のアクチュエータデバイス。
  18. 【請求項18】 前記電気能動素子の少なくとも1つは、自身のポーリング
    電界に対して正方向に駆動され、該電気能動素子の少なくとも1つは、自身のポ
    ーリング電界に対して負方向に駆動される、請求項13のアクチュエータデバイ
    ス。
  19. 【請求項19】 前記デバイスは、前記電気能動素子および前記導体を収容
    する封入層をさらに備え、該アクチュエータデバイスはカードを形成する、請求
    項13のアクチュエータデバイス。
  20. 【請求項20】 前記少なくとも第1および第2の導体は、複数の点におい
    て、前記少なくとも第1および第2の電気能動素子と直接電気接触する、請求項
    13のアクチュエータデバイス。
  21. 【請求項21】 前記アクチュエータデバイスは、対象物に剪断結合される
    、請求項13のアクチュエータデバイス。
  22. 【請求項22】 前記アクチュエータデバイスは、スタック、湾曲部、シェ
    ル、プレートまたは曲げ器として構成される、請求項13のアクチュエータデバ
    イス。
  23. 【請求項23】 絶縁体をさらに備えるアクチュエータデバイスであって、
    前記第1および第2の電気能動素子中の面内ひずみが、該第1および第2の電気
    能動素子と該絶縁体との間で剪断結合されるように、該第1および第2の電気能
    動素子ならびに該絶縁体を共にボンディングする、請求項13のアクチュエータ
    デバイス。
  24. 【請求項24】 少なくとも第3の導体を備えるアクチュエータデバイスで
    あって、該第3の導体は、前記第1の導体または前記第2の導体と直接電気接触
    する、請求項23に記載のアクチュエータデバイス。
  25. 【請求項25】 アクチュエータデバイスであって 少なくとも第1の領域および第2の領域を有する少なくとも1つの電気能動素子
    と、 少なくとも1つの第1および第2の導体と、 を備え、 該第1の導体は、該電気能動素子の該第1の領域と直接電気接触し、該第2の導
    体は、該電気能動素子の該第2の領域と直接電気接触し、 該電気能動素子の該第1および第2の領域が活性化されると、該デバイスが概し
    てS字状の形状を形成するように、該電気能動素子および該導体を構成する、 アクチュエータデバイス。
  26. 【請求項26】 前記電気能動素子の前記第1および第2の領域は、反対方
    向にポーリングされる、請求項25に記載のアクチュエータデバイス。
  27. 【請求項27】 前記電気能動素子の前記第1および第2の領域は、同一方
    向にポーリングされる、請求項25に記載のアクチュエータデバイス。
  28. 【請求項28】 前記アクチュエータデバイスは、対象物に剪断結合される
    、請求項25に記載のアクチュエータデバイス。
  29. 【請求項29】 前記アクチュエータデバイスは、スタック、湾曲部、シェ
    ル、プレートまたは曲げ器として構成される、請求項25に記載のアクチュエー
    タデバイス。
  30. 【請求項30】 絶縁体をさらに備えるアクチュエータデバイスであって、
    前記電気能動素子中の面内ひずみが、該電気能動素子と前記屈曲回路との間で剪
    断結合されるように、該電気能動素子および該絶縁体を共にボンディングする、
    請求項25に記載のアクチュエータデバイス。
  31. 【請求項31】 少なくとも第3の導体をさらに備え、該第3の導体は、前
    記第1の導体または前記第2の導体と直接電気接触する、請求項30に記載のア
    クチュエータデバイス。
  32. 【請求項32】 対象物の振動を減衰する方法であって、 (a)前記少なくとも第1および第2の導体の少なくとも1つに電気信号が与え
    られると、前記少なくとも第1および第2の電気能動素子の面内ひずみが該対象
    物に機械的に作用するように、請求項13に記載のアクチュエータデバイスを対
    象物にボンディングする工程と、 (b)該導体の1つに電気信号を与える工程と、 を包含する方法。
  33. 【請求項33】 アクチュエータデバイスを形成する方法であって、 (a)絶縁体と少なくとも第1および第2の導体とを備える屈曲回路を作成する
    工程と、 (b)電気能動素子中の面内ひずみが該電気能動素子と該屈曲回路との間で剪断
    結合され、かつ、該電気能動素子が該少なくとも第1および第2の導体と直接電
    気接触するように、該電気能動素子を該屈曲回路にボンディングする工程と、 を包含する方法。
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