JP2003116222A - 分散型電源装置の自立運転制御方法 - Google Patents

分散型電源装置の自立運転制御方法

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JP2003116222A
JP2003116222A JP2001308548A JP2001308548A JP2003116222A JP 2003116222 A JP2003116222 A JP 2003116222A JP 2001308548 A JP2001308548 A JP 2001308548A JP 2001308548 A JP2001308548 A JP 2001308548A JP 2003116222 A JP2003116222 A JP 2003116222A
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Norio Sakae
紀雄 栄
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Control Of Electrical Variables (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽光発電装置等の分散型電源装置におい
て、スコット結線変圧器等を用いることなく、単相負荷
への給電によるインバータの3相交流出力の電圧不平衡
を防止する。 【解決手段】 分散型電源装置が系統から切離されて自
立運転で動作し、交流出力を負荷に給電するときに、交
流出力の検出電圧を3相/2相変換により2相電圧に変
換し、2相電圧の相毎の実効値を演算し、交流出力の電
圧指令値と2相電圧の実効値それぞれとの差から2相電
圧それぞれの電圧誤差を求め、2相電圧の電圧誤差それ
ぞれに基づく定電圧制御の2相の制御誤差を求め、電圧
指令値に2相の制御誤差それぞれを加算して2相電圧そ
れぞれの制御指令値を決定し、2相電圧の制御指令値の
2相/3相変換によりインバータの定電圧制御の3相制
御指令値を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電装置等
の分散型電源装置の自立運転制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、太陽光発電装置等のいわゆる自
家用発電装置が形成する分散型電源装置は、図5のブロ
ック結線図に示すように形成される。
【0003】図5は太陽光発電装置の場合の概略構成を
示し、直流電源としての太陽電池1の直流出力がブロッ
キングダイオード2,電解コンデンサからなる入力側の
コンデンサ3を介して3相のDC/ACインバータ4に
供給される。
【0004】このインバータ4は、通常は、駆動制御部
5により連系運転制御され、この制御により、FET,
IGBT等の各電力用半導体スイッチ6がスイッチング
し、前記の直流出力を、交流電源7に同期した系統周波
数の3相交流に変換する。
【0005】なお、各電力用半導体スイッチ6には、そ
れぞれ放電路用のダイオード8が逆並列接続されてい
る。
【0006】そして、前記の連系運転制御に基づくイン
バータ4の3相交流電力が、3相交流リアクトル9,3
相フィルタコンデンサ10の交流フィルタ,電磁接触型
の第1,第2の連系開閉器11,12を介して系統母線
13の各負荷(図示せず)に給電される。
【0007】つぎに、災害の発生等によって系統が停電
すると、主に系統側での感電防止を目的として、図示省
略された開閉器制御部が開閉器11,12を開放し、太
陽光発電装置が系統から切離されるとともに、駆動制御
部5によってインバータ4の運転が一旦停止される。
【0008】その後,手動又は自動の運転切換えにより
太陽光発電装置が自立運転に移行し、駆動制御部5がイ
ンバータ4を自立運転制御し、このとき、前記開閉器制
御部により、電磁接触器型の自立給電用開閉器14が閉
成される。
【0009】そして、駆動制御部5の自立運転制御によ
り、インバータ4は系統定格電圧に定電圧制御された系
統基本波周波数の3相の交流出力を開閉器14を介して
構内の自立給電母線15の負荷に給電する。
【0010】ところで、連系運転時及び自立運転時に発
電装置内,外の電圧,電流を監視検出してインバータ4
の運転を制御するため、図5の一部の詳細な結線を示し
た図6の単線結線図に示すように、駆動制御部5はA/
D変換回路5a,マイクロコンピュータからなるデジタ
ル演算回路5b及び駆動パルス出力回路5cを有する。
【0011】また、インバータ4の入力側の直流電圧
(電池電圧)が電圧検出器16により検出され、インバ
ータ4の出力側の各相の交流電流(インバータ電流),
2相又は3相の交流電圧(インバータ電圧)が電流検出
器17,電圧検出器18により検出され、母線13の各
相の系統電圧が電圧検出器19により検出される。
【0012】そして、検出器16,18,19の電圧検
出信号及び検出器17の電流検出信号は、A/D変換回
路5aによりそれぞれデジタルデータに変換されて演算
回路5bに与えられる。なお、検出器19の電圧検出信
号は前記の開閉器制御部にも与えられる。
【0013】つぎに、演算回路5bは入力された検出電
圧,検出電流のデータを参照して設定された運転制御プ
ログラムを実行し、出力回路5cに3相の駆動制御信号
を供給する。
【0014】さらに、出力回路5cは与えられた駆動制
御信号にしたがって3相の駆動パルスを形成し、これら
のパルスをインバータ4に供給して各相の半導体スイッ
チ6をスイッチングする。
【0015】そして、系統正常時は、演算回路5bの連
系運転制御により、出力回路5cが系統に同期した3相
の駆動パルスを形成し、これらの駆動パルスにより、イ
ンバータ4が系統に同期して連系運転される。
【0016】一方、災害等で系統停電が発生すると、開
閉器11,12が開放されて太陽光発電装置が系統から
切離され、演算回路5bが駆動制御信号の出力を停止し
てインバータ4の運転が停止する。
【0017】その後、自立運転に移行すると、演算回路
5bは、従来、図7の自立運転制御を実行する。
【0018】そして、インバータ4の交流出力の3相を
3軸U,V,Wの各相とすると、図7のステップA1
より、3相の検出電圧Vu,Vv,Vwの和(ベクトル
和)が0になることを条件として、検出器18の例えば
U相,W相の検出電圧Vu,Vwを、3軸U,V,Wの3
相電圧を2軸α,βの2相電圧に変換する、つぎの数1
の式の3相/2相変換により、軸α,βの2相電圧
a,Vb(ベクトル値)に変換する。
【0019】
【数1】
【0020】さらに、ステップA2 により、電圧Va
bで表わされたインバータ4の交流出力(インバータ
出力電圧)の実効値Vab・rmsを、つぎの数2の式の3相
一括実効値演算から求める。
【0021】
【数2】
【0022】つぎに、ステップA3 により、実効値V
ab・rmsがインバータ4の出力電圧指令値VACになるよう
に、実効値Vab・rmsに基づくP(比例)I(積分)制御
演算を行う。
【0023】具体的には、まず、つぎの数3の式の演算
から、インバータ4の交流出力の3相一括の電圧誤差Δ
ACを求める。
【0024】
【数3】
【0025】そして、つぎの数4の2式の演算から、イ
ンバータ4の交流出力の3相一括PI制御の比例制御電
圧VP,積分制御電圧VIを求める。なお、式中のPG
Gは設定された比例定数,積分定数である。
【0026】
【数4】
【0027】さらに、つぎの数5の式の演算により電圧
P,VIを加算合成し、インバータ4の3相一括の制御
誤差(電圧制御ゲイン)VPIを求める。
【0028】
【数5】
【0029】そして、ステップA4 により出力電圧指令
値VACに制御誤差VPIを加算し、つぎの数6の2式に示
す2相電圧Va,Vbの同一の制御指令値(振幅制御値)
a・ ref,Vb・refを求めて決定する。
【0030】
【数6】
【0031】つぎに、系統基本波の位相情報θに基づく
つぎの数7の2式の演算から、制御指令値Va・ref,V
b・refに位相情報θを加えた制御指令値Va・REF,V
b・REFを求める。
【0032】
【数7】
【0033】さらに、ステップA5 により、指令値V
a・REF,Vb・REFに、つぎの数8の式に示す2相/3相変
換を施し、定電圧制御の3相制御指令値(制御信号)V
u・REF,Vv・REF,Vw・REFを得、この3相制御指令値V
u・REF〜Vw・REFの駆動制御信号を出力回路5cに供給す
る。
【0034】
【数8】
【0035】そして、出力回路5cにより制御指令値V
u・REF〜Vw・REFに応じたパルス幅の3相の駆動パルスを
形成し、これらの駆動パルスにより、インバータ4の各
相の半導体スイッチ6をスイッチングし、インバータ4
の3相交流出力の電圧を指令値VACの電圧に定電圧制御
する。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のこの種の分
散型電源装置においては、自立運転時、インバータ4の
交流出力の電圧を、前記数2の式の3相一括実効値演算
等に基づく3相一括制御により、3相全体として、出力
電圧指令値VACの一定電圧(一定振幅)になるように制
御する。
【0037】そのため、自立運転時のインバータ4の3
相出力が供給される自立給電母線15に、3相負荷だけ
でなく単相負荷が直接接続されると、3相全体では一定
電圧に制御されても、単相負荷が接続された相の電圧は
低下し、単相負荷が接続されていない相の電圧は上昇
し、各相の電圧不平衡が生じ、単相負荷の容量や台数に
よっては相間の著しい電圧不平衡を招来する。
【0038】そして、この電圧不平衡を防止するため、
単相負荷を各相に均等に配分して接続し、各相が単相負
荷を均等に分担することが考えられるが、そのような負
荷配分を実現することは、実用上は困難である。
【0039】そこで、従来は図5に示すように、自立給
電母線15にスコット結線変圧器20を設け、この変圧
器20の2次側に単相負荷21を接続するようにし、単
相負荷が接続されても、インバータ4側(電源側)から
みて3相平衡負荷になるようにしている。なお、図中の
22は母線15の3相負荷を示す。
【0040】したがって、従来はこの種の分散型電源装
置の自立運転制御を行う場合、単相負荷の接続によるイ
ンバータ4の交流出力の電圧の3相不平衡を防止するた
め、複雑かつ高価なスコット結線変圧器20を要する問
題点がある。
【0041】本発明は、この種の分散型電源装置におい
て、スコット結線変圧器20等を用いることなく、単相
負荷への給電によるインバータの交流出力の3相電圧不
平衡が生じないようにすることを課題とする。
【0042】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決するた
めに、本発明の自立運転制御方法はおいては、太陽電池
等の直流電源をインバータにより3相交流出力に変換す
る分散型電源装置が系統から切離されて自立運転で動作
し、インバータ3の3相交流出力に定電圧制御して負荷
に給電するときに、交流出力の検出電圧を3相/2相変
換により2相電圧に変換し、2相電圧の相毎の実効値を
演算し、交流出力の電圧指令値と2相電圧の実効値それ
ぞれとの差から2相電圧それぞれの電圧誤差を求め、2
相電圧の電圧誤差それぞれに基づく定電圧制御の2相の
制御誤差を求め、電圧指令値に2相の制御誤差それぞれ
を加算して2相電圧それぞれの制御指令値を決定し、2
相電圧の制御指令値の2相/3相変換によりインバータ
の定電圧制御の3相制御指令値を形成する。
【0043】したがって、自立運転時、インバータの3
相交流出力の3相/2相変換により得られた2相電圧に
基づき、インバータの交流出力の実効値が、前記数2の
式の3相一括の演算でなく、3相/2相変換後の2相電
圧の相毎に演算で求められる。
【0044】さらに、インバータの交流出力の電圧指令
値と前記2相電圧の相毎の実効値それぞれとの差から相
毎の電圧誤差が求められ、これらの電圧誤差に基づき、
前記2相電圧の相毎に個別に、インバータの定電圧制御
の制御誤差が求められて制御指令値が決定される。
【0045】そして、これらの制御指令値の2相/3相
変換により、インバータの交流出力の制御指令値が相毎
に個別に求められ、これらの制御指令値に基づいてイン
バータの自立運転が制御される。
【0046】そして、定電圧制御の2相電圧の制御誤差
に基づいて、インバータの各相の電圧が、それぞれの変
動に追従して個別に抑制制御され、インバータの交流出
力の各相の電圧が、それぞれ制御指令値の電圧に定電圧
制御される。
【0047】そのため、自立運転時のインバータの3相
の交流出力は、3相全体が定電圧制御されるとともに、
相毎にも定電圧制御され、単相負荷への給電に基づく相
間の電圧不平衡が、スコット結線変圧器を用いることな
く防止される。
【0048】
【発明の実施の形態】本発明の実施の1形態につき、図
1〜図4を参照して説明する。この形態においては、図
2の太陽光発電装置の自立運転制御に適用する。図2に
おいて、図5と同一符号は同一もしくは相当するものを
示し、図2の太陽光発電装置が図5の従来装置と異なる
点は、まず、自立給電母線15に、従来のスコット結線
変圧器20を設けることなく、3相負荷22及び単相負
荷21が直接接続される点である。
【0049】さらに、自立運転時、駆動制御部5の図6
に示したデジタル演算回路5bにおいて、図1のステッ
プB1〜B5の自立運転制御を実行する点である。
【0050】そして、災害等で系統が停電して自立運転
に移行すると、ステップB1 により、図7のステップA
1と同様にして前記数1の式の演算から、3相の検出電
圧Vu,Vwを2相電圧Va,Vbに変換する。
【0051】つぎに、ステップB2により、2軸α,β
の電圧Va,Vbの3相一括の実効値Vab・rmsを求めるの
ではなく、電圧Va,Vbそれぞれの実効値Va・rms,V
b・rmsを、個別の二乗平均のデジタル演算で求める。
【0052】つぎに、ステップB3 により、実効値V
a・rms,Vb・rmsがそれぞれインバータ11の出力電圧
指令値VACになるように、実効値Va・rms,Vb・rmsの個
別のPI制御演算を行う。
【0053】このとき、まず、つぎの数9の2式の演算
から、指令値VACと実効値Va・rms,Vb・rmsそれぞれと
の電圧誤差ΔVa,ΔVbを求める。
【0054】
【数9】
【0055】また、つぎの数10の2式の演算から、イ
ンバータ4の交流出力の2相電圧V a,Vbそれぞれにつ
いてのPI制御の比例制御電圧Vap,Vbpを求める。な
お、式中のPGは設定された比例定数である。
【0056】
【数10】
【0057】さらに、つぎの数11の2式の演算から、
インバータ4の交流出力の2相電圧Va,Vbそれぞれに
ついてのPI制御の積分制御電圧VaI,VbIを求める。
なお、式中のIGは設定された積分定数である。
【0058】
【数11】
【0059】そして、数10の2式の制御電圧Vap,V
bpと数11の2式の制御電圧VaI,VbIとを相毎に加算
し、2相電圧Va,VbのPI制御に基づく、数12の2
式の相毎の制御誤差(電圧制御ゲイン)VapI,VbpI
求める。
【0060】
【数12】
【0061】つぎに、ステップB4 により、出力電圧指
令値VACに制御誤差VapI,VbpIそれぞれを加算し、つ
ぎの数13の2式に示す2相電圧Va,Vbの個別の制御
指令値(振幅制御値)Va・ref’,Vb・ref’を求めて決
定する。
【0062】
【数13】
【0063】そして、位相情報θに基づく数7の2式と
同様のつぎの数14の2式の演算から、制御指令値V
a・ref’,Vb・ref’それぞれに位相情報θを加えた制御
指令値Va・REF’,Vb・REF’を求める。
【0064】
【数14】
【0065】さらに、制御指令値Va・REF’,Vb・REF
に、数8の式と同様のつぎの数15の式の2相/3相の
変換を施し、従来の指令値Vu・REF〜Vw・REFに相当する
定電圧制御の3相制御指令値Vu・REF’,Vv・REF’,V
w・REF を得、この3相制御指令値Vu・REF’〜
w・REF’を出力回路5cに供給する。
【0066】
【数15】
【0067】そして、出力回路5cにより指令値V
u・REF’〜Vw・REF’に応じたパルス幅の3相の駆動パル
スを形成してインバータ4の各相の半導体スイッチ6を
スイッチングする。
【0068】このとき、インバータ4の交流出力の電圧
は3相全体が指令値VACの電圧に定電圧制御されるだ
けでなく、数6の式と数13の式との比較からも明らか
なように、従来の3相一括制御では2相電圧Va,Vb
制御指令値Va・ref,Vb・refが同一であるのに対して、
本形態では2相電圧Va,Vbの制御指令値Va・ref’,
b・ref’が3相の相毎の電圧誤差に起因した2相電圧
a,Vbの制御誤差Va pI,VbpI によって異なること
から、各相の電圧も平衡するように定電圧制御される。
【0069】そのため、自立給電母線15に単相負荷2
1を直接接続しても、負荷不平衡に基づくインバータ4
の交流出力の3相不平衡が自動的に防止され、従来のス
コット結線変圧器20を省いて自立運転時の安定した負
荷給電が行える。
【0070】なお、インバータ4の交流出力が3相20
0Vの場合に、自立給電母線15に200Vの3相負荷
と100Vの単相負荷とを接続するときは、図3に示す
ように、母線15の例えばV,Wの2相を単相給電に利
用し、この2相に単巻の200V/100V変換用の単
相変圧器23の1次側を接続し、その2次側出力を単相
負荷21’に給電すればよい。
【0071】また、インバータ4の交流出力が3相20
0Vで、自立給電母線15に接続する負荷が全て100
Vの単相負荷のときは、図4に示すように、自立給電母
線15の例えばV,Wの2相を各単相負荷21’を直接
接続すればよい。
【0072】そして、本発明は、直流電源が蓄電池や燃
料電池等の他の電源の場合にも同様に適用することがで
きる。
【0073】
【発明の効果】本発明は、以下に記載する効果を奏す
る。災害等で系統が停電する自立運転時、インバータ4
の3相交流出力の3相/2相変換により得た2相電圧に
基づき、インバータの交流出力の実効値を、3相一括の
演算でなく、3相/2相変換後の2相電圧の相毎に演算
で求めることができる。
【0074】さらに、インバータ4の交流出力の電圧指
令値と、前記2相電圧の相毎の実効値それぞれとの差の
2相の電圧誤差に基づき、前記2相電圧の相毎に個別
に、インバータ4の定電圧制御の制御誤差を求めること
ができ、両制御誤差は、インバータ4の交流出力の各相
電圧の電圧指令値からのずれに応じて種々に変化する。
【0075】そして、両制御誤差に基づき、前記2相電
圧の相毎の制御指令値が決定され、この制御指令値の2
相/3相変換により、インバータ4の交流出力の制御指
令値が相毎に個別に求められ、これらの制御指令値に基
づいてインバータ4の自立運転が制御される。
【0076】そして、前記2相電圧の相毎の制御誤差に
基づき、インバータ4の交流出力の各相の電圧がそれぞ
れの変動に追従して個別に定電圧制御され、その結果、
インバータ4の交流出力が制御指令値の電圧に定電圧制
御されるため、インバータ4の交流出力が、3相全体と
して定電圧制御されるだけでなく、相毎にも定電圧制御
される。
【0077】したがって、自立運転時、スコット結線変
圧器等を用いることなく、簡単かつ安価に、インバータ
4の3相交流出力の単相負荷への給電に基づく電圧不平
衡を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の1形態の自立運転制御のフロー
チャートである。
【図2】図1の自立運転制御を行う太陽光発電装置のブ
ロック結線図である。
【図3】図2の自立給電母線に200Vの3相負荷と1
00Vの単相負荷とを接続するときの結線図である。
【図4】図2の自立給電母線に100Vの単相負荷のみ
を接続するときの結線図である。
【図5】従来例の太陽光発電装置のブロック結線図であ
る。
【図6】図5の一部の詳細な構成を示した単線結線図で
ある。
【図7】図6の自立運転制御のフローチャートである。
【符号の説明】
1 太陽電池 4 インバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5G066 GA01 GB02 5H007 AA07 AA17 BB07 CA01 CB04 CB05 CC03 CC23 DA03 DA06 DB02 DB07 DB12 DC04 DC05 5H420 BB12 CC03 DD04 EA11 EA45 EB25 EB39 FF03 FF11 FF22 FF23 FF25

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽電池等の直流電源をインバータによ
    り3相交流出力に変換する分散型電源装置が系統から切
    離されて自立運転で動作し、前記交流出力を定電圧制御
    して負荷に給電するときに、 前記交流出力の検出電圧を3相/2相変換により2相電
    圧に変換し、 前記2相電圧の相毎の実効値を演算し、 前記交流出力の電圧指令値と前記2相電圧の実効値それ
    ぞれとの差から前記2相電圧それぞれの電圧誤差を求
    め、 前記2相電圧の電圧誤差それぞれに基づく前記定電圧制
    御の2相の制御誤差を求め、 前記電圧指令値に前記2相の制御誤差それぞれを加算し
    て前記2相電圧それぞれの制御指令値を決定し、 前記2相電圧の制御指令値の2相/3相変換により前記
    インバータの前記定電圧制御の3相制御指令値を形成す
    ることを特徴とする分散型電源装置の自立運転制御方
    法。
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Cited By (5)

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